スズキ エブリイC(クラシック) (3代目 DF51V型) | シン・軽自動車マニア

スズキ エブリイC(クラシック) (3代目 DF51V型)

エブリイ

エブリイはスズキのワンボックスワゴン型軽自動車。エブリイC(クラシック)は3代目のDF51V型に設定されたレトロモデルである。

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出典:Goo-net
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概要

ワンボックス軽自動車でレトロモデルというとスバルのディアスクラシックが有名だが、その登場から4年後の1997年8月にスズキからも軽ワンボックスのレトロモデルが追加設定された。

それがこのエブリイクラシックである。

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エブリイC(クラシック)の特別装備と他との違い

時代は軽レトロブームのさなかで、弱小メーカーのスバルがディアスクラシックとそのコンセプトをヴィヴィオに反映させたヴィヴィオ・ビストロの大ヒットを背景に、軽大手のスズキも対向する形でこの市場に参入した。

なお、似たような時期にダイハツからも軽ワンボックスのアトレーをレトロ風にしたアトレークラシックというモデルも登場している。

エクステリア

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出典:Goo-net

3代目のエブリイをベースに顔面を総形成。この時代の特徴的な角型ヘッドライトは大きな丸目タイプに変更。その縁をメッキで覆うことこでキュートなアイラインを強調した。

中央のグリルも縦の格子状にしかつこれもメッキで覆うことこでライバルと同じようなレトロ風デザインとした。ベースと比べるとかなりの変化だ。

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サイドから。メッキパーツがアンダースポイラーとサイドスカート部分に付いている。純正ホイールもレトロ感のあるデザインだ。

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出典:Goo-net

リア。フロントやサイドと同じくバンパー下部にメッキパーツを装着。ナンバープレートの付近もメッキパーツで囲んでベースとは差別化している。エンブレムも筆記体風だ。

エンジン・機能

エンジンは3気筒の自然吸気のみ。F6A型直列3気筒SOHC自然吸気エンジンの最高出力は42ps(31kW)/5500rpm、最大トルクは5.8kg・m(56.9N・m)/4500rpm

駆動方式は4WDのみでトランスミッションは5MTのみの硬派な設定。

インテリア

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出典:Goo-net

インパネ。木目調パネルを用いてレトロ感を出している。ベースは商用モデルだが、この木目調パネルのおかげでそこまで安くは感じない。

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スピードメーターは専用設計でレトロ感のあるデザイン。かなり味があって軽貨物ながら雰囲気が良い。

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出典:Goo-net

フロントシートはセパレートタイプ。シート表皮はベースとは異なりレトロ感を演出するクラシック専用のレザータイプだ。

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出典:Goo-net

リア。旧規格なので足元は少し狭い。フロント同様にレザータイプだが、ベースが軽貨物のバンなので左右分割式とはならず、またヘッドレストも付かない。

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出典:Goo-net

ワンボックスタイプなので旧規格でもラゲッジルームは広い。

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出典:Goo-net

リアシートを倒した状態。かなり広くなる。

まとめ

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出典:Goo-net

エブリイクラシックはスズキがスバルに対抗して登場させたレトロ軽自動車だ。ベースが旧規格の3代目なので現行のエブリイワゴンなどと比べると狭いが、ワンボックスタイプでレトロチック&可愛いフロントデザインは今ではラインナップされていないので非常に希少なモデルである。

ただ、売り上げ的はあまり伸びなかったようで、生産時期もわずかなことから中古市場ではほとんどみかけない超レア車となっている。

マニュアルしか設定が無いため乗り手を選ぶが、現行には無いデザインを考慮すると価値ある1台で、好きな人には受けるデザインでもある。個性あるワンボックス軽自動車として記憶に残したい1台だ。

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エブリイエブリイワゴン
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