【テリー伊藤コラボの特別仕様車】ダイハツ ネイキッド-@1.(アットワン)(L750S/L760S型) | シン・軽自動車マニア

【テリー伊藤コラボの特別仕様車】ダイハツ ネイキッド-@1.(アットワン)(L750S/L760S型)

ネイキッド

ネイキッドはダイハツのクロスオーバーSUV型軽自動車。ダイハツ ネイキッド-@1.(アットワン)は前期型ネイキッドに設定された「テリー伊藤」プロデュースの特別仕様車である。

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画像参照元:カーセンサー

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概要

1999年にデビューしたダイハツのネイキッド。ネイキッドの特徴は大きな丸目ヘッドライトもさることとながら、ボディ全体が無骨感にあふれているのが最大の特徴である。

これは本来であればボディ下に隠す部分をあえてむき出しにすることによって独特の個性と修理時の利便性をもたせたものである。車名の「ネイキッド」はこのことの由来している。

パッケージングは立体駐車場に入庫可能な1,550mの全高とし、ほぼ直角に開くサイドドアや大口径ハッチバックドアを採用。

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リアシートを簡単に取り外し可能とした超低床フロアにより1,095Lの荷室容量を確保。助手席は軽バンのような前倒し機構を採用し、2.1mまでの長尺物を積載可能とした。

画像参照元:カーセンタサー(アクティブカーズ)

エクステリアは箱型ボディにタフさやシンプルさを感じるデザインを融合。むき出しの留具が特徴的なバンパーやグリルに、ドアヒンジなどワイルド感も感じさせるエクステリア。

インテリアは軍用車のような個性的かつ直線基調のワイドストレートインパネとフロントコンソール、フローティングホーン式4本スポークステアリングインパネに抗菌インテリアを採用。

使い勝手もバーエンドキャッチャーが4つ。Cピラー埋め込みナットが6箇所。リアハッチバック内側にもナットを2箇所埋め込んでフリーアレンジ可能なインテリアとした。さらに汚れても拭き取りやすい撥水シート生地とラゲッジスペースにはイージーケアマットを標準採用。

安全装備としてボディは衝突安全ボディのTAFを採用し、横滑り防止装置のDSVとブレーキアシスト付ABSをオプション設定。SRSエアバッグはグレード別に標準装備とした。

エンジンはツインカムDVVTのEF-VE型とEF-DET型ターボエンジンの2種類を設定。これに4ATまたは5MTを組合せた。

快適装備はキーフリーシステムをオプション設定。スクロールエアコン、パワステ、パワーウィンドウ、パワードアロックは全グレードに標準装備する。

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特別仕様車 ネイキッド-@1.(アットワン)の特徴とベースモデルとの違い

そのネイキッドは2000年12月のマイナーチェンジでテリー伊藤とコラボレーション(テリーが伊藤プロデュース)した特別仕様車を追加した。それがこの「ネイキッド-@1.(アットワン)」というモデルである。

@1は同時期に追加された「ネイキッド ターボX」グレードをベースにテリー伊藤プロデュースの元、外観や内装をゼブラで架装しネイキッドをより個性的に仕立てた1台。

エクステリアでは専用大型サイドデカール、専用センターグリル、メッキヘッドランプ、メッキアンダーカバー(フロント&リア)、専用マーク(デカール)をサイドとリアに貼り付け、専用ホログラム(ドクロ&サイン入り)をサイドに貼り付け。

インテリアではゼブラパターンの専用撥水シート表皮、メタル調インパネ、専用ドアロックノブを。

機能装備ではタイヤパンク応急修理セット(スペアタイヤレス仕様)、2DIN CD/MD・AM/FM付ステレオ(カロッツェリア)&16cmフロントスピーカーを標準装備とし、内外装で個性的なモデルに仕上がっていた。

エクステリア

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フロントデザイン。ベースは「ネイキッド ターボX」がベース。アットワン仕様としてメッキヘッドランプリング、メッキアンダーカバー、専用メッキグリルで個性やスタイリッシュ感を演出。

特にクロカン系でお馴染みの「アンダーカバー」が最初から付いているのがポイントで、クロスオーバーSUVな雰囲気を醸し出している。

ベース同様にヘッドライトはディスチャージヘッドライト(ハイロー切り替えタイプ)が標準で備わる。

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サイド。@1最大の特徴がここで、専用のゼブラデカールを装着。カスタムカーで見られる派手なデカールを特別仕様車として純正採用した。

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フェンダー下部にはテリー伊藤のサインとホログラムマークが付いている。ボディカラーはブラックマイカとシルバーメタリックの2種類を設定。

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リア。アットワン仕様としてリアのメッキアンダーカバーとホログラムマークが付く。

エンジン・機能装備・安全装備など

エンジンは3気筒のターボエンジンのみ。

EF-DET型直列3気筒インタークーラー付きDOHCターボエンジンの最高出力は64ps(47kW)/6400rpm、最大トルクは10.9kg・m(107N・m)/3600rpm。

トランスミッションは4ATのみで駆動方式はFFまたは4WDとなる。この構成はベースのターボXと同じだ。

運転席&助手席エアバッグを標準装備し、ABSはオプション設定。

インテリア

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インパネ。@1専用としてインパネガーニッシュはメタル調となっている。

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スピードメーター。このあたりりはベースと共通で盤面発光メーターを採用。

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フロントシートはセパレートタイプ。@1専用のシートとなり外装でも用いられていたゼブラをあしらった専用撥水シート生地となっている。

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リアシートも同様にゼブラパターン。

まとめ

ネイキッドの@1は軽の特別仕様車としても珍しい芸能人のテリー伊藤とコラボレーションした軽自動車である。

ノーマルの露骨な外観に加えゼブラパターンによりよりワイルド感が増しており、非常に個性的な1台となっている。

デビュー当初はそのセンスが時代を先走り過ぎたのか、特別仕様車ともあって価格も高くあまり売れなかった。が、20年近く経過し軽クロスオーバーSUVが人気となる中、再評価されても良いぐらいの個性を持つ特別仕様車である。

ただし、カスタムカーのような奇抜な外観は万人受けするものではなく、好き嫌いがはっきりする。本当に個性を求めたい人向けといった感じだろう。

中古市場ではその奇抜な外観が影響したのか、めったに見かけない超レアモデルとなっている。

中古価格はかつては激安モデルだったが、近年のネイキッド再評価により価値が上昇。プレミアム価格のような、そこそこ値段が付く価格帯となっている。見つければレアモデルといえよう。

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