【4代目・後期型】ダイハツ タントカスタム(L650S/L660S型)概要解説 | シン・軽自動車マニア

【4代目・後期型】ダイハツ タントカスタム(L650S/L660S型)概要解説

タントカスタム

タントはダイハツのトールワゴン型軽自動車。タントカスタムはそのカスタムモデルである。本稿では4代目L650SおよびL660型Sの2022年10月~を後期型とし、これを扱う。

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4代目タントカスタムとは?特徴など

2020年7月にフルモデルチェンジし、4代目となったダイハツ・タントカスタム

7年ぶりとなる全面改良では「新時代のライフパートナー」をキーワードにどの世代のニーズにも答えられる良品廉価なモデルとなった。

新型タントは2代目から登場したミラクルオープンドアを発展させた「ミラクルウォークスルーパッケージ」を実現。使い勝手をさらに向上させた。

さらにそれまでの先進安全装備である「スマートアシストⅢ」はバージョンアップし、「次世代スマートアシスト」として登場。

それまでの機能に加え車線逸脱抑制制御機能、アダプティブドライビングビーム、標識認識機能、ブレーキ制御付き誤発進抑制機能が追加された。

加えてオプションで全車速度追従機能付きアダプティブクルーズコントロール、レーンキープコントロール、スマートパノラマパーキングアシスト、サイドビューランプがセットになった「スマートアシストプラス」を追加できるようになった。

①ミラクルウォークスルーパッケージ

L650S_first (31)

4代目タントで新たに導入された「ミラクルウォークスルーパッケージ」は既存のミラクルオープンドアに運転席のロングスライドシート機能、助手席イージークローザー、

タッチアンドゴーロック機能、ウェルカムオープン機能をプラスしたもので運転席から座ったまま後部座席の子供の世話をしたり荷物を取ったりなど利便性が大幅に向上した。

このほか16mmの低床化、メーターレイアウトの変更、Aピラーの細化、ホールド性とフィット感を高めた新形状のシート、助手席を含めたシートアレンジの拡大、

ラクスマグリップ&ミラクルオープンステップ(※オプション設定)、格納式シートバックテーブル、USBソケット端子などを新たに追加し他社の追従を許さない豪華なパッケージングとなっている。

②「次世代スマートアシスト」と「スマートアシストプラス」

L650S_first(31).png

従来のスマートアシストに加えて「アダプティブドライビングビーム」、「標識認識機能」、「ブレーキ制御付き誤発進抑制機能」を追加。

アダプティブドライビングビームはハイビームで走行中に対向車を検知すると自動的に対向車の部分を遮光する(カスタムのみに標準装備でノーマルはオプション設定無し)。

標識認識機能は進入禁止の標識をステレオカメラが検知するとマルチインフォメーションディスプレイ内に表示してお知らせする。

ブレーキ制御付き誤発進抑制機能は誤発進抑制装置にブレーキ機能を加えたものでエンジン性能のほか自動的にブレーキを付加して急発進を抑制する。

L650S_first(32).png

さらにオプションで全車速度追従機能付きアダプティブクルーズコントロール、レーンキープコントロールをXターボに設定。

スマートパノラマパーキングアシストはLグレードを除いてオプション設定。サイドビューランプはほぼ全グレードで標準装備とした。

③新開発プラットフォームのDNGAを採用した高い基本性能

4代目タントは親会社であるトヨタのTNGAをダイハツ版に落とし込んだDNGAをベースに新開発のプラットフォームを採用。

乗り心地や操縦安定性を最優先にボディ骨格を最適配置し衝突安全性やボディ強度も大幅向上させた。また、曲げ剛性を30%向上させせつつハイテン材や構造合理化により約40kgの軽量化を実現した。

また、エンジンは従来のKF型を大幅改良。日本初となる複数点火の採用や燃料噴射方法の改良で燃費を向上させた。

さらにCVTも世界初のスプリットギヤの採用でベルトとギヤのダブル駆動を実現(デュアルモードCVT)。これにより伝達効率が約8%上昇し、かつよりワイドなギア比となり加速と低燃費をアップさせた。

さらにサスペンションジオメトリを最適化した足回りを採用。ハイトワゴンでもイメージ通りの動作と乗り心地を両立させつつハイテン材等の採用で足回り全体で約10kgの軽量化も実現した。

足回り以外でも静粛性をあげるためボディ形状を工夫。隙間や段差軽減によりボディそのもので風切り音を低減した。

④洗練されたデザインと福祉対応

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4代目タントはデザインにもこだわりが。ノーマルタントではシンプルさを追求しつつも愛着がもてるようなデザインだったが、カスタムでは厚みをもたせてメリハリを与え、明快で存在感のあるスタイルに。

さらに全グレードでフルLEDヘッドライトを標準装備に加えカスタムではアダプティブドライビングビームにクリアクリスタルLEDテールランプを標準装備とするなどカスタムらしい順当なアップグレードが施された。

またインテリアでは視界の良さを確保すると同時にそれまでのアイデンティティーだったセンターメーターにテコ入れを行い、右寄りのセンターメーターに変更することで視界移動の少ない配置とした。

カスタムではブラックを基調とし、メッキ加飾プレミアムシャインブラックを施して高級感や上質感を表現した。

さらにボディカラーは新色のマスタードイエローマイカメタリックのほか、パール輝くシャイニングパールホワイト、パールブラックを含めた全9色(※ノーマルタントには無いツートンカラーを含めて)を設定。

加えてオプションでLグレードを除きLEDフォグランプとフォグランプガーニッシュ、リアリフレクターガーニッシュがセットになった「スタイルパック」を設定。

ディーラーオプションでフードガーニッシュ、フロントバンパーロアガーニッシュ、バックドアガーニッシュ、サイドスカートガーニッシュ、フロントガーニッシュ、リアガーニッシュ、バックドアスポイラー等を組わせてセットにしたオプションパック(メッキパックA、メッキパックB、プレミアムプラン、プレミアムプラスプラン、スポーツプラン)を設定している。

福祉車両仕様である「フレンドシップシリーズ」もノーマルタント同様に引き続き設定。4代目では助手席に回転機構が備わった「ウェルカムシートリフト」が追加され、「ウェルカムターンシート」、「ウェルカムシートリフト」、「スローパー」の3種類となった。

回転シート車である「タント ウェルカムターンシート」では助手席側に30度の回転角度を設け、補助用のラクスマグリップを使うことにより介護が必要な人に対しその補助や一人での場合でも乗り降りをしやすくした。

さらに「パワークレーン」という車椅子収納用のクレーンをラゲッジルーム上部に接地。力のない女性でもラクラクで車椅子をラゲッジルームに収納可能とした。

降車シート車の「ウェルカムシートリフト」ではシート座面を見直したことにより乗り降りのしやすさが向上。

加えて助手席の前後位置を調整するスイッチを運転席側にも追加。さらにシートの下降位置をより低くしたことで車椅子からの移動のしやすさがアップ。社外への突出量を低減し電動スライド量増加等で回転時の足元スペースを45mm拡大して使いやすさを向上させた。

車椅子移動車の「スローパー」は「リトラクタブルスロープ」というワンタッチでスロープの前倒が可能な収納式のスロープを新開発。

さらにリヤシートロック解除をワンタッチ式に変更。室内車椅子乗車スペース幅を20mm拡大し乗降性がアップした。

なお、ミラクルオープンステップ、ラクスマグリップはこの福祉車両以外のノーマルグレードでもオプションで装着可能とし、気軽に福祉車両のような補助機能を追加できるようにした。

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4代目後期型タントカスタムとは?前期との違いや改良点など

4代目タントカスタムは2022年10月にマイナーチェンジを実施し、後期型に。

4代目・後期型タントカスタムのエクステリア

出典: ダイハツ紋別(有)丸子自動車 

後期型タントカスタムではエクステリアでフロントデザインが変更され、ヘッドライト、グリル、バンパーが新デザインとなり、先代・3代目後期タントカスタムのようなシャープな顔つきに変化した。

※サイドやリア周りの変更は無し

4代目・前期型タントカスタムのエクステリア

また、ボンネット先端も造形を変更し、前期の丸みを帯びた形状からより角を立たせたスクエア形状とすることでよりワイド感を演出。
さらにヘッドライトとグリルの間にくぼみのようなエッジを効かせることで、軽自動車を感じさせない立体感のある顔つきとした。

内装でもブラックを基調としエアコンパネルやインパネの一部にディープブルーを採用しワンポイントで上質な雰囲気を与えた。

またシート表皮もレザー部の表面積を増加。インパネ同様にディープブルーの加飾も取り入れ上質感を追求した。

さらに後期モデルではラゲッジスペースの機能性も向上。

ラゲッジスペースには上下2段調節式の「デッキボード」を追加。ラゲッジボードにより上下でラゲッジスペースの使い分けができるようになり、デッキボードは取り外して独立したローテーブルとしても使用可能とした。

また、リアシートには新たに「ラゲージ側スライドレバー」を新設。ラゲッジスペース側からレバーを操作することで、簡単に後部座席のシートスライドが可能となった。

オプション設定のスマホ連携ディスプレイオーディオは9インチのみとし、音声認識機能やHDMIソケットを追加。またAppleCarPlayはワイヤレス接続に対応した。

エンジンも改良となり、エンジン制御の最適化により燃料消費率が向上。「Xターボ」・「カスタムRS」の2WD車、「カスタムX」は「同75%達成車」となった。

ボディカラーではカスタム専用色「パールブラック」を廃止。

「プラムブラウンクリスタルマイカ」と「ブライトシルバーメタリック」はタント専用色へ移行。

新色としてカスタムに

  • 「クールバイオレットクリスタルシャイン」
  • 「クロムグレーメタリック」

を追加し全7色設定。

2トーンカラーは「ブラックマイカメタリック×レーザーブルークリスタルシャイン」を廃止。

  • 「ホワイト×アイスグリーン」
  • 「ホワイト×サンドベージュメタリック」

の2種類のみとした。

さらに後期モデルではタントの新シリーズ、「タントファンクロス」を追加。レジャーやアウトドア思考を強くしたSUVテイストの第3のタントを新設定。販売終了し絶版となった「ウェイク」の後継モデルとされる。

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4代目後期タントカスタムと標準タントとの違い

4代目・後期タントカスタムと標準タントでは内外装が異なる。

標準タントは後期モデルでは内外装の変更が無いが、タントカスタムでは大改良。前期型とは大きく異なり、先代のイメージが復活した。

4代目・前期タントカスタムのフロント

出典: ダイハツ紋別(有)丸子自動車 

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4代目・標準タントのフロント

出典:ダイハツ認定中古車

タントカスタムのエクステリアでは大型エアロバンパー(フロント&リア)、サイドストーンガード、大型フロントグリル、テールランプ(クリアータイプ)、フォグランプ、アルミホイールが専用品となり、カスタムらしいエクステリアとなる。

4代目・後期タントカスタムのインテリア

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4代目標準タントのインテリア

インテリアでもタントカスタムはブラックやグレー、ディープブルーを基調としたインテリアに、XとRSではファブリック×レザー調シートの採用で、上質感が高くなる。

特に4代目では標準タントとタントカスタムとで印象がかなり異なり、まったく別モデルといえるぐらいにイメージが変化する。

4代目・後期タントカスタムのグレード カスタムX、カスタムRS、ファンクロス、ファンクロスターボの違い、カスタムLの廃止など

4代目前期タントカスタムのグレード展開は、上級「カスタムX」、最上級ターボ仕様「カスタムRS」の2種類。

パワースライドドアは「X」と「RS」では両側パワースライドドアとなる。

なお、前期で設定のエントリーグレード「カスタムL」は2021年11月の一部改良で廃止。後期でも未設定となる。

ドレスアップ仕様の「カスタムXスタイルセレクション」や「カスタムRSスタイルセレクション」は後期マイナーチェンジ時にカタログ落ちし、廃止となった。

その代わりタントの新シリーズ、ファンクロスが追加となり、「ファンクロス」、「ファンクロスターボ」が新設定された。

カスタムX

4代目後期タントカスタムの自然吸気エンジン上級グレード。

カスタムXのエクステリアでは

  • 電動格納式ドアミラー(オート格納式、4WDはオート格納式ヒーテッド)
  • 後席両側パワースライドドア(ワンタッチオーン機能/ウェルカムオープン機能/タッチ&ゴーロック機能付)
  • 14インチ切削加工アルミホイール

を標準装備。スライドドアイージークローザー(左右)も標準装備する。

前期でオプション設定の「360°スーパーUV&IRカットガラス(フロントクォーター/フロントドア/リヤドア/リヤクォーター/バックドアウインドゥ)」が後期モデルで標準装備化。

さらにフロントLEDイルミネーションも標準装備。

インテリアではフロントシート表皮がファブリック×レザー調となり、ベンチシートを採用する。

ステアリングはメッキオーナメント付きのウレタンステアリングとなり、センタークラスターはプレミアムシャインブラックの加飾付き

スピードメーターにはTFTマルチインフォメーションディスプレイが付く。

安全装備ではスマートアシストⅢの機能に「標識検知機能」も標準装備。

快適装備はプッシュエンジンスタートやキーフリーシステム、フルオートエアコンD assist切り替えステアリングスイッチ、電動パーキングブレーキを標準装備。

後期モデルでは運転席ロングスライドシート(540mm)がオプション設定に変更。

助手席ロングスライド(380mm)とリアの左右分割ロングスライド(240mm)は前期と同じく標準装備。

安全装備はスマートアシストⅢを標準装備し、

  • 衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者[昼夜]
  • 衝突警報機能(対車両・対歩行者[昼夜])
  • ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)
  • 車線逸脱抑制制御機能
  • 車線逸脱警報機能
  • 路側逸脱警報機能
  • ふらつき警報
  • 認識支援
  • 先行車発進お知らせ機能
  • 標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止)
  • ADB(アダプティブドライビングビーム)
  • サイドビューランプ

を標準装備。全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール) とレーンキープコントロール、コーナリングとーレースアシストはセットオプション設定

純正ナビ装着用アップグレードパックは標準装備する。

新車価格は前期型よりも6万円ほどアップした。

カスタムRS

4代目後期タントカスタムの最上級ターボ仕様。Xグレードをベースにターボエンジンを搭載し、力強い走りが特徴のモデル。

エクステリアではXグレードに追加でアルミホイールが専用デザインの切削加工15インチアルミホイールに変更。

インテリアでは

  • ステアリングが本革巻きステアリング
  • インパネセンターシフトがメッキボタン付き本革巻きシフトノブ

に変更される。

ファンクロス

4代目後期タントで追加設定されたクロスオーバー風の新グレード。

ファンクロスは自然吸気エンジン・上級グレード。

エクステリアでは

  • ファンクロス用フードガーニッシュ
  • ファンクロス用シルバーアンダーガーニッシュ(フロント/リア)
  • サイドガーニッシュ
  • ルーフレール
  • カラードオート格納式ドアミラー
    (※4WDはヒーテッドを標準で、2WDはヒーテッドがオプション設定)
  • 360°スーパーUV&IRカットガラス
    (フロントクォーター/フロントドア/リヤドア/リヤクォーター/バックドアウインドゥ)
  • ピラーブラックアウト
  • ファンクロス専用LEDヘッドライト&LEDフォグランプ
  • 14インチアルミホイール(ファンクロス専用ガンメタ塗装)

インテリアでは

  • ファンクロス専用・カモフラージュ柄ファブリックシート表皮
  • オレンジ色のエアコンレジスターリング&ドアトリムパネル
  • ラゲッジルームランプ
  • 後部座席USB電源ソケット
  • 防水加工シートバッグ(後席)
  • ユーティリティフック(デッキサイド4個)

快適装備は

  • フルオートエアコン
  • プッシュエンジンスタート
  • キーフリーシステム
    ※イモビライザー機能付・タッチ式リクエストスイッチ付(運転席/助手席)・リクエストスイッチ付(バックドア)
  • USB電源ソケット(運転席1口、後席右側1口)
    ※助手席インパネのUSBソケットは 9インチスマホ連携ディスプレイオーディオにセットオプション設定。
  • 後席左右パワースライドドア
    ※ワンタッチオープン機能/ウェルカムオープン機能/タッチ&ゴーロック機能付
  • スライドドアイージークローザー(左右)
  • 助手席イージークローザー
  • 電動パーキングブレーキ
  • オートブレーキホールド機能
  • 格納式リヤドアサンシェード
  • D assist切替ステアリングスイッチ
  • リヤヒーターダクト

などを標準装備。

安全装備はスマートアシストⅢを標準装備し、

  • 衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者[昼夜]
  • 衝突警報機能(対車両・対歩行者[昼夜])
  • ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)
  • 車線逸脱抑制制御機能
  • 車線逸脱警報機能
  • 路側逸脱警報機能
  • ふらつき警報
  • 認識支援
  • 先行車発進お知らせ機能
  • 標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止)
  • AHB(オートハイビーム)
    ※ファンクロスにはADB(アダプティブドライビングビーム)が非装備
  • サイドビューランプ

を標準装備。全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール) とレーンキープコントロール、コーナリングとーレースアシストはセットオプション設定

純正ナビ装着用アップグレードパックは標準装備する。

【4代目・派生クロスオーバーSUV風】タント ファンクロス(LA650S/LA660S型) 概要解説
タントはダイハツのトールワゴン型軽自動車。タントファンクロスは4代目の後期モデル(2022年10月マイナーチェンジ~)で追加されたクロスオーバーSUV風の派生モデルである。出典:ガリバーダイハツ・タント ファンクロスとは?2022年10月に...

ファンクロスターボ

上記ファンクロスにターボエンジンを搭載した上級ターボ仕様。ターボエンジンによりパワフルな走りが特徴。

このほかファンクロスの装備に追加で

  • 15インチアルミホイール
  • 本革巻きステアリング
  • 本革巻きインパネセンターシフトノブ(メッキボタン/メッキ加飾付き)

が標準装備となる。

【4代目・派生クロスオーバーSUV風】タント ファンクロス(LA650S/LA660S型) 概要解説
タントはダイハツのトールワゴン型軽自動車。タントファンクロスは4代目の後期モデル(2022年10月マイナーチェンジ~)で追加されたクロスオーバーSUV風の派生モデルである。出典:ガリバーダイハツ・タント ファンクロスとは?2022年10月に...

タントカスタムのリコールについて(燃料ポンプ不具合):届出番号 5321

ダイハツは令和5年5月26日付でタントカスタムに関するリコールを届けを国土交通省に提出した。

不具合の内容

この不具合では燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。

そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。

改善の内容

全車両、燃料ポンプを対策品と交換。

自動車使用者等に周知させるための措置

使用者:ダイレクトメール等で通知。
自動車特定整備事業者:日整連発行の機関誌へ掲載

対象となるタントカスタムの車台番号とリコール手続きについて

対象となるタントカスタムは4代目の前期モデルで、その中でもフルモデルチェンジして登場から約1年後の2020年5月9日から2020年6月21日までに生産された2WD、4WDモデルの両方が対象。

後期モデルに関しては対象外なので心配不要だ。

所有者には家にリコールに関する郵便物が届くので、これを持って近くのダイハツディーラーでリコール対応(無償交換)してもらうことになる。

ちなみに同年代のミライースやムーヴ、ハイゼットトラック、ムーヴキャンバスなどでも同様のリコールが出ているが、この中でもハイゼットトラック、ミライース、ムーヴキャンバスの次にリコール台数が多い。

DBA-LA600Sタント/タントカスタムLA600S-0781186~LA600S-0797988令和元年5月9日~令和元年6月21日16,510台
DBA-LA610SLA610S-0153034~LA610S-0156244令和元年5月9日~令和元年6月21日3,210台

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