【4代目 前期型 特別仕様車】スズキ アルトワークス リミテッド(HA12S型・ieベース) | シン・軽自動車マニア

【4代目 前期型 特別仕様車】スズキ アルトワークス リミテッド(HA12S型・ieベース)

アルトワークス

アルトはスズキのハッチバック型軽自動車。「アルトワークス」はそのスポーツモデルである。本稿では4代目 HA21S型の特別仕様車、「アルトワークス リミテッド」を扱う。

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出典:Goo-net
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4代目アルトワークスとは?

1979年に初登場したアルト。今現在も主力車種の一つとなっている。そのアルトにターボを追加し、スポーツ仕様にしたのがアルトワークス。

アルトワークスは1987年に登場し、軽自動車の64馬力自主規制の元になったほど当時としては非常にパワフルだった。それから数えて4代目にあたるHA22S型は、1998年の新規格後に登場したモデルだ。

4代目アルトワークスは先代同様に廉価グレードのie、上級モデルのRS/Zの2本立て。

先代、先々代から続くトレードマークの丸目ヘッドライトを踏襲し、ベースからかなりスポーティーに仕上げられている。このうち本稿で扱うのは上級モデル(トップグレード)のRS/Zである。

エクステリアでは専用丸目ヘッドライト、専用バンパー、サイドアンダースポイラー、リアスポイラー、専用リアコンビランプ、専用デカール、14インチアルミホイール、ワークス用にチューニングを施した専用サスペンション、エアダクト付きボンネットを。

内装では専用シートにタコメーター付きのスピードメーターを備え内外装でスポーティに仕立てたアルトベースのスポーツモデルである。

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4代目アルトワークス リミテッドとは?特別装備や違いなど

その前期型4代目アルトワークスにieグレードをベースとしたスポーティーな外観のお買得モデルが1999年2月に設定された。それがこの「アルトワークス リミテッド」である。

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出典:Goo-net

4代目アルトワークス リミテッドではエクステリアにメッキフロントグリル、メッキタイプのハロゲンヘッドランプ、ホワイトパール色の専用アルミホイール、ドアミラーとドアハンドル、バックドアハンドルをボディ色と同色化。

インテリアでは本革巻ステアリングホイールにリミテッド専用シート表皮を。

ボディカラーは「サターンブラックメタリック」と「スペリアホワイト」の2色のみの設定。

快適装備としてはAM/FMラジオ付カセットステレオ&CDチェンジャーに運転席・助手席フォースリミッター、運転席・助手席シートベルトプリテンショナー、運転席・助手席SRSエアバッグ、ABS、ブレーキアシストを特別装備とし、お買い得とした特別仕様車である。

エクステリア

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フロントデザイン。ヘッドライトはメッキタイプのマルチリフレクターを採用。これにリミテッド専用のメッキグリルが備わりワンポイントのアクセントを与えている。

このヘッドライトは後期モデルで標準採用された前期型ヘッドライトの仕様違い。ヘッドライトのインナーブラックの部分を一般的なメッキ仕様とし、イメージを刷新している。

このメッキヘッドライトと専用メッキグリルにより通常のワークスとは差別化がなされている。4代目のアルトワークスリミテッドかを見分けるポイントでもある。

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サイドから。スポーティー感を演出すべくフロントからリアにかけてデカールが貼られている。ちょうど先代にあったスズキスポーツリミテッドのような出で立ちでノーマルよりも外観が洗練されている。

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足元はリミテッド専用となるパールホワイト塗装の14インチアルミホイールを標準装備する。

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リア。パット見同じだが左側に「Limited」のエンブレムが貼られている。

エンジン・機能装備・安全装備など

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エンジンは3気筒のF6A、SOHCターボ。出力は最高出力は60ps(47kW)/6000rpm、最大トルクは8.5kg・m(83N・m)/4000rpm。。

ベースがieなのでDOHCではない点に注意。トランスミッションは3ATまたは5MTで駆動方式はFFまたは4WD。

リミテッド仕様としてはオプション設定のABS&ブレーキアシストを標準装備する。

インテリア

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インパネ。基本はieと同じだがステアリングがリミテッド仕様としてノーマルにもなかった革巻きステアリングに変更されている。改造して乗るなら革巻きは関係ないかもしれなが純正で乗り続けることを考えると最初から革巻きはうれしい仕様だ。

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スピードメーターはベースモデルと共通。

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さらにベースではオーディオレスだったが標準でオーディオが付き、後から買う手間が省かれた。

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フロントシートはセミバケットシートタイプ。アルトワークスの前期ではレッド、後期ではブルーカラーがあしらわれていたがリミテッドではその2つでもないグレーカラーとなっている。

落ち着いた色でリミテッドにふさわしい内容だ。シートには先代のスズキスポーツリミテッド同様に「Limited」の文字が入っている。

これ以外にリミテッド仕様として助手席と運転席両方にフォースリミッターとシートベルトプリテンショナー、SRSエアバッグを標準装備とした。

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リアシート。

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ラゲッジルーム。

まとめ

4代目アルトワークスのリミテッドは先代のスズキスポーツリミテッドと同様にieをベースとし、スポーティーな外観、内装、快適装備を与えた特別仕様車である。

見た目はノーマル以上にスポーティーなのでメカニズムよりも外観、内装重視といった層をターゲットとしたモデルであった。

ベースのieノーマルよりも10万円ほど高かったがこれらをオプションで買ったとするといい値段になるのでまさに「お買得モデル」的位置づけなのだ。

中古市場ではホットモデルのRS/Zの影に隠れ、タマ数がかなり少ないモデルである。足車的に4代目アルトワークスを乗る場合に、ホットなRS/Zほどは不要といった人すなわちieグレードを探している人にはオススメな特別仕様車である。

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