【初代・後期・特別仕様】ホンダ N-BOX G SSパッケージ/G ターボSSパッケージ( JF1/JF2型) | シン・軽自動車マニア

【初代・後期・特別仕様】ホンダ N-BOX G SSパッケージ/G ターボSSパッケージ( JF1/JF2型)

N-BOX

N-BOX(エヌボックス)はホンダのトールワゴン型軽自動車。本稿では初代の後期型(2015年2月マイナーチェンジ~2017年8月)に設定された特別仕様車、「G SSパッケージ」と「G ターボSSパッケージ」を扱う。

出典:ホンダ認定中古車

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初代 ホンダ・N-BOXとは?

長く続いたホンダの軽売り上げ不振を払拭すべく、N計画の第1号として2011年12月にデビューしたN-BOX。ライバルのタントやパレットよりも背の高い1.78Mという高さに、ホンダ得意のガソリンタンクを床下に設置するなど、とにかく車内の広さがこの車の売りだ。

またホイールベースも長く立てにも上にもまさにスーパーなワゴンに仕上がっている。タントやパレット(現行はスペーシア)の後出しということで、このあたりは研究しまくったという印象が強いモデルだ。

運転のしやすさも入念に考えられ、ミニバンと同等のアイポイントや死角を減らすサポートミラーの設定など、幅寄せや駐車を容易にした設計。

新開発のエンジンの採用や同社初のCVTの採用で、当時としてはクラストップレベルのを実現した低燃費と走行性能、軽量化や効率化を追求した新設計ボディの採用もホット。

使い勝手もセンタータンクレイアウトの採用で低床な室内を活用したシートアレンジを採用。また大開口のテールゲートで長くて大きい荷物の積み下ろし(自転車など)も快適とした。

安全装備としてはVSAとヒルスタートアシストをを全グレードに標準装備。サイドカーテンエアバッグを助手席サイドエアバッグをセットでタイプ別設定した。

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初代・後期型N-BOXとは?改良点と前期との違い

そのN-BOXは2015年2月にフロントデザインの変更を伴うマイナーチェンジで後期型となった。

後期型では外装のグリルまわりを一新。親しみやすい上質なデザインとしたほか、機能面では「チップアップ&ダイブダウン機構付スライドリアシート」と「シートバックテーブル」をメーカーオプション設定。

快適装備としては「IRカット<遮熱>/スーパーUVカットガラス(フロントコーナー/フロントドア)」をタイプ別に設定。

リアドアの「ロールサンシェード」もタイプ別に設定。「オートリトラミラー」は標準モデルではオプション設定とした。

ボディカラーでは「プレミアムピンク・パール」を新規追加し、2トーンルーフ仕様には「ブラウンルーフ」を新たに設定。

加えてFFモデルは若干燃費がアップするなどデビュー当初よりもより上質に仕上げたマイナーチェンジとなっている。

特別仕様車 初代後期N-BOX G SSパッケージ/G ターボSSパッケージとは?他グレードのと違いなど

その後期型N-BOXに2016年8月。N-BOXを生産する本田技研の鈴鹿製作所の名称が付いたモデル(SS:スズカスペシャル)を再登場させた。

それがこの「G SSパッケージ」と「G ターボSSパッケージ」である。

後期SSパッケージは、前期型にも設定されいてた標準N-BOX・SSパッケージの後期仕様版となる。

【初代・前期 特別仕様】ホンダ N-BOX G SSパッケージ/G ターボSSパッケージ(JF1/JF2型)

前期G SSパッケージと後期G SSパッケージの違い

後期SSパッケージではリアシートに「チップアップ&ダイブダウン機構付スライドリアシート」と「シートバックテーブル」を新たに標準装備化。

その一方で自然吸気エンジン仕様のSSパッケージでは自動ブレーキ+サイドエアバッグの「あんしんパッケージ」は標準装備からオプション設定に変更。

足元の「アルミホイール」も「ホイールキャップ」にダウングレードされた。

G SSパッケージの特別装備

これ以外は同じで、ベースモデルG・Lパッケージの装備内容に追加でSS仕様として

出典:ホンダ認定中古車

  • 後席右側パワースライドドア
  • ディスチャージヘッドランプ(後期で標準装備化)
  • オートリトラミラー
  • LEDルームランプ(フロントマップ&ラゲッジルーム)
  • 親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス  ※4WD仕様はベースに既装備
  • 運転席&助手席シートヒーター ※4WD仕様はベースに既装備

を標準装備する。

インテリアはブラックインテリアまたはベージュインテリアの2種類を設定。

G ターボSSパッケージの特別装備

ターボSSパッケージでは「G・ターボLパッケージ」に追加で

  • あんしんパッケージ

が追加で標準装備。このほか「G・ターボLパッケージ」に標準装備の

  • ターボエンジン
  • ブラックインテリア
  • 本革巻きステアリング
  • クルーズコントロール
  • クロームメッキインナードアハンドル

等をベースモデル同様標準装備とし、内外装で機能性を高めた特別モデルとなっていた。

エクステリア(外装)

出典:ホンダ認定中古車

フロントデザイン。後期型N-BOXはではグリルまわりのデザインを変更し、より上質としたデザインが特徴。

この他バンパーのデザインも少変更され、3段デザインから2段となり下部の開口部にグリルと同じ細いメッキラインが加えられた。

SSパッケージ仕様としてはエクステリアの見た目はベースモデル同じで、外観上からは見分けは付かない。

jf1-nbox_last1.png

快適装備として「IRカット<遮熱>/スーパーUVカットガラス(フロントコーナー/フロントドア)」をG・Lパッケージベースのため標準装備する。

出典:ホンダ認定中古車

サイドから。LEDドアミラーウィンカーを標準装備するドアミラーは全グレード、スイッチ操作で格納可能だ。

SS仕様として2WDモデルにもヒーテッドドアミラーとフロント撥水ガラスが標準装備となる。サイド側もデザイン的は特に変更点は無い。

パワースライドドアはベースモデルで後席助手席側のみ標準装備だが、SS仕様として右側後方のパワースライドドアを標準装備化。両側パワースライドドアとした。

出典:ホンダ認定中古車

足元はベースモデルと同じ14インチスチールホイール+ホイールキャップ。タイヤサイズは155/65R14。

前期ではアルミホイールを標準装備していたが、後期モデルではホイールキャップに変更された。

出典:ホンダ認定中古車

リア。このあたりも変更点は特に無い。全グレードでエマージェンシーストップシグナルを備える。

エンジン・機能装備・自動ブレーキなど

エンジンはS07A型3気筒の自然吸気エンジンとターボエンジンの2種類。

自然吸気エンジンの「G SSスペシャル」の最高出力は58ps(43kW)/7300rpm、最大トルクは6.6kg・m(65N・m)/4700rpm。

ターボ仕様の「G ターボSSスペシャル」では最高出力64ps(47kW)/6000rpm、最大トルクは10.6kg・m(104N・m)/2600rpm。

トランスミッションはCVTのみで駆動方式はFFまたは4WD。

アイドリングストップを全グレードで標準装備する。安全技術としてはVSA(ABS+TCS+横すべり抑制)とヒルスタートアシスト機能を標準装備。

メーカーオプションとして低速度域衝突軽減ブレーキ+誤発進抑制機能のシティーブレーキアクティビティシステムとサイドエアバッグシステムをセットにした「あんしんパッケージ」をターボSSパッケージに標準装備。SSパッケージではオプション設定。

このほか後期型ではFFモデルにおいて若干燃費が向上。JC08モード燃費で25.2km/lから25.6km/lにアップした。

初代N-BOX JF1とJF2型との違い

初代N-BOXのJF1とJF2との違いは駆動方式。JF1は前輪を駆動するFFのN-BOX。JF2はJF1をベースに全部のタイヤを駆動する4WDのN-BOX。

ただし4WDに関してはジムニーやパジェロミニなどの本格軽SUVとは異なり、基本はFFで、前後の回転差が生じた時(滑った時など)に4WDとなるビスカスカップリングを用いたパッシブタイプのオンデマンド4WD方式。

パートタイム4WDのようなタイトブレーキング現象が発生せず街乗りでは扱いやすいが、その分本格的な悪路走行には向いていないのでその点は十分注意されたい。

インテリア(内装)

出典:ホンダ認定中古車

インパネ。SSスペシャルではベージュまたはブラックの2種類からインテリアカラーを選択可能。

出典:ホンダ認定中古車

ターボSSパッケージはブラックインテリア固定となる。ターボ仕様ではステアリングが革巻きステアリングとなり、パドルシフトも追加装備される。

エンジンスタートは全グレードでプッシュスタート式。セキュリティアラームとスマートキーシステムも備える。エアコンはフルオートエアコン。

また、シフトノブ下部のセンターロアボックスには電気製品の電源を取れるアクセサリーソケットを標準装備。シガーソケットからの変換無しに電源を供給可能だ。

SS仕様としてLEDフロントマップランプを標準装備する。

出典:ホンダ認定中古車

フロントシートはベンチシートタイプ。ベージュ系のシートと。

出典:ホンダ認定中古車

ブラック系の2種類がある。4WD仕様ではヒートシーターが標準装備だが、SS仕様として2WDにも運転席と助手席の両側にシートヒーターを標準装備とした。

出典:ホンダ認定中古車

リアシート(ベージュ系)。後部ガラス付近には日差しをやわらげ、プライバシーの保護に役立つロールサンシェードをG・Lパッケージ以上で標準設定。

また、後部の足元を暖めるリアヒーターダクトも備え、冬場の後部座席を快適にする。

出典:ホンダ認定中古車

リアシートはこのように後ろ側へも格納できる。

出典:ホンダ認定中古車

標準のチップアップダウン機構付きシートはリアシートのスライドが出来ず、またリクライニングも2段階だが、SS仕様ではスライド機構とリクライニング機能を4段にパワーアップさせたチップアップ&ダイブダウン機構付スライドリアシート」を標準装備する。

出典:ホンダ認定中古車

ラゲッジルーム。

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出典:ホンダ認定中古車

リアシートを倒した状態。SS仕様としてLEDラゲッジルームランプを標準装備する。

まとめ

初代N-BOXの後期に設定されたSSパッケージとターボSSパッケージは上級G・LパッケージとG・ターボLパッケージをベースに後席右側パワースライドドアやディスチャージヘッドランプ、2WDモデルにはシートヒーターや親水/ヒーテッドドアミラーなど、快適装備をプラスし、機能性を高めた特別仕様車となっていた。

特にベースモデルではオプション設定だった後席右側パワースライドドアが標準で付いてくるため、このあたりは嬉しいポイント。

中古車で探す際も「後席右側パワースライドドアやディスチャージヘッドランプなど快適装備がプラスされた特別モデル」とおぼえておくといいだろう。

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