【初代 後期型 特別仕様車】スズキ アルトラパン Gエディション(HE21S型・6型) | シン・軽自動車マニア

【初代 後期型 特別仕様車】スズキ アルトラパン Gエディション(HE21S型・6型)

アルトラパン

アルトラパンはスズキのハッチバック型軽自動車。「Gエディション」は初代HE21S系の後期(6型)に設定された特別仕様車である。

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出典:Goo-net
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初代 アルトラパンとは?

2002年1月登場のスズキ・アルトラパン

同社のベーシックな軽乗用車、アルトの派生モデルとした誕生したこのクルマはそれまでの軽乗用車にありそうでなかった個性的な丸みを帯びた箱型フォルムの外観と、家電や家具を意識した親しみやすい室内空間が特徴の軽乗用車である。

アルトラパンが登場した時代では同社のワゴンR、ライバルのダイハツ・ムーヴをはじめとするトールワゴンが全盛期となる中、アルトラパンは広さを最優先ではなく内外装のデザインを重視し若い女性をメインターゲットとすることで大ヒットした。

その後もマイナーチェンジやフルモデルチェンジを重ね15年以上続く息の長いモデルとなっている。

ボディカラーも当時としては珍しく12色もの種類を設定。この初代からルーフをホワイトに塗装したツートンルーフを設定したり、内装色も2色設定することで、カラーリングにこだわる若者を意識。

インパネもそれまでのスズキ車(特にアルト)とは異なるファッショナブルなデザインで洗練されていた。

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出典:Goo-net

エンジンはアルトやワゴンRで実績のあるVVT機構付きのK6A型エンジンを採用。安全面でも64km/hオフセット前面衝突にも対応した、軽量衝撃吸収ボディーTECT(テクト)を採用。

これ以外に運転席&助手席にSRSエアバッグとシートベルトフォースリミッター、シートベルトテンショナーを標準装備。ABSもオプション設定するなど安全面でも装備を充実化していた。

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初代ラパン・Gエディションとは?特別装備や違いなど

その初代ラパンに2007年5月。専用インパネや花柄のシート表皮とドアトリム表皮を採用し、上質な内外装とした特別仕様車を設定した。それがこの「Gエディション」である。

Gエディションは5型に設定された「GセレクションⅢ」の後継に相当するモデルで、外装では「フロントメッキグリル」、「メッキアウトサイドハンドル」、「アルミホイール」を標準装備。

内装では「緻密なリーフ柄を施したベージュ基調の専用インパネ」に「花柄・ベージュ色とブラウンを組み合わせた専用シート表皮&ドアトリム表皮」を与え内外装でオシャレな雰囲気を与えた特別仕様車となっていた。

【初代 後期型 特別仕様車】スズキ アルトラパン GセレクションⅢ(HE21S型・5型)

エクステリア

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出典:Goo-net

フロントデザイン。ベースグレードは最廉価のGグレード。これにGエディション仕様としてメッキグリルが与えられた。

このメッキグリルはノーマルタイプの外縁をメッキ加工した程度のものだが、それ以前の特別仕様車のメッキグリルとは異なるデザインで新たな雰囲気が与えられている。

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出典:Goo-net

サイド。Gエディションではメッキアウトサイドハンドルを標準装備とし、精悍な雰囲気とした。

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足元はGエディション仕様として13インチアルミホイールを標準装備(ベースのGグレードではフルホイールキャップ)。

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リア。後期型ベースのためコンビランプはクリアータイプとなる。専用エンブレムは特になし。

エンジン・機能装備・安全装備など

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エンジンはK6A型直列3気筒DOHC自然吸気エンジンのみ。

最高出力は54ps(40kW)/6500rpm、最大トルクは6.4kg・m(63N・m)/3500rpmを発生。ターボエンジンの設定はなし。

トランスミッションは4ATのみで駆動方式はFFまたは4WD。Gグレードベースだが4輪ABSも標準装備とした(本来はオプション設定)。

インテリア

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インパネ。Gエディション仕様として緻密なリーフ柄を施したベージュ基調の専用インパネを採用。ベースモデルにはないファッショナブルな雰囲気とした。

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ステアリングはウレタンステアリングホイール。

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スピードメーターもベースと同じ。

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エアコンはGグレードベースのためマニュアル式タイプ。

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フロントシートはベンチシートタイプ。Gエディション仕様としてベージュ(花柄)とブラウンのツートンカラーとなる。

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ドアトリム表皮もGエディション仕様としてシートと同じ花柄のベージュカラーとなる。

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リアシート。スライド機構は非装備。

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ラゲッジルーム。6型の一部改良で最廉価のGグレードも左右分割式シートに変更された。

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出典:Goo-net

リアシートを倒した状態。

まとめ

初代ラパンの最終モデル(6型)に設定された特別仕様車、「Gエディション」は最廉価のGグレードをベースに外装ではフロントメッキグリル、メッキアウトサイドハンドル。

内装では専用の花柄インパネにシート表皮&ドアトリム表皮を与えファッションナブルな雰囲気を与えた特別仕様車である。

この特別装備でありながらベースグレードを最廉価の「Gグレード」としたため、その価格は(メッキグリル、メッキアウトサイドハンドル、アルミホイール、ABS、専用インパネ、専用シート&ドアトリム表皮分で)約10万円アップの110万円からとかなり買いやすい価格設定となっていた。

中古市場では特別仕様車とあってそれほどタマ数は多くないが、標準モデルとは異なる専用装備によりスタイリッシュ感の高い部分は魅力的である。

ただし、ベースモデルがGグレードのためエアコンがマニュアル式となるなど細かな部分もこだわりたい人は少し注意されたい。

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