【4ナンバー・軽貨物仕様】スズキ スペーシア ベース(MK33V型)

スペーシア ベース

スペーシアベースはスズキのハイトワゴン型軽自動車。スペーシアをベースとした4ナンバー軽貨物仕様車である。

出典:ガリバー

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スズキ・スペーシアベースとは?

2022年8月に登場したスズキ・スペーシア ベース。

スペーシア ベースはスペーシアをベースに4ナンバー・軽貨物仕様(商用車化)した第4のスペーシアで、ホンダの「N-VAN」に近いモデルである。

ダイハツではウェイクをベースに4ナンバー化した「ハイゼットキャディー」があったが、「スペーシア ベース」はこれとほぼ同じ仕様。

ただし、ハイゼットキャディーよりもラゲッジスペースの使い勝手をはるかに向上させている。

スペーシアベースでは後部座席を軽バンのような簡易的なシートに変更。ラゲッジスペースエリアを広くとり、フルフラット化時は隙間がなく、段差もできないようにした。

また、標準でラゲッジスペースを簡単にアレンジ可能な「マルチボード」を標準装備。

ラゲッジスペースに設けたマルチボードステーと組み合わせて多彩なラゲッジスペースのアレンジを可能とし、個人での配送業の利用以外に車中泊、デスクワーク、ペット同伴旅行など様々な用途での利用を容易とした。

また、ラゲッジスペースは防汚仕様とし、助手席シートバックテーブルも標準装備。

加えて使い勝手や乗り心地、運転のしやすさはスペーシアゆずりで、軽バンのエブリィやエブリィワゴンとは差別化がなされている。

エクステリアはスペーシアカスタムをベースにグリルやヘッドライト、ドアミラー、バックドアガーニッシュ、アウタードアハンドル、ホイールをブラック仕様に変更。

また、ベース専用リアクォーターパネルや専用エンブレムも採用しシンプルながら個性と力強さを強調したデザインとした。

インテリアではインパネカラーパネル、フロアコンソールトレー、フロントドアミドルポケット、リヤクォーターポケットのアクセントカラーにグレーイッシュブルーを採用し、力強さを表現。

フロントシートはアームレストを廃したセパレートシートを採用し、後部座席へのアクセスを容易とした。

ボディカラーはスペーシアベース専用色「モスグレーメタリック」のほか「デニムブルーメタリック」や「ピュアホワイトパール」など全5色を設定。

安全装備は夜間の歩行者も検知する「デュアルカメラブレーキサポート」などを搭載する「スズキセーフティサポート」、LEDヘッドランプ、LEDフォグランプを全グレードに標準装備。

快適装備は全車速追従機能付のアダプティブクルーズコントロール(ACC)を上級XFグレードに採用。このほか上級XFグレードには

  • 後席両側スライドドアクローザー
  • 後席右側ワンアクションパワースライドドア
  • パワースライドドア一時停止機能
  • プレミアムUV&IRカットガラス(フロントドア)
  • IRカット機能付フロントガラス
  • 運転式シートリフター
  • チルトステアリング
  • USB電源ソケット[Type-A/Type-C](インパネ、2個)

など、4ナンバー商用モデルながら乗用モデル並みの快適装備が標準装備となる。

すれ違い狭路でのすれ違い時の接触防止をサポートするすれ違い支援機能を搭載した全方位モニター用カメラをメーカーオプションとして設定。

安全装備では4エアバッグ(運転席・助手席SRSエアバッグ、フロントシートSRSサイドエアバッグ)は全車に標準装備。

エンジンはスペーシアと同じR06A型を採用しCVTを組み合わせるが、マイルドハイブリッドは非搭載で、自然吸気エンジンのみの設定(ターボは非設定)となる。

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スペーシアとスペーシアベースの違い

スペーシアとスペーシアベースの違いは大きくは5ナンバー乗用モデルか、あるいは4ナンバー軽貨物かが違う。

このほか、スペーシアベースはカスタムモデルのスペーシアカスタムがベースで、カスタムではメッキパーツを多様していたが、ベースではブラック塗装でシックなエクステリアが特徴。

インテリアでは後部座席がアルトバンなどの軽バンと同じ仕様で、後部座席は乗るのには適さなく実質2名乗車の2シーターだが、その分ラゲッジスペースは使い勝手が良くむしろスペーシアにはない魅力がある。

ただし、スペーシアカスタムに設定のターボエンジンが非設定で、マイルドハイブリッドも非設定。

また、GFグレードは完全な手動スライドドアとなるなど、軽バンらしくコストカットされた部分もある。

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エブリィとスペーシアベースの違い、燃費や荷室の広さ、エンジン搭載位置、MTなど

エンジン搭載位置、駆動方式、トランスミッション、荷室の広さ、メンテナンス性など

同じ軽バンでもエブリィとスペーシアベースとでは後部座席の長さや最大積載量、エンジン搭載位置、MTモデルが非設定などの違いがある。

エブリィはエンジンを運転席下に搭載するセミキャブオーバータイプ。一方でスペーシアベースはボンネットにエンジンを配置するボンネットバン。

また、後部座席はエブリィがボンネットを切り詰めたワンボックスタイプのため足元空間が広く、リアシートを倒すとラゲッジスペース全体の長さも大きい。

このあたりは本格的に荷物を積んで配送や業者の荷物運搬に使うなど、ビジネスユースでの利用が念頭にある。

一方でスペーシアギアはボンネットにエンジンを搭載するため、ラゲッジスペースの全長はエブリィよりも短く、リアシートを倒しても荷室長が短く、後部座席の足元は激しく狭い実質2シーター仕様。

さらにボンネットにエンジンがあるためトラブルが発生したときやメンテナンスなど整備性も良好で、自分で整備しやすい。

駆動方式やトランスミッションもエブリイがFRもしくはFRベースのパートタイム4WDで5MTや5AGS、もしくは4ATを設定するの対し、スペーシアベースはFFもしくはFFベースのフルタイム4WD(ビスカスカップリング式)で、CVTのみの設定。

スペーシアギアは業者のビジネスユースよりは個人での利用をメインとしており、棲み分けがなされている。

また、エブリィの最大積載量は350kgだが、スペーシアギアの最大積載量は200kgとライトな軽バンとなっている。

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エブリイ(DA17V)とスペーシアベースの燃費比較

燃費性能もスペーシアベースの方が上で、特にエブリイの4ATとスペーシアベースのCVTを比較すると、エブリイ4AT・2WDが

エブリイ 4AT/2WD14.6km/L
市街地モード※212.8km/L
郊外モード※215.0km/L
高速道路モード※215.2km/L

に対し、スペーシアベース2WDが

XF/GF 2WD車21.2km/L
市街地モード19.4km/L
郊外モード22.1km/L
高速道路モード21.5km/L

と、特に街乗りではスペーシアベースがはるかに良くなる。燃費性能の悪い軽バンとしては魅力的なポイント

なお、エブリイでも5MT/2WDでは

エブリイ 5MT/2WD17.2km/L
市街地モード15.1km/L
郊外モード18.1km/L
高速道路モード17.7km/L

5AGS/2WDの場合は

エブリイ 5AGS/2WD16.4km/L
市街地モード14.3km/L
郊外モード17.2km/L
高速道路モード16.9km/L

と、そこそこ良くなるが、リッター20には届かない。4WD仕様ではこれらよりも悪化する。

スペーシアベースの最大積載量とAmazoFlex利用やフードデリバリーの注意点

通販拡大に伴い、個人で業者と契約して行えるAmazoFlex。

この配達には軽バンが必須だが、その条件に「黒ナンバーの軽自動車で最大積載量が350kg」という条件がある。

スペーシアギアは最大積載量が200kgで、最初から4ナンバー登録のモデル。これを黒ナンバー化したとしても最大積載量の部分で条件をクリアできず、AmazoFlexに登録できない。

このあたりは注意が必要だ。

ただし、ウーバーイーツやWoltなど地方のフードデリバリー配達やAmazon以外の小口配達(個人の委託契約)には充分使えるので、乗り心地や軽バンに見えない外観など、普段の足と配達で使う車を兼用する場合は、有益な選択肢でもある。

スペーシアベースは税金が安い4ナンバー登録(軽貨物・自家用)

スペーシアベースは4ナンバーのため、1年間の税金が5,000円。乗用モデルのスペーシアなど、一般的な5ナンバーの軽自動車は10,800円のため、年間5,800円浮く計算になる。

浮いた軽自動車税分は他の物を買ったり、12ヶ月点検や2年に一回の車検代に充当できる。仮にスペーシアベースを10年保有すれば単純計算58,000円もの節税になる。

特に軽自動車が必需品な地方都市では他の軽自動車に比べてアドバンテージがある。

スペーシアベースのグレード GFとXFの違い

スペーシアベースのグレード展開はシンプルにエントリー「GF」と上級「XF」の2種類。

外装が一部異なり、内装面や機能装備でXFの方が豪華になる。

GF

スペーシアベースのエントリーグレード。XFに比べて装備が簡略化され、価格が抑えられている。

特にパワースライドドアやUSBポートが非装備など、軽バンに近い構成が特徴。

エクステリアでは

  • LEDヘッドライト&LEDフォグランプ
  • ブラック塗装カラードドアハンドル&バックドアガーニッシュ&カラードドアミラー
  • エアロバンパー
  • リアクォーターパネル
  • 14インチスチールホイール+ホイールキャップ

などを標準装備。XFに対してルーフレールやアルミホイールが非装備

インテリアでは

  • グレーイッシュブルーのインパネカラーパネル
  • 防汚タイプラゲッジフロア
  • 助手席シートバッグテーブル
  • マルチボード
  • フラットカバー
  • 残照式3ポジションLEDルームランプ
  • 防汚タイプラゲッジフロア

などを標準装備。アームレストはXFもGFも非装備。

機能装備は

  • キーレスプッシュスタートシステム
  • フルオートエアコン
  • エアコンルーバー
  • ロールサンシェード
  • 運転席バニティミラー
  • 運転席シートヒーター
  • 助手席シートヒーター(4WDのみ)

などを標準装備。XFに対してパワースライドドアが非装備で手動スライドドア、USB電源ソケットも非装備となる。全方位モニター用カメラパッケージはGFに非設定。

安全装備は

  • デュアルカメラブレーキサポート
  • 誤発進抑制機能
  • 後退時ブレーキサポート
  • 後方誤発進抑制機能
  • リヤパーキングセンサー
  • 車線逸脱警報機能
  • ふらつき警報機能
  • ハイビームアシスト
  • エマージェンシーストップシグナル
  • ヒルホールドコントロール
  • SRSエアバッグ
  • フロントシートサイドエアバッグ
  • シートベルト警告灯
  • フロントスタビライザー
  • リアスタビライザー(2WDのみ)

などを標準装備する。XFに対してアダプティブクルーズコントロールが非装備

収納スペースは

  • インパネドリンクホルダー(運転席・助手席)
  • インパネアッパーボックス(助手席)
  • インパネボックス(助手席)
  • インパネセンターポケット
  • リアクォーターポケット
  • フロアコンソールトレー
  • 助手席シートアンダーボックス
  • ユーティリティナット(10箇所)

を設定。XFに対してオーバーヘッドシェルフが非装備

XF

スペーシアベースの上級グレード。

出典:ガリバー

GFに対してルーフレールやアルミホイールを標準装備し、快適装備が豪華になる。

エクステリアではルーフレールと14インチアルミホイール+ハーフホイールキャップを標準装備。

インテリアは同じだが、快適装備や収納スペースがGFに追加で

  • スライドドアクローザー
  • 後席右側ワンアクションパワースライドドア
  • パワースライドドア一時停止機能
  • プレミアムUVカットガラス、IRカットガラス(フロントドア)
  • IRカット機能付きフロントガラス
  • オーバヘッドコンソール
  • USB電源ソケット

を標準装備する。なお、上級グレードでも助手席側パワースライドドアは非設定(手動式スライドドア)

これは4ナンバー仕様で、後部座席は乗り降り用途でないと考えたため。

安全装備では全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)を標準装備。

全方位モニター用カメラパッケージはXFのみにオプション選択可となる。

スペーシアベースにマイルドハイブリッドやターボ車が無い(非設定)な理由、追加の可能性は?

上述のとおり、スペーシアベースにはターボ車はもちろん、マイルドハイブリッドすら搭載されていない。

これはコストや価格上昇につながるため、4ナンバー・軽バンらしくベースでは省いたものと推測する。

特にスペーシアカスタムと同じフロントデザインやLEDヘッドライトを採用しつつも価格が27万円ほど安くなっているので、この分は魅力的である。

同じ4ナンバー軽バンのエブリイではマイルドハイブリッドが非搭載のため、軽バンとしてみても特段珍しい仕様ではない。

ただし個人的には重たいハイトワゴンベースのため、ストップ・アンド・ゴーが多い街乗り用に最低限でもマイルドハイブリッドによるモーターアシストによる出だしの加速補助や回生発電などによる燃費アップが欲しかった。

また、ライバル車種のN-VANには6MTの設定があるため、MTモデルも望まれるところ。

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このあたりはスペーシアベースの売れゆきやライバル状況により、後から追加される可能性がある。

エクステリア

出典:ガリバー

フロントデザイン。スペーシアギアのフロントはスペーシアカスタムを流用し、グリルをブラック塗装。フォグランプやドアミラーもブラック塗装とすることで、シンプルながら力強さを与えた。

ヘッドライトは全グレードでLEDヘッドライト、フォグランプもLEDフォグを標準装備し、機能性を高めている。

出典:ガリバー

サイド。スペーシアギアではリアクォーターパネルの窓を廃止しパネルで埋めることでアクティブな軽バンのようなスタイリングを表現。

アウタードアハンドルやピラー、ルーフレール(※XFのみ)もブラック塗装とし、こちらも力強さを表現。

出典:ガリバー

足元はXFがブラック塗装の14インチアルミホイール+ハーフホイールキャップ。

GFはスチールホイール+ホイールキャップとなる。タイヤサイズはスペーシアと同じく155/65R14。

出典:ガリバー

リア。スペーシアベースでは専用のブラック塗装バックドアガーニッシュを装着。エンブレムもベース専用の遊び心感の強い専用品で差別化されている。

テールランプはカスタム用のクリアーテールでなく、標準スペーシアのテールランプを採用。このあたりでもコストカットが見られる。

なお、4ナンバー軽貨物のため、バックゲートには「最大積載量 200kg」のデカールが右下付く。

エンジン・機能装備・安全装備など

エンジンはR06A型直列3気筒DOHC12気筒吸排気VVT・自然吸気エンジンのみ。スペーシアに搭載のマイルドハイブリッドは非設定。

最高出力は52ps(38kW)/6500rpm、最大トルクは6.1kg・m(60N・m)/4000rpm。

トランスミッションはCVTのみで、駆動方式は各グレードに2WDと4WDを設定。

安全装備は衝突被害軽減ブレーキのデュアルカメラブレーキサポートをはじめ

  • 誤発進抑制機能
  • 後退時ブレーキサポート
  • 後方誤発進抑制機能
  • リヤパーキングセンサー
  • 車線逸脱警報機能
  • ふらつき警報機能
  • ハイビームアシスト
  • エマージェンシーストップシグナル
  • ヒルホールドコントロール
  • SRSエアバッグ
  • フロントシートサイドエアバッグ
  • シートベルト警告灯
  • フロントスタビライザー
  • リアスタビライザー(2WDのみ)

などを全グレードで標準装備する。XFのみアダプティブクルーズコントロールを標準装備

全方位モニターアップグレード装着パッケージもXFのみにオプション設定。

インテリア

  

出典:ガリバー

インパネ。ベースでは専用インパネカラーパネルとして「グレーイッシュブルー」を採用。道具感や遊び心を感じさせる雰囲気とした。

出典:ガリバー

ステアリングはウレタンステアリング。スピードメーターはスペーシアと共通で1眼メーターにマルチインフォメーションディスプレイを組み合わせたタイプ。

出典:ガリバー

エアコンは全グレードフルオートエアコン。USB電源ソケットはXFのみに標準装備。

フロントシートはセパレートタイプ。アームレストを廃止し、後部座席のアクセス性を向上。

特にペット同伴時はこの隙間から後部座席を確認しやすい、ペットも後部座席から飼い主をよく見れるなど、メリットがある。

出典:スズキ認定中古車

スペーシアベースのリアシート。軽バンらしく簡易的なシートで、写真ではフロントシートのスライドがかなり前に出ているが、基本は足元がアルトバンのように極端に狭く、4名乗車としてはかなり厳しいつくり。

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出典:ガリバー

その分ラゲッジスペースは広大で、かつラゲッジボードによるアレンジも多彩。あくまで2名乗車の軽バンといったところ。

なお、後部座席の窓ガラスにはロールサンシェードを標準装備し、同伴するペットの日除け対策などに便利。

また、軽バンのエブリイの廉価グレード(PAやPC)では後部座席の窓が手動式ウィンドウとなるが、スペーシアベースではパワーウィンドウ仕様で運転席から開閉操作が可能。風を取り込む際に重宝する。

収納スペースも軽バンにしては豊富な

  • インパネドリンクホルダー(運転席・助手席)
  • インパネアッパーボックス(助手席)
  • インパネボックス(助手席)
  • インパネセンターポケット
  • リアクォーターポケット
  • フロアコンソールトレー
  • 助手席シートアンダーボックス
  • ユーティリティナット(10箇所)

を設定。

出典:ガリバー

ルーフの高い車で便利なオーバーヘッドシェルフはXFのみ標準装備となる。

出典:ガリバー

スペーシアベースのラゲッジスペース。リアシートを倒すとフルフラットとなり、助手席も前側に倒せるため、スキーやスノーボード、ロードバイクやMTBなど長物も簡単に積み込める。

また、ユーティリティナットを標準で10箇所。リアクォーターポケットも備わり、ラゲッジスペースでの利便性を高めている。

出典:ガリバー

さらにラゲッジボードによる仕切りでラゲッジスペースのアレンジも多彩で、水平方向に3段階、縦分割も可能で、

シートを倒してラゲッジボードと組み合わせれば車中泊。

縦分割すれば、ペットをリアに乗せつつ、仕切りで荷物も分けて詰めてペット同伴旅行に。

上部にラゲッジボードを挿せば簡易テーブルによるオフィススペースが出来上がるなど、アウトドアを含め様々なニーズに対応する。

荷室高もかなり高く、背の高い荷物も簡単に積み込める。

もちろん従来の荷物を沢山積んで運ぶという軽バンの使い方も可能で、エブリィほとではないが、ビールケースなら24個、みかんケースなら42個、パンケースは41個など、そこそこ積むことができる。

自営業の配達車や、委託の個人配送ドライバーの用途などにもそこそこ対応する。

なお、別売りでバンパー下部には外部電源ユニットも装着可能で、キャンプなどの電源確保としても重宝する。

まとめ

スペーシアベースは5ナンバー乗用モデルのスペーシアをベースに後部座席を簡易化して4ナンバー化。ラゲッジスペースに機能性を持たせ様々なアクティブ要素に対応可能とした異色の軽バンである。

かつてダイハツがウェイクベースのハイゼットキャディをデビューさせたが不発に終わり数年でモデル終了。スズキはこの失敗した部分を徹底的に研究。

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軽バンの重要な部分であるラゲッジスペースに多彩な機能性やアレンジ性を持たせることで、魅力を高めた第4のスペーシアとして誕生させた。

ハイゼットキャディではウェイクの廉価版的な雰囲気が強かったが、スペーシアベースは

  • カスタム顔でスタイリッシュなフロント
  • LEDヘッドライト&LEDフォグ
  • 遊び心あるサイド~リアビュー
  • ラゲッジボードにより実用性の高いラゲッジスペース

など、ハイゼットキャディで足りなかった要素を詰め込み完成度の高い乗用的な4ナンバーモデルとしている。4ナンバーで人気のN-VANに対抗しうる要素を持つ、スズキの意欲作である。

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なお、エブリイワゴンのライバル、ダイハツ・アトレーワゴンは最新モデルで4ナンバー化。名称も懐かしい「アトレー」を復活させている。

スペーシアベースは、税金が安くラゲッジスペースが使いやすい4ナンバー仕様・アトレーに対抗する狙いもあると見ている。

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一昔前まで4ナンバーの軽自動車(軽貨物)といえば、エブリイかアルトバンなど、シンプルで素朴なモデルしかなかったが、ホンダが4ナンバーのN-VANを登場させたあたりから状況が変化。

スズキ・スペーシア ベースの登場により、より節約しつつも快適性や燃費、利便性や使い勝手も求めたいという細かなニーズに応えられるようになってきている。

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