【2代目・後期型】ダイハツ ムーヴ・エアロダウンRS(L900S/L910S型)

ムーヴ

ムーヴはダイハツのワゴン型軽自動車。エアロダウンRSは2代目のL910S型に設定されていたもうひとつのスポーティー&上級モデルである。

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画像参照元:Goo-net

概要

1998年10月にフルモデルチェンジし2代目となったダイハツ・ムーヴ。

2代目では1998年の軽自動車新規格に対応し、初代がベースながらもボディがひと回り拡大した。ノーマルムーヴのデザインは内外装ともにイタルデザイン(ジウジアーロ)が手掛けたことでも有名だ。初代のムーヴではベースとなったミラの派生感の強い内外装だったが、2代目ではこれを払拭。外観ではベーシックながらも飽きのこないスタイリッシュ感を併せ持ち、インテリアも専用設計で全体的に質感がアップしている。

初代のムーヴでは後にカスタムモデルが追加設定となったが、2代目からはカスタムモデルを同時設定。ただし、ノーマルモデルはイタルデザインのものだが、ムーヴカスタムではノーマルをベースにダイハツ社内によるアレンジとなっている。

ムーヴカスタムは、ノーマルムーヴをベースに外観をスポーティーに仕立てたモデルで専用丸目ヘッドライトにアルミホイール、フロントアンダースポイラー、サイドアンダースポイラー、リアアンダースポイラーにルーフスポイラーのフルエアロ仕様とし、サスペンションもカスタム用のローダウンサスペンション(※エアロダウンカスタムグレード)を標準装備。

内装もブラック系でスポーティーに仕立てたモデルである。特に2代目からは外観がきっちりと差別化され、「やんちゃな軽ワゴン」というイメージが強くなった。

エンジンは新型の3気筒エンジン(NA&ターボ)に加え、最上級グレードではダイハツの名機とされる「JB-DET型」直列4気筒のDOHCインタークーラー付きターボエンジンを設定。

安全技術としては衝突安全ボディ(TAF)の採用、デュアルSRSエアバッグ、ブレーキアシスト付きABS(オプション設定)、一部グレードではABSとTCS(トラクションコントロールシステム)、横滑り防止装置の3つを組み合わせたDVSをオプション設定するなど初代よりもかなりの安全性の向上を果たしている。

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2代目・後期型ムーヴ(L900S/L910S)・エアロダウンRSの特徴と違い

その2代目ムーヴカスタムに2001年1月。それまでのスポーティなムーヴカスタムとは別のもうひとつのスポーティなグレードが追加された。それがこの「エアロダウンRS」である。

現行のムーヴはノーマルでオーソドックスな顔つきの無印ムーヴ(表ムーヴ)とスポーティな外装が特徴のムーヴカスタム(裏ムーヴ)の2本立てだが、2代目ムーヴカスタムの後期型ではカスタムモデルを2種類設定していた。

新たに設定された「エアロダウンRS」では2代目ムーヴカスタムとは異なる大型丸目ヘッドライトにディスチャージヘッドライトを標準装備。専用大型エアロフロントバンパーに大型ダーククロムメッキグリル、大型ハロゲンフォグランプ、専用サイドストーンガード(サイドアンダースポイラー)、専用フードエアスクープ、専用14インチアルミホイール、専用リアコンビランプ、専用バックドア&デカールを新設定。

内装ではLEDブルー照明付きスピードメーター(2WDのみ)、専用シート生地、専用生地織込み成形ドアトリム、黒ウッド調メーター&センタークラスター、LED照明付前席マルチホルダーを標準装備し、ムーヴカスタムとは内外装で差別化を行なったスポーティなモデルとなっている。

エクステリア

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フロントデザイン。2代目ムーヴカスタムはフロントに丸目ヘッドライトを2個並べた特徴的な顔つきだったが、このエアロダウンカスタムでは大きな丸目ヘッドライト1個とヘッドライトと同じぐらい大きなフォグランプをすぐ下のバンパーに配置するのが大きな特徴だ。

水平基調のグリルも大きな特徴で、ノーマルのムーブとも、ムーブカスタムとも違う外観が個性的だ。標準でディスチャージヘッドランプ(ハイロー共用)が装備され、当時としてはかなり目新しかっただろう。

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サイドから。横からの見た目は2代目ムーヴカスタムと同じ。先代の特徴を受け継いだワゴンタイプだ。

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足元は専用デザインの14インチアルミホイールを標準装備。

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リア。コンビランプはエアロダウンカスタム専用のもの。これ以外にも純正でクリアーテールが存在する。

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ここらへんはムーヴカスタムと同じだ。縦長のコンビランプとハイマウントストップランプ付きリアウィングで勇ましさが出ている。

エンジン・機能

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搭載されたエンジンはエンジンはEF型3気筒DOHC自然吸気エンジンとEF型3気筒DOHCインタークーラー付きターボ、JB型4気筒DOCHインタークーラー付きターボの3種類。

デビュー当初は4気筒ターボの設定がなかったが、2001年10月マイナーチェンジで「エアロRS-XX」グレードとして新規に設定された。トランスミッションは4ATのみで、駆動方式はFFか4WDだ。エンジン特性は以下の通り。

————————————————————–
EF型3気筒DHOC自然吸気エンジン:
最高出力58ps(43kW)/7600rpm、最大トルク6.5kg・m(64N・m)/4000rpm
EF型3気筒DHOCインタークーラー付きターボ:
最高出力64ps(47kW)/6400rpm、最大トルク10.9kg・m(107N・m)/3600rpm
JB型4気筒DHOCインタークーラー付きターボ:
最高出力64ps(47kW)/6000rpm、最大トルク10.9kg・m(107N・m)/3200rpm
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インテリア

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インパネ。設計年度が古いため通風口あたりに古臭さを感じる。

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3気筒ターボのRSリミテッドには「ステアシフト」という、ステアリングを握った状態で変速可能な今で言うスポーツシフトのような装備が付いている。4気筒ターボにはこのステアシフトは無い。

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ステアシフトの動作スイッチ。

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スピードメーター。デザインは2代目後期型ムーヴカスタムと同じだが、FFモデルでは照明にブルーLEDを採用。夜間点灯時は青くスポーティに光る。

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フロントシートはペンチシートタイプ。エアロダウンRS専用のシート表皮となる。

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リアは3代目以降のムーヴと比べると少し狭め。スライド機構を備える。

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その分ラゲッジルームは比較的広く取られている。

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後部座席は3段階に折りたたむことで、荷室が拡大する。

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こちらは完全にシートを畳んだ状態。

まとめ

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ムーブエアロダウンRSは、2代目ムーブの中でも異色のモデルでその個性的なフロントが特徴だ。

以後のムーブには設定されず、2代目のみとなっている。マルチリフレクターによるキラキラ感から古さはあまり感じないだろう。ムーヴで丸目を強調したモデルはそれ以降も存在(ムーヴラテ クールなどが相当)するが、スタイリッシュ感はこの2代目のエアロダウンカスタムが上で、年式は相当数経過しているものの今見てもバランスのとれた良いデザインである。

また値段も手頃で台数もないから希少性&所有満足感は高い。ただし、10万キロ超の個体が多いのでできれば根気よく探して低走行の1台を探したいところだ。

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