【2代目】日産 モコ E エアロスタイル(MG22S型)  | シン・軽自動車マニア

【2代目】日産 モコ E エアロスタイル(MG22S型) 

モコ エアロスタイル

モコは日産のワゴン型軽自動車。スズキ・MRワゴンのOEMモデルで、「E エアロスタイル」はその特別仕様車である。本稿では2代目MG22S系に設定されていた自然吸気エンジンのエアロスタイルを扱う。

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画像参照元:日産認定中古車

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概要

2006年2月にフルモデルチェンジし、2代目となった日産のモコ

先代と同じくスズキからのOEM供給を受けての販売となり、初代モコではグリルのみの変更点だったが、この2代目モコではグリルに加えてヘッドライトとバンパーも専用品となり明確な差別化がなされた。さらに内装もスズキ版とは異なる日産専用内装を設定し、上級なイメージとしているのが特徴だ。

エクステリアは日産らしさを強調しつつもスタイリッシュさも追求。加えて可愛らしいさもプラスするなどOEMモデルでありながら手が込んだフロントグリル、バンパーにフォグランプ、ヘッドライトもMRワゴンとは異なる専用品が与えられる。

フロント以外では躍動感あるウエストラインにエモーショナルなボディサイドの造形、幅広感を演出するウインドウグラフィックスとリヤコンビネーションランプなど先代よりもエクステリアにこだわりがプラスされている。

インテリアでもおしゃれで居心地のいい空間をテーマに2色のインテリアカラー、大型スピードメーターにシフトポジションをメーター中央部に配置、操作しやすいインパネシフトの採用やモコのロゴ入りシート表皮&ドアトリムなどインテリアでも質感の向上とスズキとの差別化がなされている。

便利装備としてはリアシートにシートスライド機構とリクライニング、ワンタッチフォールダウン機能を持たせ使い勝手を向上。伝統のシートアンダーボックスの採用や多数な収納スペースを用意。このほかインテリジェントキーもしくはリモートコントロールエントリーシステムをグレード別に初採用。

エンジンは先代に引き続きタイミングチェーンを採用したオールアルミ製のVVT付きK6A型DOHC自然吸気エンジンを全グレードに採用。

上級グレードでは街中で扱いやすいインタークーラー付きのマイルドターボを設定し、パワフルな加速を楽しめるようにもした。サスペンションにはフロントがストラット式フロントサスペンション、リアがアイソレーテッド・トレーリング・リンク式を採用。

快適装備としてはインパネ上部にアッパーベントを全グレードで標準採用。マイルドな間接風で快適に過ごせ、かつ前後席を均一に冷暖房を可能とした。さらに軽自動車初の消臭シートに吸音・消臭天井も全車で標準採用。

安全装備としては盗難防止のセキュリティーアラームとABS、運転席2ステージロードリミッター付プリテンショナーシートベルト、助手席ロードリミッター付プリテンショナーシートベルト、運転席・助手席SRSエアバッグシステムを全グレードに標準装備とした。

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2代目モコ・Eエアロスタイルの特別装備とGエアロスタイルとの違い

その2代目モコに2007年10月。オーテックジャパンによるカスタムパーツを装備した特別仕様車「エアロスタイル」が追加となった。

エアロスタイルは自然吸気エンジンのEグレードとターボエンジンのGグレードをベースとし、本稿で扱うのは自然吸気エンジンの「E エアロスタイル」である。

EカスタムスタイルではEグレードの装備に加えシルバー塗装の専用カラードグリル、フロントプロテクター、リアアンダープロテクター、サイドシルプロテクター、ハロゲンフォグランプ、専用キッキングプレートを装着し外観をカスタムなエアロパーツによりスポーティな印象を強めたモデルとなっている。

2代目モコ Gエアロスタイル 画像参照元:みんなの中古車市場

なお、GエアロスタイルはEエアロスタイルに対してターボエンジンを搭載したモデルで、ターボエンジン以外に専用シルバー塗装グリル、エアロパーツ、アルミホイールなどスポーティな内外装となる。

ディスチャージヘッドランプは非装備だが、スズキのMRワゴンWitに相当する。

エクステリア(外装)

フロントデザイン。E エアロスタイルではグリルがシルバー塗装されたカラードグリルとなる。ターボモデルのGエアロスタイルとは元々グリルのデザインが異なるため、エアロスタイル仕様でも外観に違いがある。

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これ以外にエアロスタイル仕様として下部にフロントプロテクターを装備。ノーマルとは異なるワンポイントアクセントを付加している。

またEグレードには無かったフォグランプも標準装備となりよりスタイリッシュ感がアップしている。

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サイドから。エアロスタイル仕様としてサイドシルプロテクターを装着。ボディカラーはエアロスタイル仕様の専用色としてスノーパールホワイトとミステリアスバイオレットが特別色として追加された。

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足元はベーシックなEグレードがベースのためフルホイールキャップとなる。

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リア。フロント同様にカスタム感のあるリアアンダープロテクターを装着。リアハッチ右下には「AUTECH」デカールが付く。

エンジン・機能装備・安全装備など

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エンジンはK6A型3気筒のDOHC自然吸気エンジンのみ。

最高出力は54ps(40kW)/6500rpm、最大トルクは6.4kg・m(63N・m)/3500rpm。トランスミッションは4ATのみで駆動方式はFFまたは4WDとなる。

なお、ターボ仕様車は「G エアロスタイル」に設定される。なお、2009年6月マイナーチェンジ時のエンジンの改良により燃費がそれまでの21km/Lから22km/Lにアップしている。

インテリア(内装)

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インパネ。エアロスタイル仕様では内装の変更は特になく、ベースグレードのEグレードと同じ内容。

便利装備としてインテリジェントキーが標準装備となる。

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スピードメーター。ベースと同じくシンプルなタコメーターレスの単眼式。

エアコンはフルオートエアコン&インパネシフトを採用。

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フロントシートはベンチシートタイプ。ベースと同じベージュ/アプリゴットのシート表皮&ドアトリムクロスとなる。

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なお、2009年6月マイナーチェンジ以降のモデルではボディカラー(ブルーまたはブラック系)によってはシート表皮&ドアトリムクロスがブルーになる。

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リアシート。スライド機構付きで足元とラゲッジルームの広さを調節可能だ。

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ラゲッジルーム。

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リアシートを倒した状態。

まとめ

2代目モコのEエアロスタイルはベーシックな自然吸気エンジンのEグレードをベースとし、オーテックジャパンのカスタムパーツをまとった特別仕様車である。

外観はベースよりもオシャレにちょっとスポーティにアレンジされているのが特徴で他人とは被りたくない人に嬉しい仕様といえよう。

全体的には2代目MRワゴンよりもスタイリッシュなモコをベースにより精悍さをプラスさせたほどよいカスタムの特別仕様車となっている。

内装に関してはベースと同じだがブラック系の内装を採用した「E ショコラティエ エアロスタイル」も後に追加されたため、若干選択肢も広くなっている。

ただし動力性能に関しては自然吸気エンジンのままなので普通車からの乗り換えとなると不満に思う人もいるかもしれない。そういう人はターボモデルの「G エアロスタイル」もあるためこちらがオススメだ。

特に副変速機付きCVTと軽量化ボディになる前のこの代のスズキの軽は加速時のモッサリ感がかなりあるため必ず試乗してフィーリングを確かめるようにしてほしい。

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