ハスラーはスズキのクロスオーバーSUV型軽自動車。JスタイルⅡは2022年5月に設定された特別仕様車である。本稿では2代目のMR52SおよびMR92S型に設定されたJスタイルⅡを扱う。
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2代目 スズキ・ハスラーとは?
2020年1月にフルモデルチェンジし、2代目となったスズキ・ハスラー。約6年ぶりとなる全面改良では外観はより個性が強くなりひと目でハスラーとわかるデザイン変化し、これ以外には
- 使い勝手を向上させたリヤシートスライド
- タイプラゲッジアンダーボックスの採用
- さらなる自動ブレーキの強化
- 新世代プラットフォーム「ハーテクト」の採用
- 新開発エンジン
- 新開発CVT
- マイルドハイブリッドの全グレード採用
などフルモデルチェンジに相応しい内容となっている。
①個性的でタフさや力強さを感じさせるエクステリア
エクステリアではハスラーのアイデンティティーである丸形ヘッドライトとスクエア基調のグリルを踏襲しつつ、フードの角を上げて厚みのる顔を表現。
ピラーは先代よりも立ててロングルーフにスクエア型の大きなキャビンとし、ピラーとボディ同色としピラーの存在をしっかり見せることで力強く頑丈なイメージに。
リアにはリアクォーターガラスを配置し後方視界を確保。さらにクロスカントリー車にみられるような斬新な2トーンカラーを採用した。
インテリアではタフと機能的、遊び心を刺激するような先進的かつワクワクするデザインとした。
インパネは特徴的な3連インパネカラーガーニッシュを採用。スピードメーターにはスズキ初の4.2インチカラー液晶メーターを採用。
インパネとドアトリムには車体色に対応した3色(バーミリオンオレンジ、デニムブルー、グレーイッシュホワイト)を採用し、シートは縞鋼板柄のシート表皮にインパネと同じ3色のカラーアクセントを採用した。
ボディカラーはガンメタリック2トーン仕様車に、新色の「バーミリオンオレンジ」、「デニムブルーメタリック」を含めた全11色を設定。
②パッケージング
新世代ハーテクトを採用し、ボディ剛性を高めつつ先代に比べホイールベースを35mm延長。後部の足元空間を確保しつつ前席は左右乗員距離を30mm拡大。
また悪路走破性能も最低地上高が180mmにアプローチアングルを1度アップの29度。
デパーチャーアングルを4度拡大し50度として先代よりもアップ。そのうえでホイールベースが延長しつつも最小回転半径は先代と同じく4.6mに押さえている。
ラゲッジスペースは荷室側からも操作可能なスライド用ストラップを新規採用。先代同様にラゲッジスペースは汚れても拭き取りやすい素材を採用し、荷室下には防汚タイプのラゲッジスペース採用した。
③パワーアップしたスズキ・セーフティサポート
自動ブレーキ関連では夜間の歩行者検知も可能なステレオカメラ方式の衝突軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」に加え誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシスト、一時停止のの認識を追加した標識認識機能を採用した。
また、ターボ車(ハイブリッドXターボ、ハイブリッドGターボ)には全車速での追従機能を備えたアダプティブクルーズコントロールと車線逸脱抑制機能をスズキの軽自動車としては初採用した。
さらにメーカーオプションとして「全方位モニター付メモリーナビゲーション」を設定。全方位モニター用カメラを採用して周囲360°を立体的に確認できる「3Dビュー」を中央部の液晶パネルに表示してドライバーに表示する。
これに自車の前方および後方から人や物が自車に近づいてくることをお知らせする「左右確認サポート機能」も搭載。さらにシフトレバーをリバースからドライブに切り替えた際に自動でフロント映像に切り替わる「フロントビュー自動表示機能」も備わる。
④鍛え上げた走行性能と快適性能
エンジンは自然吸気エンジン仕様では新開発R06D型エンジンを採用。スズキ軽初のデュアルインジェクションシステムを採用し燃焼効率を高めて燃費性能アップと軽快な走りを実現した。
さらにスズキ軽初のクールドEGR採用でノッキングの発生を抑えて最適なタイミングでの燃焼を実現した。ターボ仕様では引き続きR06A型ターボエンジンとなる。
CVTは新開発となり軽量化と高効率化で優れた燃費性能と軽快な走りを実現。特に低中速域ではスムーズな走りを。高速域ではハイギアードにふって燃費性能を静粛性を高めた。
プラットフォームは新世代となるハーテクトを採用。軽量と高剛性を両立させた。特にバックドア、センターピーラー、サイドドアでは環状骨格構造とすることでボディ剛性を強化。
さらにスポット溶接部に「構造用接着剤」をスズキとしては初採用。部品感の隙間をうめることでボディ全体の剛性を向上。これによりすぐれた操縦安定性と乗り心地を実現した。
加えて「高減衰マスチックシーラー」というこもり音や雨音を低減するものを軽自動車初採用し静音性の高い室内を実現している。
また、先代の途中から追加されたSエネチャージは普通車のソリオなどと同じマイルドハイブリッドへ名称変更。
発電機能付きモーターの出力は先代の1.6kWから自然吸気エンジンでは1.9kW、ターボ仕様では2.3kWへと引き上げられた(※リチウムイオン電池は先代と同じ3Ah)。
さらに回生ブレーキ等の充電効率を改善させアシスト時間は従来の10%アップ。アシスト可能な速度域もそれまでの最大時速85kmから時速100kmまで拡大した。
⑤強化された4WD機能
スズキの軽自動車としては初となる「スノーモード」を新たに採用。スイッチひとつで雪見やアイスバーンでのスムーズな発進をサポート可能とした。
その他に先代モデル同様にぬかるみや滑りやすい路面で発進をサポートする「グリップコントロール」、
急な下り坂で安心して下れる「ヒルディセントコントロール」を4WD仕様車に標準装備とした。
特別仕様車・2代目ハスラー JスタイルⅡ(2022年登場モデル)とは?
JスタイルⅡの概要
その2代目ハスラーに登場からおよそ2年半後となる2022年5月。ルーフレールや専用メッキフロントグリル、HUSTLERアルファベットエンブレム等を装着し、専用インパクトや専用シートを採用しより上質な内外装とした特別仕様車を設定した。それがこのハスラーJスタイルⅡである。
Jスタイルという特別仕様車は初代ハスラーに全3回(Jスタイル、JスタイルⅡ、JスタイルⅢ)にわたって設定されたドレスアップモデル。
2代目ハスラーにも「Jスタイル」として2020年11月に初登場。JスタイルⅡはそのバージョンアップ版となる。
2代目ハスラーJスタイルⅡの特別装備
外装では
- ルーフレール
- 専用メッキフロントグリル
- HUSTLERアルファベットエンブレム
- ルーフ同色塗装のフロントバンパーガーニッシュ&リアバンパーガーニッシュ
- メッキフォグランプガーニッシュ
- メッキドアハンドル
- バックドアにJ STYLEエンブレム
を。
内装では
- ブラウン&ダークブルーのレザー調ファブリックシート表皮
- フロントドアにレザー調ドアトリムクロス
- チタニウムグレーのドアトリムカラーガーニッシュ&インパネガーニッシュ
- チタニウムグレーのフロアコンソールトレー
- メッキンサイドドアハンドル
ボディカラーはJスタイルⅡ専用色として初代の特別仕様車のワンダラーに設定されていたの「ウッディブラウン2トーン」を新採用。
快適装備としてナノイXー搭載フルオートエアコンと360度プレミアム&UV&IRカットガラスを標準装備する。
2代目ハスラー(MR52S/MR92S)JスタイルとJスタイルⅡとの違い
2代目ハスラーのJスタイルとJスタイルⅡではパッと見同じように見えるが、細かい部分が変更されている。
外装ではJスタイルでスチールシルバーメタリック塗装のバンパーガーニッシュが前後に採用されていたが、JスタイルⅡではこれをルーフ同色のカラーとした。
内装でもスチールブルーイッシュシルバー塗装のインパネガーニッシュ&ドアトリムカラーガーニッシュ&フロアコンソールトレーをチタニウムグレー塗装に変更。
快適装備としてナノイーからナノイーXに強化したフルオートエアコンを標準装備する。
ボディカラーはJスタイルⅡ専用色として初代の特別仕様車のワンダラーに設定の「ウッディブラウン2トーン」を新採用。
既存の2トーンカラーもガンメタリック2トーンにはオフブルーメタリックとシフォンアイボリーメタリックを追加。ソフトベージュ2トーンにはアーバンブラウンパールメタリックとフェニックスレッドパールを追加。
一方でフェニックスレッドパール系は1色のみのに。ブルーイッシュブラックパール3ホワイト2トーンは廃止された。
JスタイルⅡのエクステリア(外装)
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フロントデザイン。2代目ハスラーは初代のイメージを持たせつつ、角を立たせてよりジムニー寄りに仕立てたボディデザインが特徴だ。
これにJスタイルⅡの特別装備としては専用メッキフロントグリルとハスラー文字入りエンブレムと
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ルーフ同色の専用フロントバンパーとメッキフォグランプガーニッシュが標準装備となる。
ベースモデルよりもメッキ部分が大型化&下部にアクセントメッキが追加され精悍さが増したメッキグリルにアルファベットエンブレムで個性と押しの強さががアップ。さらにルーフ同色で塗り分けられたバンパーもそれに磨きがかかった外観となっている。
イメージ的には初代ハスラーのJスタイルⅡやJスタイルⅢのドレスアップを2代目ハスラーに適用した感じだ。特にJスタイルⅡで復活したウッディブラウン2トーン選択時は、ほぼハスラーワンダラーと同じ外観に近づく。
なお、ヘッドライトはXグレードベースのためLEDプロジェクターヘッドライトに丸型のLEDポジションランプとなる。
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サイド。フロントでも角が立っているのがわかったが、横から見るとよりスクエアな形状になっているのがわかる。
特にボンネット先端は角が立ち、よりSUVらしい力強いデザインとなっている。この他リアクォーターガラスが2代目では追加され後方視界のアップと見た目の雰囲気がよくなった。
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JスタイルⅡの特別装備としては天井部分にルーフレールを標準装備する。
なお、特別仕様車の専用ボディカラーとして8色を専用設定するが、特に「ウッディブラウン2トーン」は標準モデルにはないボディカラーでかつ初代ハスラーの特別仕様車、「ワンダラー」に設定されていたボディカラーを復活採用。独特の雰囲気を醸し出す。
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足元はXグレードベースのため15インチアルミホイール。タイヤサイズは先代と同じ165/65/R15。
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リア。2代目ではクォーターガラスが追加されたほか、ボディ形状もかなりスクエアで、特にリアゲート周りもかなりカクカクしているのがわかる。
さらにツートンカラーではルーフだけ塗り分けるのではなく、クォーターガラス付近もルーフと同じようにツートンとすることでクロスカントリー車のようなイメージを出している。
コンビランプはクリアータイプこそ同じだが、赤いレンズの部分が大きくなり、かつスクエアなボディ形状に合わせて角張った長方形タイプに変更されている。ブレーキランプは先代同様にLED仕様。
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JスタイルⅡの特別装備としてはフロント同様のルーフ同色に塗られた専用リアバンパーガーニッシュに特別仕様車を示すJ STYLEエンブレムがバックドア左下につく。
エンジン・機能装備・安全装備など
エンジンは新開発のR06D型直列3気筒DOHC自然吸気と先代と同じR06A型直列3気筒DOHCインタークーラー付きターボの2種類をJスタイルⅡに設定する。
自然吸気エンジンは最高出力49ps(36kW)/6500rpm、最大トルク5.9kg・m(58N・m)/5000rpm。
ターボは最高出力64ps(47kW)/6000rpm、最大トルク10kg・m(98N・m)/3000rpm。
初代ハスラーはデビュー当初から5MTの設定があったが、2代目でのトランスミッションはCVTのみとなる(※開発に間に合わなかったそうなので後に追加の可能性あり)。
アシスト用のモータ機能付き発電機(ISG)は先代よりも出力を向上。自然吸気エンジン用は最高出力2.6PS(1.9kW)、最大トルクは4.1kg(40N)/100rpm、ターボ車では最高出力3.1PS(2.3kW)、最大トルク5.1kg(50N)/100rpmとなる。
スズキのマイルドハイブリッドは非力な自然吸気エンジンの軽自動車であってもモーターの最高出力4.1kgアシストを使うので特に発進加速や高速道路の追い越し加速で十分な加速力を得ることができる。
これにCVTは新開発のものを組み合わせ、さらにプラットフォームにハーテクトを採用したことにより燃費はFFでJC08モード燃費、30.4km/リットル、WLTCモードでは22.6kmを達成した。
自動ブレーキ関連では「デュアルカメラブレーキサポート」に誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシスト、一時停止のの認識を追加した標識認識機能を追加。ターボ仕様車ではアダプティブクルーズコントロールと車線逸脱抑制機能が備わる。
メーカーオプションの「全方位モニター付メモリーナビゲーション」を選択した場合は車の周囲360度を見渡すような「3Dビュー」を中央液晶パネルに表示。「左右確認サポート機能」と「フロントビュー自動表示機能」も同時に備わる。
JスタイルⅡのインテリア(内装)
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インパネ。2代目ハスラーのインパネは水平基調のパネルに大きな3つのガーニッシュを組み合わせ、SUVらしさとポップな感じを組み合わせているのが特徴だ。
このガーニッシュはボディカラーによって3色設定され、画像のグレーイッシュホワイトの他、デニムブルー、バーミリオンオレンジの計3種類が存在するが特別仕様車のJスタイルⅡではチタニウムグレー色に変更。おちつきのある上質な内装とした。
このほかドアトリムカラーガーニッシュのチタニウムグレーに変更される。
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センター部分はナビを入れる部分で、オプションの全方位モニター付メモリーナビゲーションを選択すると9インチの大型液晶でナビの他、AM/FMラジオ、ワイドFM、スマートホン連携、360度全方位モニターなどをタッチパネル(一部ステアリングオーディオスイッチ)で操作できるようになる。
2022年5月以降はオプション選択時、ナビゲーションにすれ違い支援機能が追加された。
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エアコンはXベースのため自然吸気とターボの両方でオートエアコンタイプ。JスタイルⅡの特別装備としてナノイーXを搭載したフルオートエアコンとなる。
その下のスイッチには4WD仕様車のみのスノーモード、グリップコントロール、ヒルディセントコントロールが備わる。新型ジムニーを彷彿とさせるデザインと配置でSUV感がかなりある。
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ステアリングがXベースのため本革巻ステアリングとなる。ステアリングのパドルシフトはターボモデルのJスタイルⅡのみ装備される。
アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付]と車線逸脱抑制機能は標準装備。
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スピードメーターはベースと同じ。先代と同じくシンプルな1眼のスピードメーターに液晶パネルの組み合わせだが、2代目では液晶パネルの位置が右寄りになり、かつ4.2インチカラー液晶を初採用した。
カラー液晶はマルチインフォメーションディスプレイとなり、タコメーター、燃費計、マイルドハイブリッドのエネルギーフロー、燃費履歴、スノーモード状態表示、グリップコントロール状態表示、ヒルディセントコントロール状態表示、アイドリングストップ状態表示など多彩な機能をわかりやすくかつ楽しく表示する。
さらにメーター上部にはエコドライブ状態をグリーン(燃費が良い)、ブルー(通常)、ホワイト(回生ブレーキ)で表示する。
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フロントシートはセパレートタイプ。先代ではベンチシートだったが、2代目ではセパレートへ変更された。
シートのアクセントカラーはJスタイルⅡの特別装備としてブラウン&ダークブルーのレザー調&ファブリックシート表皮にドアトリムカラーガーニッシュにはチタニウムグレーとメッキインナーハンドルを採用する。
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リアシートはベースと同じ。ベースはワゴンRなのでかなり後部座席の足元に余裕がある。初代もそうだったが、アルトベースの祖先であるKeiとは異なり、後部座席の乗り降りや居住性は比較にならないほど良い。
ラゲッジスペース。2代目の新機能としてはリアシートの背もたれに倒すためのストラップが追加。これによりリアハッチを開けてそのまま簡単にシートを倒すことが可能となった。
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リアシートを倒した状態。初代同様にラゲッジスペースは汚れてもすぐに拭き取りやすい素材を使用。さらに倒したときはフルフラットにできるようになっている。
祖先のKeiは後部座席を倒すとフルフラットだったが、このあたりの使い勝手は2代目も継承されている。
まとめ
2代目 ハスラーJスタイルⅡの総評
2代目ハスラーに設定された特別仕様車のJスタイルⅡは外観は専用メッキフロントグリルやアルファベットエンブレム、専用バンパーにルーフレールなどでより個性を強めつつ精悍な外観に。
内装ではチタニウムグレーやブラウンのアクセントカラーなどでポップなイメージからシックで上質な内装とし、ベースモデルよりも落ち着きとスタイリッシュさをアップさせた特別仕様車である。
そのキャラクターは初代のJスタイルⅡやJスタイルⅢに近いものがあり、2代目では初代以上に特別仕様感が高くなっている。
バージョン1のJスタイルと比較して、バンパーガーニッシュがルーフ同色となったことで2トーンカラーの統一感が増しており、バージョン2としては順当な進化といえる。また、フルオートエアコンもナノイーXに進化しているのも嬉しい。
特に専用ボディカラーのウッディブラウン2トーンを選択すれば初代の「ワンダラー」のような雰囲気にもなるため標準モデルよりも魅力がかなり高い特別仕様車とえいよう。
OEMモデル マツダ 2代目フレアクロスオーバー XSスペシャル/XTスペシャル
2代目ハスラーのJスタイルⅡはマツダ自動車へXSスペシャル/XTスペシャルとしてもOEM供給された。
JスタイルⅡと比較するとHUSTLERアルファベットエンブレムが非装備で、かつボディカラーの設定も少ない、自然吸気エンジンは2WDだけ、ターボは4WDのみなど簡略化された特別仕様車だが、よりシンプルでマツダブランドらしい雰囲気も併せ持つ。
スズキブランドが苦手な人や他人と被りたくない人には嬉しい特別仕様車である。
ちなみにマツダ版ではJスタイルⅡのOEM時は、名称がスペシャルⅡとはならずそのままで、仕様変更のみが適用された。
そのため名前は同じだが年式により同じスペシャルでもJスタイル仕様とJスタイルⅡ仕様の2種類が存在する。中古で買う場合は注意が必要だ。
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