【初代・後期 特別仕様】ダイハツ ウェイク GターボリミテッドSAⅢ(LA700S/LA710S型) | シン・軽自動車マニア

【初代・後期 特別仕様】ダイハツ ウェイク GターボリミテッドSAⅢ(LA700S/LA710S型)

ウェイク

ウェイクはダイハツのスーパートールワゴン型軽自動車。本稿では初代L700SおよびL710Sの後期型(2016年5月マイナーチェンジ~)に設定された特別仕様車、「GターボリミテッドSAⅢ」を扱う。

出店:ダイハツ認定中古車

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ダイハツ・ウェイクとは?

2014年11月に登場したダイハツのウェイク

それまでのタントよりもさらに全高を取り、荷室を縦方向へ拡大。日常以外にレジャー用途を重視し、アウトドアスポーツを楽しむ人をターゲットに作られたモデルである。

タントを凌ぐ高さからくる箱のような大きなスタイリングと「ウェイクだよ!」の言葉が耳に残るドラマ仕立てのCMが印象的でもある。

ウェイクは

  • その高さくる見晴らしの良さ(ファインビジョン)
  • ボンネット内にエンジンを収める軽乗用車としては最大級の室内空間(ウルトラスペース)
  • 高さを感じない安心・安全の基本性能(ファン&リラックスドライブコンセプト)
  • 圧倒的な荷室の使い勝手の良さ(ミラクルラゲージ)
  • 存在感と多用途性を感じるかたまり感のあるスタイリング(WAKUWAKU BOX)

の5つが特徴の軽乗用車となっている。

特にその高い全高でも車両を安定させるため、「ファン&リラックスドライブコンセプト」としてフロントアブソーバーロッドやリヤアブソーバーのサイズアップによる高剛性化で安定性を向上。

さらにウレタンバンプスプリングやスタビライザーの標準採用でコーナリングのロールを低減している。

また、少しでも重心を低くするためにルーフパネルを薄くし、外板を樹脂化することで重心より上のパーツを軽量化。同年代の3代目タントより85mm全高がアップしたにも関わらず、重心高は10mmアップに抑えた。

また実用性の面では「ミラクルラゲージ」として、後部座席後ろのラゲッジルームに約90Lの「大容量ラゲージアンダートランク」を設定。

ゴルフバッグやスノーボードなど立てて積めばリアシートを倒すこと無く長物を積載可能とした。

また、シートは撥水加工が施されたフルファブリックシートとし、背面は塩化ビニール加工で汚れや水濡れも簡単に拭き取り可能に。これ以外では車内の隅々に収納スペース(ポケッテリア)を設け使い勝手を向上させた。

エンジンはKF型エンジンにミライーステクノロジーからクールドi-EGR(※自然吸気エンジンのみ)、CVTサーモコントローラー、エコ発電制御などを適用。1トン近い車重ながら自然吸気エンジンのFFで25.4km/L(JC08)、一番悪いターボの4WDでも23.2km/L(JC08)の低燃費を実現。

さらにエコドライブアシストを全グレードで備えドライブ面でも低燃費をサポートする。自動ブレーキとしてはスマートアシストをグレード別に設定。

横滑り防止装置のVSC&TRC、エマージェンシーストップシグナル、SRSサイドエアバッグは全グレードで標準装備とした。

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後期型ウェイクの改良点と前期との違い

そのウェイクは2016年5月のマイナーチェンジでフロントデザインの変更を伴い後期型となった。

LA700S/LA710S 前期型ウェイクのフロント 出典:ダイハツ認定中古車

LA700S/LA710S 後期型ウェイクのフロント 出典:ダイハツ認定中古車

後期型ではDとLグレードで新デザインのフロントフードガードフィッシュを採用したほか、フロントとリアバンパーガーニッシュをボディ同色化。

ヘッドライトもDとLグレードではハロゲンヘッドライトに変更しフォグランプは全グレードで標準装備とした。

内装ではLグレード以上でオーディオパネル、カップホルダー、センタークラスターに加飾を与えた。

ボディカラーもミストブルーマイカメタリックとフレッシュグリーンメタリックの新色を追加し、ホワイトルーフの2トーンカラーのバリエーションも増やした。

また、自動ブレーキのスマートアシストは、カメラ、レーザーレーダー、ソナーセンサーの3つのデバイスからなる「スマートアシストⅡ」にバージョンアップ。

従来のスマートアシストの機能に加え、「 衝突回避支援ブレーキ機能の作動範囲拡大」や「衝突警報機能の歩行者検知」、「車線逸脱警報機能」を追加し安心・安全性能を向上させた。

2017年11月には自動ブレーキが「スマートアシストⅢ(SAⅢ)」へバージョンアップ。

スマートアシストⅢ搭載モデルにはリアコーナーセンサーも追加され、バック駐車時に障害物を検知してブザー音で警告するようにした。

スマートアシストⅢではそれまで未対応だった対歩行者の自動ブレーキを可能とし、それ以外でも動作速度域を上げるなどステレオカメラによるパワーアップがなされた。

このほか、ステレオカメラを用いたハイビームアシストも搭載し、順当なバージョンアップとなっている。

出典:ダイハツ認定中古車

2020年2月の仕様変更ではボディカラーの入れ替えを実施。それまでの「フレッシュグリーンメタリック」、「ミストブルーマイカメタリック」、「ブルーマイカメタリック」の3色を廃止。

入れ替えで「レイクブルーメタリック」を追加。2トーンカラーも上記3色の組み合わせを廃止し、入れ替えで「レーザーブルークリスタルシャイン」の組み合わせを追加した。

出典:ダイハツ認定中古車

2020年6月の一部改良では新規ボディカラーとしてタフトでも採用された「レイクブルーメタリック」を追加。

2020年9月の一部改良ではさらにボディカラーの設定変更が行われ、「パールホワイトIII」が「シャイニングホワイトパール」へ差し替え。2トーンカラー選択時のルーフ色である「パールホワイトⅢ」も「シャイニングホワイトパール」へ変更となった。

2021年5月の一部改良では最廉価のDグレードを含めてオートライトが全グレードに標準装備&運転中は常時作用する仕様へ変更した。

特別仕様車・GターボリミテッドSAⅢとは?特徴やGターボSAⅢとの違いなど

そのウェイクに2018年9月。GターボSAⅢをベースに15インチアルミホイールや機能装備、快適装備をプラスしつつ、お買い得とした特別仕様車が設定された。

出典:ダイハツ認定中古車

それがこの「GターボリミテッドSAⅢ」である。

GターボリミテッドSAⅢは最上級ターボ仕様の「GターボSAⅢ」をベースに

  • パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパック
  • 15インチアルミホイール(切削加工+ブラック塗装)
  • LEDフロントパーソナルランプ
  • LEDリヤパーソナルランプ
  • LEDラゲージルームランプ
  • LEDバックドアランプ

を特別装備とし、機能性を高めた特別仕様車となっていた。

※パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパックの中身は…

  • ステアリングスイッチ
  • 16cm リヤスピーカー
  • ツィーター
  • GPS アンテナ
  • フルセグ TV フィルムアンテナ用ハーネス
  • フロントカメラ&サイドカメラ&バックカメラ
  • 後席モニター用ハーネス

がセットで標準装備となり、後は別売りのナビゲーション本体を別途購入するだけでステアリングから操作可能なパノラマモニター対応ナビゲーションが使えるものだった。

エクステリア

出典:ダイハツ認定中古車

ベースモデルは最上級の「Gターボ SAⅢ」。これに特別装備が加わるが、外観上の変更点はアルミホイールのみで、これ以外はベースモデルと全く同じ。

出典:ダイハツ認定中古車

エクステリアではGターボSAⅢと同じく「LEDスタイルパック」が標準装備となる。

デビュー当初からのウェイクのウリの一つでもある「LEDスタイルパック」はヘッドライトやクリアランスランプ、フォグランプがすべてLED化され夜間の視認性と見た目がよくなる。

出典:ダイハツ認定中古車

サイドビュー。こちらもGターボ SAⅢの外観とアルミホイールを除いて全く同じ。

ただしアルミホイールが切削加工+ブラック塗装が施された専用15インチにグレードアップされることにより、スタイリッシュ感がアップする。

出典:ダイハツ認定中古車

特別仕様車のみに設定される15インチアルミホイール。タイヤサイズは165/55R15。

過去にはレジャーエディション、それ以外では波伝説バージョンモンベルバージョンなどの特別仕様車でも採用されてきたスタイリッシュなウェイク専用15インチアルミホイールとなる。

出典:ダイハツ認定中古車

リアも外観上はGターボ SAⅢと全く同じ。特別仕様のリミテッドを示すエンブレムの追加も無く外観上はGターボSAⅢとほぼ同じ。

エンジン・機能装備・安全装備など

エンジンはKF型3気筒DOHCインタークーラー付きターボエンジンが採用され、最高出力64ps(47kW)/6400rpm、最大トルク9.4kg・m(92N・m)/3200rpmを発生する。

このほか、ミライーステクノロジーからCVTサーモコントローラー、エコ発電制御などを適用。

1トン近い車重ながら自然吸気エンジンのFFで25.4km/L(JC08)、一番悪いターボの4WDでも23.2km/L(JC08)の低燃費を実現。

また、エコドライブアシストを全グレードで備えドライブ面でも低燃費をサポートする。トランスミッションはCVTのみで駆動方式はFFまたは4WD。

横滑り防止装置のVSC&TRC、エマージェンシーストップシグナル、SRSサイドエアバッグは全グレードで標準装備とした。

自動ブレーキはステレオカメラを用いた「スマートアシストⅢ」を採用し、リアコーナーセンサーも標準装備する。

スマートアシストⅢでは

  • 衝突回避支援ブレーキ(対歩行者含む)
  • 衝突警報機能
  • 車線逸脱警報機能
  • 誤発進抑制機能(前方&後方)
  • 先行車お知らせ機能
  • ハイビームアシスト

などを備える。

インテリア

出典:ダイハツ認定中古車

インパネ。内装もGターボ SAⅢがベースのため基本的には同じ。リミテッド仕様として「LEDフロントパーソナルランプ」が標準装備となる。

出典:ダイハツ認定中古車

ステアリングは革巻ステアリングホイールとなる。

出典:ダイハツ認定中古車

スピードメーターはベースと同じタコメーター付き自発光式大型3眼センターメーター。

LA700S_Gturbo_VS_SA3 (12)

出典:ダイハツ認定中古車

本革巻きのシフトノブにオートエアコンとなる。リミテッド特別装備として「パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパック」を特別装備。

ナビ本体は別売りとなるが、パノラマモニターを接続するための以下セットパックが標準装備となるため後はナビを購入して取り付けるだけとなる。

  • ステアリングスイッチ
  • 16cm リヤスピーカー
  • ツィーター
  • GPS アンテナ
  • フルセグ TV フィルムアンテナ用ハーネス
  • フロントカメラ&サイドカメラ&バックカメラ
  • 後席モニター用ハーネス

出典:ダイハツ認定中古車

フロントシートはベンチシートタイプ。Gターボ SAⅢと同じハニカム柄のシート表皮。

出典:ダイハツ認定中古車

リアシート。リミテッドの特別装備として後部座席用の「LEDリヤパーソナルランプ」が標準装備となる。

出典:ダイハツ認定中古車

ラゲッジルーム。リミテッドの特別装備として「LEDラゲージルームランプ」と「LEDバックドアランプ」が標準装備となる。

出典:ダイハツ認定中古車

リアシートを倒した状態。

出典:ダイハツ認定中古車

フロントシートも前に倒すとサーフボードやロードバイクなど、長モノもそのまま車内に積み込める。

まとめ

後期型のウェイクに設定された特別仕様車の「Gターボ リミテッドSAⅢ」は最上級でターボ搭載グレードの「Gターボ SAⅢ」をベースにパノラマモニター対応純正アップグレードパックや専用アルミホイール、LEDランプ類を標準装備しつつ、お買い得とした特別仕様車である。

それぞれ単体で購入すると割高になるが、特別仕様車の「GターボリミテッドSAⅢ」ではこれらをセットにして幾分お買い得となっており、ベースモデルよりも4万4千円ほどアップ(パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパック単体だけで58300円なの)で買える仕様だった。

その一方でそれまで存在した「レジャーエディション」のリネームバージョンともいうべき内容にもなっており、Gターボにプラスして上級な快適装備が嬉しい特別仕様車であった。

中古車としては後期型ウェイクの中ではタマ数が少なく少しレアなグレード。「GターボSAⅢよりもアルミホイールがスタイリッシュかつLEDルームランプ類が標準装備な特別仕様車」として認識しておくと良い。

また、純正ナビゲーションが付いている個体も多く、このあたりもポイント(※中古屋や前オーナーが取り外していないことが条件)。

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