【2代目・前期型 特別仕様】三菱 パジェロミニ スキッパー(H53A型)

パジェロミニ

パジェロミニは三菱のSUV(RV)型の軽自動車。本稿では2代目H53A型の前期(1998年10月~2005年11月)に設定された特別仕様車の「スキッパー」を扱う。

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2代目・三菱パジェロミニとは?特徴など

パジェロミニは「パジェロ」と名がつくことから想像できるように、クロカンであるパジェロの弟分としてデビューした。

1994年に初代がデビューし、1994年にジムニーに対向する形で登場した初代・パジェロミニ。そのパジェロミニは1998年の軽自動車新規格を受けて同年の10月に2代目へとフルモデルチェンジした。

2代目ではそれまでの特徴だった丸目ヘッドライトを廃止し、オーソドックスな角型ヘッドライトを採用。新規格に対応したことでボディ形状は全長で100mm、全幅で80mm拡大するもののスタイリング(パジェロスタイル)はほぼ先代を踏襲。顔つき以外は先代とほぼ同じ外観となっている。

また、モノコック高剛性ボディにクラッシャブルボディ構造とブレーキアシスト機構の採用で、当時の軽自動車としては優れた衝突安全性を誇っていた。

エンジンは新開発となる4A30型4気筒SOHC16バルブ新リーンバーンMVVエンジンと4A30型4気筒DOHC20バルブインタークーラーターボエンジンを搭載。また、先代のオートマは3ATだったが、2代目で電子制御式4ATに置換された。

(※ただし排ガス規制に引っかかりこの4気筒DOHC20バルブツインスクロールターボは2002年9月のマイナーチェンジで廃止、代わりに自然吸気エンジンをターボ化した4気筒SOHC16バルブインタークーラーターボに切り替わった。)

デビュー当初からパジェロミニはジムニーに対して「シティユース」というキャラクターを出していたがこの2代目ではそれが顕著だった。

ベースモデルに対してより個性的な顔をもたせたり(パジェロミニ・デューク)、初代を彷彿とさせる丸目を用意したり(パジェロミニ・リンクス)。

はたまたレカロシートを装備したスポーティーなモデルを追加したり(パジェロミニ VR-S)とまさにムーヴムーヴカスタムの関係のようなグレード展開をSUVで行っていた。

さらにジムニーでは珍しい2WDグレードや、自然吸気エンジン仕様などで価格を抑えたグレードを設定したりと、見た目重視のグレードも展開していた。見た目のアレンジや装備面の厳選で、安さや個性的なモデルでジムニーに対抗していた。

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特別仕様車・パジェロミニスキッパーとは?ベースとの違いなど

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画像参照元:Goo-net

その2代目パジェロミニに2000年1月。ベーシックなXグレードの2WD車をベースに外観を向上させつつもお買い得とした特別仕様車が追加された。そこがこの「スキッパー」である。

スキッパーではヘッドランプベゼルをブラック化。メッキフロントグリルにアルミホイール、リアとリアクォーターにプライバシーガラスを追加した他、ドアハンドル、ドアミラー、テールゲートガーニッシュをボディと同色化しスタイリッシュな外観に仕立てた。

ボディカラーはモノトーンのみでソフィアホワイト、シンフォニックシルバー、セレーノブルーの3色を設定。

快適装備としてフロントドアにはUVカットガラスも標準装備。

初代パジェロミニにもベースよりも内外装でスタイリッシュとした「スキッパー」があったが、2代目では外装のみとなりかつ、自然吸気エンジンと2WD仕様のみという珍しい特別仕様車となっている。

エクステリア

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フロントデザイン。スキッパー仕様としてヘッドライトをインナーブラック化(ヘッドランプベゼルをブラック化)。

これはスポーツ仕様の「パジェロミニR」でも用いられていたヘッドライトで、ノーマルとは異なる目元を強調させたデザインとなっている。これにメッキグリルが組み合わさり、また違った雰囲気を演出した。

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サイド。スキッパー仕様としてリアクオーターガラスとリアドアをプライバシーガラス化。

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足元はベース同様に15インチアルミホイールを標準装備。タイヤサイズは175/80R15。

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このあたりは変更点は特になくノーマルと同じ。なお、写真のタイヤケースは純正状態ではなく、本来は

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ベーシックな樹脂とビニール素材のハーフタイプのハードカバーとなる。

エンジン・機能装備・安全装備など

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エンジンは4気筒のN自然吸気エンジンのみ。これをエンジンルームに縦置きで搭載する。

自然吸気エンジンは4A30型4気筒SOHC16バルブ新リーンバーンMVVエンジンを採用し、最高出力は52ps(38kW)/6500rpm、最大トルクは6.3kg・m(61.8N・m)/4500rpmを発生。

トランスミッションは4ATまたは5MTで駆動方式は2WDのFRのみとなる。

2代目・パジェロミニのスキッパー最大の特徴はパジェロミニなのに2WD仕様のみという部分で、よりシティユースを強めた特別仕様車となっている。

インテリア

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インパネ。このあたりはベースと同じだ。エアコンはマニュアル式エアコンを採用。

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スピードメーター。自然吸気エンジンのみのため、タコメーターのレッドゾーンは7000rpm。

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シフトノブ。これ以外に5MTがある。ただし、2WDオンリーなのでイージーセレクト4WDのレバーは非装備。

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フロントシートはセパレートタイプ。

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リアシート。

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ラゲッジスペース。

まとめ

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2代目・パジェロミニの前期型に設定された「スキッパー」はブラックアウト化されたヘッドライトにメッキグリル、プライバシーガラスに加えパジェロミニなのに2WDのみという変わった特別仕様車である。

この年代のパジェロミニでは同じくスポーツグレードのパジェロミニRが2WDのみだったが、スキッパーはターボ無しののんびり仕様といったところで、4WD不要のシティユースをメインとしたユーザー向けとなっていた。

スキッパーでは4WDを省略したことで、この外観でありながら新車価格も安く抑えられていた点もポイントだ。

なお、ライバルのスズキ・ジムニーでは似たような2WD仕様でシティユースを想定した「ジムニーL」が2000年9月に登場しており、スキッパーはその対抗モデル的な存在であった。

ただ、異色の2WD仕様とあってそこまで売れず、現存する中古車も数少ない希少車となっている。

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