ekワゴンは三菱のワゴン型軽自動車。eKクロスはそのカスタムモデルにあたるクロスオーバーSUV型軽自動車で、eKアクティブの後継モデルである。
出典:三菱認定中古車
三菱・eKクロスとは?特徴など
概要
2019年3月にフルモデルチェンジし、4代目となった三菱・eKワゴン。
初代は使い勝手のよいパッケージングと価格の安さで大ヒットした三菱のベーシックな軽自動車である。3代目からは日産との合弁会社(NMKV)での三菱主導による共同開発となりスタイル&パッケージングを大きく変更。
4代目では日産が企画・開発をし製造は三菱という完全な分業に切り替わった。
そのカスタムモデルとして新らたに設定されたのがeKクロス。昨今流行りのクロスオーバーSUVを取り入れたモデルで、かつてeKシリーズに存在したクロスオーバーSUVのeKアクティブの後継モデルに相当するニューモデルだ。
エクステリア&インテリアについて
エクステリアではベースモデルのeKワゴンに対して、クロスオーバーSUVを連想させるアクティブなデザインが採用されており、独特のキラキラ感で個性を演出。
特にデリカを連想させるダイナミックシールドデザインや縦型3連LED式ヘッドライトは独特の見た目と機能性を持ち合わせ、eKクロスの象徴ともいうべきデザインとなっている。
インテリアはブラックを基調とし、アクセントカラーにブルーを採用することでスポーティさとスタイリッシュ感を演出。
また、オプションでプレミアムインテリアパッケージを設定し、より上質な内装を選択できるようにした。
パッケージング
パッケージングは3代目eKワゴンよりホイールベースを65mm延長したことにより居住空間が拡大。
後席のニールームも70mm拡大したことで前席が一番うしろの位置でも後席の足元空間が広々と確保されている。
新開発エンジン・トランスミッション
エンジンは日産の新開発によるBR06型エンジンを採用。
ベースはルノーの新興国向け小型エンジン「BR08」で、これを660CCの軽自動車規格に収まるよう設計し直したものである。
それまで採用してきた「3B20型」は元々RRレイアウトのアイに載せるため小型でかつかなりのショートストロークエンジンだった。
そのため回さないとトルクがでない仕様だったがBR06は昨今の低燃費エンジンと同じくロングストロークを採用。可変バルブタイミング機構も3B20型の吸気側のみから、吸排気の両方に採用。低速から実用的なトルクが出るエンジンとなった。
これにCVTもワイドレシオの新型を採用することで大幅な性能向上となった。
スズキに次ぐマイルドハイブリッドシステムの採用
そしてカスタムモデルのeKクロスでは新たにマイルドハイブリッドを採用。
先行するスズキと同じ小型の発電機能付きのモーターを採用し、エンジンのアシストとモーターに駆動に必要なエネルギーを回生で補う。
これらにより燃費向上と低速域から高速域までストレスなくキビキビした走りを実現した。
安全装備など
安全技術としては高速道路同一車線運転支援技術の「MI-PILOT(マイパイロット)」を三菱自動車として初採用。高速道路において車両側がアクセルやブレーキ、ステアリング操作を支援する。
また「アクティブクルーズコントロール(ACC)」、「車線維持支援機能(LKA)」、「マルチアラウンドビューモニター」、「デジタルルームミラー」(※ただしこれらはMグレードを除いてメーカーオプション)を採用。
自動ブレーキでは従来の衝突被害軽減ブレーキシステムの「踏み間違い衝突防止アシスト」、車線逸脱警報システム、オートマチックハイビームに加えて新たに車線逸脱防止支援機能を設定。
eKクロスのSUV機能
クロスオーバーSUVの走破性を高める機能としてノーマルのeKワゴンや日産版には採用されていない「グリップコントロール」が4WDはもちろんのこと、2WDでも標準装備となるほか、「ヒルディセントコントロール」も標準装備。
さらに横滑り防止装置の「アクティブスタビリティコントロール」も標準装備し、6年ぶりに相応しい全面改良となっている。
ekクロスの改良、前期・後期モデルの違いなど
2020年8月・一部改良
2020年8月の一部改良では自動ブレーキの「e-Assist」に新機能を追加。
標識検知機能[TSR]・前方衝突予測警報[PFCW]・先行車発進通知[LCDN]・ふらつき警報[DAA]が追加された。さらにミリ波レーダーの採用によるFCMの夜間検知性能の向上させ、「MI-PILOT」に追い越し時の加速機能の追加とワイパー作動時の機能を向上させた。
このほか運転席SRSニーエアバッグやヒルディセントコントロールも搭載。
オートライト機能・義務化の法改正に伴いヘッドランプのスイッチからOFFポジションを廃止。
快適装備ではリアシートベルトにプリテンショナー機構と非着用ウォーニング着座センサーが搭載。センターパネル部には充電用USBポートが追加された。
2022年9月・一部改良
2022年9月の一部改良では新グレードに「G Premium」・「T Premium」を追加。同時に燃費向上とボディカラー見直しを実施した。
ボディカラーの2トーンカラーには「2トーンのチタニウムグレーメタリック/ブラックマイカ」を新設定し、「入れ替えでオークブラウンメタリック」を廃止。
モノトーンでは「ホワイトパール/ブラックマイカ」を新設定し、入れ替えで「サファイアブルーメタリック×スターリングシルバーメタリック」を廃止した。
eKクロスのグレード M、G、T、プラスエディションの違いなど
eKクロスのグレード展開はエントリーグレード「M」、上級グレード「G」、上級ターボ仕様「T」の3種類。全グレードにマイルドハイブリッドシステムを搭載する。
モデル後半では先進の安全装備・快適装備を充実させた「Gプレミアム」と「Tプレミアム」を追加設定。
これ以外に特別仕様車「G プラスエディション」が設定されていた。
M
eKクロスのエントリーグレード。GやTグレードよりも装備を一部簡略化し、価格を抑えている。
ただし、標準モデルのeKワゴンよりはエントリーグレードとえいども新車価格は高く、装備内容も豪華となる。
MグレードではエクステリアにLEDヘッドライト+LEDポジションランプ、14インチスチールホイール+ホイールキャップ、メッキテールゲートガーニッシュ、ブラックサイドシルガーニッシュ、ルーフスポイラー、ブラックホイールアーチ、LEDサイドターンランプ付きドアミラーを標準装備。
リアバンパーはMグレードのみブラック仕様。
インテリアではウレタンステアリング、運転席のみバニティミラーを標準装備。インナードアハンドルのメッキ加飾は無し。
安全装備は上級グレードと同じ自動ブレーキのe-Assist(運転支援機能)を搭載。運転席SRSニーエアバッグ、ヒルディセントコントロール、シートベルト警告音、防眩ルームミラーを標準装備する。
Gグレード以上のマルチアラウンドモニター、デジタルルームミラーは非設定。
快適装備ではマニュアル式エアコンに従来タイプのキーレスエントリーを標準装備。
G
eKクロスの自然吸気エンジン・上級グレード。Mグレードよりも内外装や装備が豪華となる。
エクステリアでは15インチアルミホイール、フォグランプ、シルバーアクセント入のリアバンパー、IRカット/99%UVカットガラス(フロンドドア)を標準装備
インテリアでは本革巻きステアリング、メッキシフトノブ、メッキインナーハンドル、運転席+助手席バニティミラーを標準装備
快適装備ではタッチパネル式フルオートエアコン、キーレスオペレーションシステム&エンジンスイッチ(プッシュエンジンスタート)を標準装備。
安全装備ではe-Assist(運転支援機能)を標準装備し、マルチアラウンドモニター付きデジタルルームミラーをオプション設定。
G プレミアム
2022年9月追加の新グレード。
上記Gグレードに追加でオプション設定の「先進安全パッケージ」を標準装備としたグレード。
安全装備の高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット(レーダークルーズコントロール[ACC]+車線維持支援機能)」、電動パーキングブレーキ、ブレーキオートホールド、ステアリングスイッチ、デジタルルームミラー(マルチアラウンドモニター付)、マルチアラウンドモニター(移動物検知機能付)を標準装備する。
Gプレミアムではオプション設定で「ルーフレール」と「ブラック&タン内装」も選択可となる。
T
eKクロススペースのターボエンジン搭載・最上級グレード。
Gグレードの装備内容にターボエンジンを搭載し、力強い走りが特徴。
なお、eKクロススペースに搭載のパドルシフトは、eKクロスには非設定で搭載されない。
T プレミアム
2022年9月追加の新グレード。
上記Tグレードに追加でオプション設定の「先進安全パッケージ」を標準装備としたグレード。
安全装備の高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット(レーダークルーズコントロール[ACC]+車線維持支援機能)」、電動パーキングブレーキ、ブレーキオートホールド、ステアリングスイッチ、デジタルルームミラー(マルチアラウンドモニター付)、マルチアラウンドモニター(移動物検知機能付)を標準装備する。
Tプレミアムではオプション設定で「ルーフレール」と「ブラック&タン内装」も選択可となる。
特別仕様車 G プラスエディション
2020年12月設定の特別仕様車。
Gグレードをベースにマルチアラウンドモニター(移動物検知機能付)と、自動防眩ルームミラー(マルチアラウンドモニター付)を標準装備し、安全性を向上したモデル。
さらに専用ディーラーオプションとして、夜間乗車時の室内や車外の視認性を高め、白く鮮やかな光が上質感を演出する「LEDパッケージ」を設定した。
eKクロス(B34W/B37W/B35W/B38W型)と2代目デイズ(B43W/B46W)との違い
兄弟モデルの2代目デイズハイウェイスター(日産版)とeKクロス(三菱版)との違いはエクステリアや内装、4WD機能にある。
まずエクステリアは先代でもそうだったが日産と三菱版とでは明確に異なり、ボディ形状こそ同じだが顔つきが大きく違う。日産版では日産共通のデザイン、「Vモーショングリル」などが取り入れられれている。

一方の三菱eKクロスでは同社のSUVモデルに用いられる「ダイナミックシールド」を採用したグリル&バンパーでSUVらしさを演出。
ヘッドライトも専用品で、デイズハイウェイスターのヘッドライトに当たる部分はeKクロスではポジションランプ。
ヘッドライト本体はバンパー部に埋め込まれた縦型マルチLEDヘッドライトで、新型デリカやアウトランダーでも採用された異色のデザインを採用する。
内装も標準のブラック&アイボリーは同じだが、オプション設定の内装が異なり、デイズハイウェイスターは「ブラック&ブラウンを組み合わせたプレミアムコンビネーションインテリア」に対し、eKクロスは「ブラック&タンのプレミアムインテリアパッケージ」となる。
さらにeKクロスは同じカスタムモデルでもクロスオーバーSUVという位置づけで、スズキ・ハスラーやダイハツ・タフトと同じブレーキLSD機能の「グリップコントロール」を(FFと4WDの両方で)標準装備する。


これによりぬかるんだ悪路や雪道などで、スタックしずらく抜け出しも容易とした。
※グリップコントロールはデイズハイウェイスターには非設定
このようにeKクロスとデイズハイウェイスターとでは見た目はもとより内装のオプション設定に加え、機能性も大きく異なっている。
eKクロスのエクステリア(外装)
フロントデザイン。eKクロスはデリカを彷彿とさせる「ダイナミックシールド」を採用した特徴的なグリルと細いシグネチャーランプ(ポジションランプ)、縦型3連LEDヘッドライトが目につく。
ベースモデルのeKワゴンとはかなり違う顔つきで個性感はかなり強い。
ヘッドライトは一番上がシグネチャーランプ。ロービームは縦型3連の上ふたつ。ハイビームは下の1つですべてLED仕様。ウィンカーはその下。フォグランプは一番下となっている。
サイド。横からの見た目はベースモデルのeKワゴンに近い。最低地上高も155mmとクロスオーバーSUVのスズキ・ハスラーが180mmに対して少し低め。
あくまでekワゴンベースのクロスオーバーSUVと考えたほうがいい。カラーリングはeKワゴンに対してAピラーもブラックカラーとなり、フロントからリアにかけてブラックが流れるようなデザインとなる。
このほかeKクロスではサイドアンダースポイラーとターンランプ付きドアミラーが標準装備となる。ちなみにタイヤ付近のフェンダーアーチ黒い縁のようなものはデカールで、Mグレードでは省略される。
足元は一番安いMグレードが14インチフルホイールキャップ。
GとターボのTグレードが15インチアルミホイールとなる。
リア。先代のカスタムモデル、eKカスタムではコンビランプにクリアータイプが採用されていたが、eKクロスではまわりをブラックアウトした通常タイプのバージョンアップ版が採用されている。このほかルーフスポイラー、専用リアバンパー、バックゲートガーニッシュ等がeKクロス専用品で装着される。
エンジン・機能装備・安全装備など
エンジンは新開発のBR06型直列3気筒DOHC自然吸気とターボエンジンの2種類。
自然吸気エンジンの最高出力は52ps(38kW)/6400rpm、最大トルクは6.1kg・m(60N・m)/3600rpm。
ターボエンジンは最高出力は64ps(47kW)/5600rpm、最大トルクは10.2kg・m(100N・m)/2400~4000rpm。
これに自然吸気エンジンとターボエンジンの全グレードでモーター(最高出力2.7ps(2.0kw)/1200rpm、最大トルク4.1kg(40N・m))を組み合わせたマイルドハイブリッドとなる。
さらに新開発でワイドレシオなCVTの組み合わせ。駆動方式はFFまたは4WDの2種類。これらにより燃費性能はJC08モードでFFが24.6km/リットルと、先代よりも大幅向上した。
この他滑りやすい路面での発進と加速をサポートするグリップコントロールを2WDを含めた全グレードで標準装備。
特にぬかるんだ市街地で雪道で効果を発揮する。他に「ヒルディセントコントロール」、横滑り防止装置の「アクティブスタビリティコントロール」も標準装備。
自動ブレーキ関連では従来の衝突被害軽減ブレーキシステム(踏み間違い衝突防止アシスト、車線逸脱警報システム、オートマチックハイビーム)に加え、車線逸脱防止支援機能を追加。
運転支援システムとしては高速道路同一車線運転支援技術のマイパイロットをMグレードを除いてメーカーオプション設定。
高速道路においてステアリング操作やアクセル操作、ブレーキ操作を支援することで運転者のストレスや疲労を軽減。ドライブをサポートする。
また、マルチアラウンドビューモニターも同じくMグレードを除いてオプション設定(先進安全パッケージ)。
これを選択すると発売当時では軽自動車初となるルームミラーがデジタルタイプとなり、内蔵型のマルチアラウンドビューモニターとなる。
ekクロス B34W/B37W/B35W/B38W型それぞれの違い
eKクロス B34W/B37W/B35W/B38W型それぞれの違いは駆動方式とNAまたはターボかの違い。
まず自然吸気エンジン仕様はB34WとB37W型。その中でもB34W型はFFの自然吸気エンジンモデル。B37W型は4WDの自然吸気エンジンモデル。
ターボ仕様はB35W型とB38W型。B35WはFFのターボ仕様。B38W型は4WDのターボ仕様。
なお、全車マイルドハイブリッド仕様でモーターがエンジンをアシストし。発進や追い越し加速時に威力を発揮する。
eKクロスのインテリア(内装)
インパネ。4代目ekワゴンでは先代よりもかなり質感と実用性がアップしているがeKクロスではカスタムモデルらしく黒を基調とし精悍な印象に。
ステアリングはMグレードのみウレタンで、GとT(ターボ)が本革巻ステアリング。
さらにオプション設定のプレミアムインテリアパッケージを選択するとブラックとタンの2トーンを用いた質感の良いインテリアとなる。
インパネは先代よりも収納スペースがかなり設けられ実用性がアップしている。
エアコンはMグレードがマニュアルタイプ。
GとT(ターボ)グレードではオートエアコンとなる。なお、先代のタッチパネル式オートエアコンは引き続き採用しデザインを変更。シンプルな操作で直感的に設定できるようになっている。さらにマイパイロットを選択できる「先進快適パッケージ」を選択した場合は電動パーキングブレーキ&ブレーキオートホールドが付く。
スピードメーターは自然吸気エンジンを含め全グレードで共通のタコメーター付き2眼タイプ。中央のマルチインフォメーションディスプレイはエコ運転をサポートするエコドライブ情報やエネルギーモニター、タイヤアングルガイド等を運転者にお知らせする。
フロントシートはベンチシートタイプ。ノーマルのeKワゴンとは異なり黒を基調とし中央にはアクセントの柄が入る。生地はファブリックタイプ。ちなみにオプションのプレミアムインテリアパッケージを選択するとタンカラーとのツートンカラーとなり、かつファブリック&合成皮革となる。
リアシート。ホイールベースが延長されたことにより後席の足元はかなり確保されている。
ラゲッジルーム。
リアシートを倒した状態。シートは分割可倒式。
eKクロスの評価
4代目eKワゴンに設定されたカスタムモデルのeKクロスはノーマルとは異なるアグレッシブな外観は従来どおりだが、その方向性は兄弟車のデイズハイウェイスターとは全く異なり、新開発エンジンに三菱の軽としては初採用のマイルドハイブリッドシステム、改善された収納スペースなどベースモデルの魅力にクロスオーバーSUVのギア感を取り入れた面白いモデルとなった。
その雰囲気はまさにパジェロミニならぬデリカミニといったところで、非常に個性的かつ他社にはない軽ワゴンとなっている。
また、マイルドハイブリッドの出来もよく、低速トルクが増えた新開発エンジンと組み合わせでターボ無しでも街乗りであれば必要十分な発進加速と追い越し加速が可能である。
この点は2代目ハスラーの自然吸気エンジン+マイルドハイブリッドに近いのだが軽自動車であっても補助モーターの恩恵は十分にあると感じさせるものである。
ワゴンRやムーヴ、Nワゴンといった中間層のジャンルに新しいSUVの組み合わせで新たな顧客層を開拓できそうな1台。特にアクティブな若い層に支持されそうな1台である。

eKクロスのマイナーチェンジ版でパジェロミニ復活の噂?
以前から三菱・パジェロミニが復活するとの噂話が出ては消えてを繰り返しているが、デリカミニが登場し、売れ行き好調を背景にパジェロミニ復活の話が本格化している。

今のところ一番現実的なのはデリカミニと同じ手法で既存のeKクロスのデザインを大幅変更し、パジェロミニとする案。
初代パジェロミニや2代目パジェロミニのようなクロカンモデルとはならないが、4ドアにマイルドハイブリッド搭載による優れた燃費性能、マイパイロット等の安全装備などパジェロミニが不得意としていた部分を改善。スズキ・ハスラーやダイハツ・タフトの対抗モデルとして誕生すると噂されている。


もうひとつは日産と同時販売で2代目までの伝統路線を継承したジムニー対抗の本格クロカンモデル。専用設計となる部分が多くコストもかさんだり、その割に販売台数は大きく望めないため、本当にこのコンセプトで登場するかはかなり疑問だが、個人的にはこちらに期待したい。

かつて販売されていたパジェロジュニアのように普通車との同時展開し、コンパクトなクロカンモデルとすれば、そこそこ販売台数も稼げそうなので実は隠し玉で販売計画が進んでいる可能性もある。
実際のところ、スズキはジムニーに普通車版のジムニーシエラを設定。これを5ドア化したジムニー5ドアも存在するため、三菱は新型パジェロミニシリーズでこの市場を充分狙える。三菱の業績もかなり回復し、デリカミニ人気をみるとどちらかのパターンでのパジェロミニ復活の可能性が高いとみる。
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