【特別仕様2代目・前期型】三菱 パジェロミニ リンクスVリミテッド(H58A型) | シン・軽自動車マニア

【特別仕様2代目・前期型】三菱 パジェロミニ リンクスVリミテッド(H58A型)

SUV(RV車)タイプ

パジェロミニは三菱のSUV型軽自動車。「リンクスVリミテッド」は2代目前期に設定された特別仕様車である

画像参照元:Goo-net

概要

1998年10月登場の2代目パジェロミニ2代目パジェロミニはそれまでの丸目ヘッドライトを廃止し、オーソドックスなかつスタイリッシュな角型ヘッドライトを採用。新規格に対応したことでボディ形状は全長で100mm、全幅で80mm拡大するもののスタイリング(パジェロスタイル)はほぼ先代を踏襲。顔つき以外は先代とほぼ同じ外観となっている。

また、モノコックボディにプレス加工で造ったラダーフレームを床に溶接した「ビルドインフレーム・モノコック構造」を採用。乗り心地と高剛性を両立させた。さらにクラッシャブルボディ構造とブレーキアシスト機構の採用で、当時の軽自動車としては優れた衝突安全性を誇っていた。

エンジンは新開発となる4A30型4気筒SOHC16バルブ新リーンバーンMVVエンジンと4A30型4気筒DOHC20バルブインタークーラーターボエンジンを搭載。

このターボエンジンは1気筒あたり吸気3バルブ。排気バルブを採用する芸術的かつ高性能なエンジンで、現在でも一部のマニアには伝説のエンジンと呼ばれている。

また、オートマのトランスミッションでは先代のオートマは3ATだったが、2代目で電子制御式4ATに置換され巡航時の静粛性や加速性能が向上した。5MTに関しては初代と同じで引き継ぎ設定。

2代目パジェロミニ リンクスVリミテッドの特別装備

その2代目パジェロミニに2000年11月。従来の角目ヘッドライトに対し初代のような丸目ヘッドライトをハイロー分けた2灯式を採用し個性的な顔つきとしたモデルが追加された。これと同時に設定されたその特別仕様となるのが「リンクスVリミテッド」である。

「リンクスVリミテッド」は、丸目のリンクスをベースに追加でエクステリアではパールホワイト塗装の専用ボディカラーにボディ同色ドアハンドル、ドアミラ、テールゲートガーニッシュ、専用アルミホイールを。

機能装備としてはクラリオン製アゼスト2DIN CD/MDチューナーを標準装備。

このほかリンクスVと共通装備としてリンクス専用グリル、リンクス用ダークグレー専用内装とブラックシートを標準装備とし、ノーマルのパジェロミニと内外装で差別化しかつスタイリッシュとしたモデルとなっていた。

ちなみにリンクスとはアルファベットで「LYNX」。日本語にすると「山猫」の意味でもある。

エクステリア

フロントデザイン。リンクスは2代目パジェロミニの中で唯一の丸目モデル。さらに初代とは異なりハイローを分けた2灯式とし、個性と実用性を高めたスタイリッシュなモデルとなっていた。さらにグリルもリンクス専用デザインで、初代パジェロミニの面影を強く残すデザインである。

リミテッド仕様としてはフロントまわりは特になく、ベースモデルと同じ。ただしボディカラーはシルキーホワイト1色のみの設定で、同年代の他のパジェロミニには設定されないリンクスVリミテッド専用カラーとなる。

サイド。リンクスVリミテッド仕様としてドアハンドルとドアミラーをボディカラーと同色とした。この年代のパジェロミニはドアハンドルとドアミラーが未塗装の樹脂色となっており、ここをリミテッド仕様では塗装済みとしスタイリッシュな外観とした。

足元は15インチアルミホイール。非光輝タイプのスタイリッシュなアルミホイールとなる。

リア。リンクスVリミテッド仕様として、ナンバープレートすぐ上の「テールゲートガーニッシュ」もボディカラー同色とし、こちらもスタイリッシュな外観とした。

エンジン・機能

エンジンは4A30型直列4気筒DOHCインタークーラー付きターボエンジンのみ。

最高出力は64ps(47kW)/7000rpm、最大トルクは10.2kg・m(100N・m)/3500rpmを発生する。

トランスミッションは4ATのみで駆動方式も4WDのみの設定。この年代のモデルのためABSは当時オプション設定となっていた。

インテリア

インパネ。リンクス共通でダークグレー基調のインパネとなる。

ステアリングはリンクス共通で本革巻ステアリングホイール。リミテッド仕様としてオーディオにクラリオン製アゼスト2DIN CD/MDチューナーを標準装備とした。

スピードメーターはベースモデルと同じ。前期型なのでタコメーターのレッドゾーンが8000回転までとなる

フロントシートはセパレートタイプ。リンクス専用のブラックとダークグレーを用いした専用シート表皮で、標準モデルよりも上質かつ落ち着きのあるイメージとなっている。

リアシート。

ラゲッジスペース。

リアシートを倒した状態。リアシートを倒すと意外と広くなって使い勝手がよくなる。

まとめ

2代目前期に設定されたリンクスVの特別仕様車、リンクスVリミテッドはリンクスに追加でアルミホイールや専用ボディカラーのシルキーホワイトでドアハンドルやドアミラー、テールゲートガーニッシュをシルキーホワイトで塗装。スタイリッシュなアルミホイールにクラリオン製MDチューナーを標準装備とするなど、スタイリッシュさを強化した特別仕様車となっていた。

中古市場では2代目の前期型そのもののタマが少なく、さらに生産台数の少ないリンクスとなるとその傾向が強くなる。プラスして特別仕様車の「リンクスVリミテッド」はより希少で、出てきても数台という希少モデルとなっている。

同年代のパジェロミニに比べると若干価格が高い傾向にあるが、希少な2代目パジェロミニ前期の丸目モデル、かつ特別仕様とあってその価値にみあう中古価格となっている。

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