【2代目 後期型】スズキ アルトワークス(CR22S/CS22S型) | シン・軽自動車マニア

【2代目 後期型】スズキ アルトワークス(CR22S/CS22S型)

アルトワークス

アルトワークスはスズキのハッチバック型軽自動車。アルトのスポーツモデルである。本稿ではワークスとして2代目後期型のCS22S系(1991年9月~1994年10月)を扱う。

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出典:Goo-net
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2代目 スズキ・アルトワークスとは?

初代アルトワークスの登場から約1年半後の1988年9月にデビューした2代目アルトワークス。

初代の過激さはそのままに外観をより個性的で攻撃的なデザインにし、ノーマルとの差別化を図っていたのが大きな特徴だ。

その2代目アルトワークスはデビュー当初、550CCだったが1990年1月の規格改定にあわせて同年3月に660CC化。

本稿で扱う後期型はそれから1年半後の1991年9月にインパネのマイナーチェンジを行なったCS22またはCR22系と呼ばれる後期型のアルトワークスである。

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エクステリア

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出典:Goo-net

フロントデザイン。特徴的な丸目ヘッドランプは、以後の3代目4代目でも一部継承されアルトワークスのアイデンティティとなっている。

開口部を絞られたグリルは丸目ヘッドランプと相まってひと目で「ワークス」とわかるデザイン。

後のKeiワークスや復活した5代目アルトワークスでも踏襲されている。なお、後期型は特に外装の変更点は無い。

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出典:Goo-net

サイドから。リア側にWORKSのエンブレムが入りノーマルとは違う雰囲気を演出。足元はRS/Rが13インチアルミホイールでタイヤサイズは155/65/R13。

ひとつ下のieグレードでは12インチアルミホイールとなり、タイヤサイズも155/70R12となる。

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出典:Goo-net

リアにはスポイラーを標準装備。リアバンパーもアルトワークス専用のエアロバンパーとなり、マフラーも2本出し。リアハッチ右側中央には「WORKS」デカールが付く。

エンジン・機能装備・安全装備など

エンジンはF6Aの3気筒のターボのみの設定。ベーシックなieグレードではSOHC仕様で最大出力61ps(45kW)/6000rpm、最大トルクは9.2kg・m(90.2N・m)/3500rpm。

ホットなRSグレードではDOCH仕様となり最大出力は64ps(47kW)/6500rpm、最大トルクは8.7kg・m(85.3N・m)/4000rpm(前期型では550CCだったが軽規格の改正で660CC化されている)。

トランスミッションは5MTまたは3AT、駆動方式はFFまたは4WD。

2代目・後期型アルトワークス CR22SとCS22S型の違い

2代目後期型アルトワークス、CR22SとCS22Sとの違いは駆動方式。

CR22Sは前輪を駆動するFFの2代目アルトワークス。CS22Sは前輪を駆動する4WD仕様のアルトワークスである。

2代目・後期型アルトワークス(CR22S/CS22S)の高騰

ここ近年、タマ数が減ってきているのとアメリカ25年ルール解禁でアメリカ輸出が可能となり、アメリカでの一部マニアによる軽自動車人気もあって国内に残っている2代目アルトワークスの中古車価格が高騰しつつある。

程度の良い5MTの個体なら10万キロでも100万円前後の中古価格となっており、一昔前のイメージからするとびっくりすぐらい高価。

初代アルトワークスはこれ以上の高値となっており、希少価値も高いのだが2代目も負けないぐらい価格が上昇してきている。

これは国内に残っている安いタマが海外輸出され、台数が減り価値を押し上げているとみる。

円安が続けば高い個体も輸出されやすくなり、ますます価格は上昇する可能性も。

この傾向は3代目アルトワークスでも見られつつあり、いずれは4代目アルトワークスにも派生していくものと思われる。

インテリア

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出典:Goo-net

インパネ。1991年9月マイナーチェンジ(21S→22Sへの移行)でインパネが刷新された。

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スピードメーター。

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MTのシフトノブ。

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フロントシートはセミバケットシートタイプ。

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この世代の軽では珍しい本格的なスポーツシート。

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リアシート。

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出典:Goo-net

ラゲッジルーム。旧規格の軽なので今のスペース優先の軽に比べるとかなり小さめ。

まとめ

この時代の軽自動車は、特に車重が軽いせいで現行の軽自動車よりもかなり速かった。ノーマルでも十分速く。

そこからチューニングする人が多かった(ノーマルで当時の1.6Lのスポーツカー並の加速性能)。それゆえ過走行だったりクタクタの個体が多かったりする。

また登場から20年以上経過しているので経年劣化も多いだろう。いい個体を探すにはかなり根気が必要だが、好きな人にはたまらない1台である。

ただし、登場から25年以上を経過したことにより少なからずアメリカへの輸出も行われてきている。

現地ではカプチーノやビート、AZI-AZ-1などのスポーティな軽自動車が人気になりつつあり、それらと同路線にあるアルトワークスも人気にならないとは言い切れない。

そのため今後は希少価値やアメリカ需要から価格が上昇していく可能性もある。

コメント

  1. Mizat より:

    SECRET: 0
    PASS: 472961d42a988819f7eb4b2d4ba8c921
    こんばんは ^^
    以前、旧ブログへ来て下さってどうもです。
    アルトワークスは自分がkeiワークスを買う時に印象にありました。
    これがあったから、keiワークスを買ったとも言えますが…

    身近な人で聞いてみると、今でもスズキでワークスと言えば、こちらのアルトが印象に残ってる人が多いです。
    今でも見かけますから、人気は高そうですね。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    Mizataさん こんばんは。 コメントありがとうございます。

    やはりワークスというと、この2代目か3代目をイメージする人が多く、実際いまでもよく走ってますよね。さすがに初代ワークスはみかけませんが一番多いのは3代目。次に年式が新しい最終型、たまにこの2代目といった感じです。