【初代 特別仕様】スズキ パレットSW リミテッドⅡ(MK21S型) | シン・軽自動車マニア

【初代 特別仕様】スズキ パレットSW リミテッドⅡ(MK21S型)

パレット

パレットはスズキのトールワゴン型軽自動車。パレットSWはそのスポーティーモデルである。本稿では特別仕様車の「リミテッドⅡ」を扱う。

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画像参照元:Goo-net
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概要

2009年9月に登場したスズキ・パレットSW。先にデビューしていたパレットのカスタム的なモデルで、専用の内外装が与えられたスポーティモデルでもある。

エクステリアはシャープさや立体感を強めた専用ヘッドライトにスケルトン構造の専用グリル、バンパーもエアロ形状とし、大開口のロアグリルとした。

また、ヘッドライトもディスチャージヘッドライトを標準で採用し、かつリアコンビランプも専用のスモークタイプを採用、細部まで差別化を行った。

インテリアではダークグレーのインパネやドアトリム、ブラック調のシート表皮などで上級感を与えた。

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エンジンはK6A型を採用し、副変速機構付CVTを新たに採用するなど走り(発進加速、追い越し加速)や燃費も向上させた。

便利装備としてはバックモニター付きCDプレイヤーをオプション設定。別売りのUSB接続延長ケーブルとつなげることでiPodなどと連携可とした。

ボディカラーもカスタムモデルらしく、パレットSW専用色としてパールホワイト、ルナグレーパールメタリックなど全6色を設定した。

なお、スポーティモデルがパレットSWに移行したことにより、標準パレットにあったパレットTやパレットTSが一時消滅。

後に復活するもスポーティな装備がなされることは無かった。そのため2009年9月のパレットSW登場以降は、パレットSWがスポーティなカスタムモデルとしての位置づけとなった。

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パレットSW(MK21S)リミテッドⅡの特徴とリミテッドとの違い

リミテッドⅡの特別装備

そのパレットSWに2010年11月、「リミテッド」という特別仕様車が設定された。

外装にブラック系のパーツをまとい、内装でも専用のファブリックシートやドアトリムクロスなどノーマルとは味違った見た目のモデルであった。

その1年後の2011年11月には再び特別仕様車が設定。それが本稿で扱う「リミテッドⅡ」である。

エクステリアではインナーブラックのディスチャージヘッドライト、インナーブラックのスケルトンメッキグリル、ガンメタ塗装の専用アルミホイールを。

インテリアでは

  • 専用のシルバースティッチ入りラックススエードシート表皮
  • シルバースティッチ入り本革巻ステアリングホイール
    (一部ピアノブラック調、オーディオスイッチ付)
  • 8スピーカー
  • ルーフスピーカーにはイルミネーション青色LED

を採用。

ボディカラーにはリミテッドⅡ専用色となる「スーパーブラックパール」を含めた全6色を設定。

そして便利装備として両側パワースライドドアを標準装備とし、内外装をスタイリッシュに。かつ機能装備を加えて上級な雰囲気とした特別仕様車となっていた。

パレットSW リミテッドとリミテッドⅡとの違い

リミテッドとの違いは両側パワースライドドアの有無と内装の違い。

リミテッドⅡはリミテッドのバージョンアップ版となり、リミテッドの仕様に加えリミテッドでは左側後方のみパワースライドドアだったのに対し、両側スライドドアを標準装備。

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リミテッドⅡのラックススエードシート

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リミテッドのシート(ファブリックタイプ)

また、シート表皮も生地にラックススエードを採用し質感を向上。本革巻ステアリングホイールにはシルバースティッチが入り特別仕様車としてリミテッドよりも豪華な仕様となっている。

【初代 特別仕様】スズキ パレットSW リミテッド(MK21S型)

エクステリア

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フロントデザイン。自然吸気エンジンモデルのXSグレードをベースとし、リミテッド同様にブラックメッキヘッドランプとブラックメッキフロントグリル(スケルトンタイプ)を採用。ノーマルにはないブラック系の精悍さを表現した。

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プロジェクター式のディスチャージヘッドライト。ノーマルではメッキでキラキラしていたが、リミテッドⅡではブラックメッキを用い目元を強調したスポーティーなフロントとしている。

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サイドから。ベースモデルと既装備のLEDターンランプ付きドアミラーを標準装備。リミテッドⅡではさらに両側スライドドアも標準装備される。

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ガンメタリック塗装の専用14インチアルミホイールを備える。ボディカラーは特別設定のスーパーブラックパールを含めた全6色。

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リア。このあたりはベースと同じだ。

エンジン・機能装備・安全装備など

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エンジンは3気筒の自然吸気エンジンのみ。最高出力は54ps(40kW)/6500rpm、最大トルクは6.4kg・m(63N・m)/3500rpm。

リミテッド系のグレードではターボモデルが設定されないことがほとんどだが、このパレットSWリミテッドもその慣例どおりである。トランスミッションはCVTのみで駆動方式はFFまたは4WD。

安全装備としてはブレーキアシストとEBD付きABSを標準装備。運転席と助手席エアバッグも標準装備となるが、自動ブレーキ類は一昔前の世代なので特に無し。

インテリア

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インパネ。ルーフスピーカーは青色LEDのイルミネーションを採用し、標準で8スピーカー仕様。ステアリングはシールバーステッチに一部ピアノブラック調でオーディオスイッチ付きの本革巻ステアリングホイール。

プッシュ式のエンジンスタートシステムを備え、盗難防止装置のイモビライザー付き。

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さらにメーカーオプションでバックモニター付きCDプレイヤーが設定される。エアコンはオートエアコン。

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スピードメーターはノーマルと共通。自発光式メーターで夜間は非常に見やすい。エコドライブインジケーターも備わる。

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フロントシートはベンチシートタイプ。リミテッドⅡではシートがリミテッドから変更され、ラックススエードを用いた上質な肌ざわりの専用シート表皮となっている。シルバーステッチも施され軽自動車にしてはかなり豪華だ。

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リアシート。スライド機構を備え足元とラゲッジルームの幅を調節可能だ。

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ラゲッジルーム。

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リアシートを倒した状態

まとめ

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パレットSWのリミテッドⅡは上級で使い勝手を良くしたリミテッドのバージョンアップ版となり、リミテッドの特別装備に加えて両側スライドドアとラックススエードシートなどより豪華な装備が特徴だ。

ターボが無い点がネックだが、街乗りオンリーであればまぁ十分であり、その広い室内空間からくる使い勝手の良さはパレット同様に特筆すべき点で、これに加え見た目も機能性も良いモデルとしてこの手が欲しい人には魅力でな1台である。

中古市場では年数経過もあって買いやすい価格帯に落ちてきている。標準モデルのパレットよりは若干高いが、人気の初代N-BOX中古よりは買いやすい価格帯となっており、両側電動パワースライドドアや上質なシート表皮、ディスチャージヘッドライトなど装備が豪華なので一考の価値アリなモデルといえよう。

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