【初代・後期 特別仕様】ダイハツ ミライース 35thアニバーサリーゴールドエディション SA(LA300S/L310S型) | シン・軽自動車マニア

【初代・後期 特別仕様】ダイハツ ミライース 35thアニバーサリーゴールドエディション SA(LA300S/L310S型)

ミラ イース

ミライースはダイハツのハッチバック型軽自動車。「35thアニバーサリーゴールドエディション SA」は後期型に追加されたその特別仕様車である。

L300S_35th_gold_edtion (13)

画像参照元:ダイハツ認定中古車

スポンサーリンク

概要

2011年9月登場のダイハツ・ミライース。それまでのエッセに代わるモデル(後継車)で、ハイブリッドや電気自動車に次ぐ第3のエコカーとしてデビューした。

ハイブリッドや電気自動車などの次世代技術は使わないものの、それまでのガソリンエンジンにおける技術を徹底的に追求し、価格を抑えつつも(それまでの安いガソリンエンジン車でありながら)低燃費車という軽自動車のあるべき姿を具現化したモデルでもある。

その低燃費技術は車体の軽量化にはじまり回生ブレーキ、アイドリングストップ、高圧縮化エンジンの採用、ボディ形状による空力抵抗の低減など持っていた技術を1台にそそぎこむことで当時の軽自動車としては驚異的な32.0km/lを実現。

それでいて一番安いグレードの新車価格はおよそ80万円からと低燃費でありながらハイブリッドや電気自動車よりもはるかに安い価格設定が魅力的であった。

スポンサーリンク

初代・ミライース後期型の改良点と前期との違い

そのミライースは2013年8月のマイナーチェンジでフロントデザイン等の変更を行い後期型となった。

後期型ではグリルが大型化され、かつ開口部を大きくしたバンパーにより存在感とスタイリッシュ感がアップ。ベーシックでありながらより万人受けしやすい顔つきへと変更された。

また、外装には空力のよいボディデザインやタイヤディフレクターを組み合わせた「エアロコーナー」を採用したほか。FFモデルでは10mmダウンのローダウンサスペンションを新たに採用。一方で4WDモデルでは代わりにリアのディファレンシャルギアをを改良している。

この他イーステクノロジーをさらに進化させ、エンジンやCVTの改良や最適化を図ることでFFモデルでは燃費が33.4km/Lへと向上。アイドリングストップもタイミングを時速11km以下にはやめ、エコ発電制御もオルタネーターを発電効率のよいタイプへ変更し燃費を大幅向上させた。

安全装備としては「スマートアシスト」を一部グレードで採用するなど外観に加え燃費向上と安全機能がアップしたマイナーチェンジとなっている。

特別仕様 35thアニバーサーリーゴールドエディションSAの特徴と違い

そしてミライースに2015年10月。派生元のミラ生誕35週年を記念する特別仕様車を追加した。それがこの「35thアニバーサリーゴールドエディション SA」というモデルである。

ゴールドエディションでは最上級グレードのGおよびGfとひとつ下のX及びXfグレードがベース。

これにエクステリアでは専用14インチアルミホイール、ゴールド&ダークメッキフロントグリル、ゴールド塗装ドアアウターハンドル、35thアニバーサーリー記念エンブレムを。

内装ではブラックシート表皮にプレミアムシャインブラック仕様のセンターコンソール付きインパネに変更。

快適装備として専用ゴールドフェイスプレート付きのインテグレートCD・AM/FM付ステレオを標準装備。自動ブレーキもスマートアシストを標準装備しつつ、35周年を記念しベースモデルよりもわずか1万円アップの超お買い得な価格設定の特別仕様車となっていた。

エクステリア(外装)

L300S_35th_gold_edtion (29)

フロントデザイン。ゴールドエディション専用品として、ゴールド&ダークメッキフロントグリルを装着。少し前に登場したリミテッドSA用グリルと形状は同じだが、上部をゴールドメッキとすることでワンポイントのアクセントを強調している。

L300S_35th_gold_edtion (31)

サイドから。ゴールドエディションではドアアウターハンドルはゴールド仕様に変更。

フェンダーウィンカー下には専用のエンブレムが付いている。

専用の14インチアルミホイールを標準装備。サイズは155/65R14。

L300S_35th_gold_edtion (30)

リア。コンビランプ等は共通だが、バックハッチ左側にゴールドエディション専用エンブレムが付いている。

エンジン・機能装備・自動ブレーキなど

エンジンはベースモデルと同じ KF型3気筒DOHC・NAエンジンのみの設定。

最高出力は49ps(36kW)/6800rpm、最大トルクは5.8kg・m(57N・m)/5200rpm。

2013年8月のマイナーチェンジで進化した「e:Sテクノロジー」が適用され、CVTサーモコントローラー、気筒別燃焼制御、EGRクーラーなどで燃費性能がアップ。

さらに2014年7月のマイナーチェンジではエンジンの高圧縮化などでさらに燃費が向上。デビュー当初、FFモデルで32.0km/lだったものが、35.2km/lまでアップしている。

トランスミッションはCVTのみで駆動方式はFFまたは4WD(ベースはX、Xfグレードと最上級のG、Gfグレード)。

安全技術としてはレーザーレーダーを用いたスマートアシスト(低速域衝突回避支援ブレーキ機能、誤発進抑制機能、先行車発信お知らせ機能)を標準装備。横滑り防止装置とトラクションコントロールのVSC&TRCも備える。

ミライースLA300SとLA310Sとの違い

LA300SミライースとLA310Sミライースの違い駆動方式。LA300Sはボンネットにエンジンを配置し前輪を駆動するFFのミライース。LA300SはLA310Sをベースにビスカスカップリングを使って全輪を駆動する4WDのミライースとなる。

ただし4WDに関してはジムニーやパジェロミニなどの本格軽SUVとは異なり、基本はFFで、前後の回転差が生じた時(滑った時など)に4WDとなるパッシブタイプのオンデマンド4WD方式。パートタイム4WDのようなタイトブレーキング現象が発生せず街乗りでは扱いやすいが、その分本格的な悪路走行には向いていないのでその点は十分注意されたい。

なお、後期型の初代ミライースでは燃費改善のためFFモデルのみローダウンサスペンションを標準装備。そのため最低地上高がFFのLA300S型の場合1490mmで4WDのLA310S型よりも10mmほど低くなる。このため最低地上高もFFモデルの方が10mm低い140mmとなる。

インテリア(内装)

L300S_35th_gold_edtion (17)

インパネ。Xグレードがベースのためインパネは2トーンカラー仕様となる。

オーディオはゴールドエディション専用品としてゴールドフェイスプレート付きインテグレートCD(CD-RWも対応)・AM/FMラジオを標準装備。オーディオもゴールドエディション仕様の「プレミアムシャインブラック仕様」で特別感をプラス。

L300S_35th_gold_edtion (15)

上級グレードのGおよびGfベースではシフトノブがメッキ仕様となる。エアコンはX系ベースがマニュアル式エアコン。G系ベースがフルオートエアコンとなる。

L300S_35th_gold_edtion (25)

フロントシートはセパレートタイプ。ゴールドエディションではブラックインテリアが適用され上級感のあるブラックシート表皮となっている。

L300S_35th_gold_edtion (26)

リアシート。Xグレード以上なのでヘッドレスト付きタイプ。ただし左右一体可倒式でシートアレンジは不可。

L300S_35th_gold_edtion (27)

ラゲッジルーム。

L300S_35th_gold_edtion (28)

リアシートを倒した状態。

初代ミライース35thアニバーサーリーゴールドエディションのまとめ

ミライースの35thアニバーサリーゴールドエディションは、ミラの生誕35週年を記念するモデルとして存在感の強いゴールドメッキグリルやゴールドドアハンドル、内装にはブラックシートなど上級感あふれる1台となっている。

似たようなリミテッドSAが既に登場しているが、ゴールドエディションではそのバージョンアップ版ともいうべき内容で、個性がより強調されている。

価格としてはミライースの中で最も高価であるが、この手のベーシックな軽自動車が好みであればそれに見合う内容でもあった

なお、「ゴールドエディション」は同時期にムーヴカスタムハイゼットトラックにも設定され、それぞれゴールドメッキグリルや専用エンブレムなどで特別に仕立てたモデルとなっている。

中古市場ではタマ数の多い初代ミライースの中でも超希少でめったに出て来ないレアモデルとなっている。幸いプレミアム価格は付いていないので中古車としては買いやすい。ベーシックなモデルでありながらワンポイントのアクセントが嬉しい、所有欲を満たしてくれる特別仕様車である。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
ミラ イース
スポンサーリンク
シェアする
スポンサーリンク
シン・軽自動車マニア

コメント