オッティは日産のワゴン型軽自動車。三菱・eKワゴンのOEMモデルで、「ライダー 10thアニバーサリー」はその特別仕様車である。
2005年1月に三菱のeKワゴンのOEM供給を受け誕生した日産のオッティ。OEMモデルでありながらフロントデザインを日産専用デザインでデフォルメし、ベースとは少し異なる外観が特徴の軽自動車であった。そのオッティは2006年10月にフルモデルチェンジし2代目となった。ベースのeKワゴンより1ヶ月遅れの登場で先代同様に専用デフォルメがなされ日産らしさを強調した軽自動車となっていた。そして2006年12月には日産の軽自動車としては初となるオーテックジャパンによるカスタムカー「オッティ ライダー」が登場。普通車で設定されていたライダーをオッティに適用したもので、流れるようなデザインの専用グリルと専用バンパーにより「軽自動車版ライダー」を表現したモデルとなっていた。そのライダーは2007年にライダー仕様の初登場から10周年を記念したモデルを設定する。それが「ライダー 10thアニバーサリー」である。
ライダー 10thアニバーサリーでは専用のスモークフロントグリルに10thアニバーサリーエンブレム、10thアニバーサリーサイドグラフィック、専用メッキプレート、専用フロアカーペットなど10周年記念にふさわしくオッティ・ライダーをワンランクレベルアップさせた特別仕様車となっていた。
フロントグリル。ライダーでは専用のメッキグリルが装着されるが10thアニバーサリーではさらにスモークタイプに変更。ただ単にキラキラと光るのではなくスモークタイプで若干の渋さを演出した。フロントバンパーはノーマルライダーと同じで専用メッキバンパーとなる。
サイド。写真の物は消えてしまっているがリアドア右下に「Rider 10thAnniversary」のサイドグラフィック(デカール)が装着される。
足元はライダー専用のアルミホイールとなる。
リア。こちらも消えてしまっているがリアハッチ右下のRiderエンブレム部分には10thの文字が加わる。コンビランプはベース同様クリアータイプでストップランプはLEDタイプ。
エンジンは3G83型の3気筒SOHC自然吸気エンジンまたはインタークーラー付ターボ仕様の2種類。自然吸気エンジンでは最高出力は50ps(37kW)/6500rpm、最大トルクは6.3kg・m(62N・m)/4000rpmを発生。ターボエンジンは最高出力64ps(47kW)/6000rpm、最大トルク9.5kg・m(93N・m)/3500rpm。トランスミッションは4ATのみで駆動方式はFFまたは4WDとなる。
インパネ。内装はノーマルライダーとほぼ同じ。
ステアリングは本革巻きタイプ。
スピードメーターはノーマルと同じセンタータイプ。
フロントシートはセパレートタイプ。ライダー用のブラック&グレーカラーのシート。10thアニバーサリー仕様としてフロントのみ専用のライダーロゴ入りキッキングプレートが付く。また、フロアカーペットもRiderロゴ入り専用品が付く。
ラゲッジルーム。
リアシートを倒した状態。
オッティライダー 10thアニバーサリーは豪華で存在感のあるライダーをワンランクレベルアップさせた特別仕様車である。オッティライダー自体が希少車だが、これはその特別仕様車ということでさらに希少なモデルだ。現行の日産軽自動車の中にもライダーシリーズ(デイズライダーおよびデイズルークスライダー)は存在するが、コンパクトにまとまったオッティベースのライダーという点は現行にない部分で、特に初代~2代目eKワゴンのデザインが好きな人にとっては魅力的なモデルとなるだろう。
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