【2代目・前期 タントカスタムOEM】スバル シフォンカスタム(LA650F/LA660F型)概要解説 | シン・軽自動車マニア

【2代目・前期 タントカスタムOEM】スバル シフォンカスタム(LA650F/LA660F型)概要解説

シフォン

出典:スバル認定中古車

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2代目 スバル・シフォンとは?

2代目シフォンの概要

2019年7月にフルモデルチェンジし、2代目となったスバル・シフォン。

先代はダイハツの3代目タントのOEMモデルとして登場。2代目はタントのフルモデルチェンジに伴い、全面改良となった。

シフォンはかつてルクラ(タントエグゼのOEM)として販売されていたスーパーハイト軽ワゴンの後継モデル。ルクラ時代とは異なりパワースライドドアを備える売れ筋モデルなのがポイントである。

スズキがスペーシアを「フレアワゴン」としてマツダにOEM供給しているが、シフォンはこの関係に近い。

2代目シフォンでは日常の使い勝手と安全性能を追求。開放感のある室内に「ミラクルオープンドア」などの機能装備を採用しつつ、先進安全システムの「スマートアシスト」を全グレードに標準装備化し、「安心と愉しさ」を高めたモデルとなっている。

そのスマートアシストもそれまでの機能に加え

  • 車線逸脱抑制制御機能
  • アダプティブドライビングビーム
  • 標識認識機能
  • ブレーキ制御付き誤発進抑制機能

が追加された。

さらにオプションで

  • 全車速度追従機能付きアダプティブクルーズコントロール
  • レーンキープコントロール
  • CTA(コーナリングトレースアシスト)
  • スマートパノラマパーキングアシスト
  • ETCユニット
  • スマートクルーズ専用ディスプレイ/ステアリングスイッチ
  • ドライブアシストイルミネーション(※Gのみ カスタムは既装備)

などがセットになった「スマートクルーズパック」を追加できるようになった。そして2代目では標準モデルでもターボ仕様を設定するなど、標準モデルのグレード展開が少し拡大した。

①広い室内空間とミラクルウォークスルーパッケージ

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2代目シフォンで新たに導入された「ミラクルウォークスルーパッケージ」は既存のミラクルオープンドアに

・「運転席のロングスライドシート機能」
・「助手席イージークローザー」
・「タッチアンドゴーロック機能」
・「ウェルカムオープン機能」

をプラスしたもので運転席から座ったまま後部座席の子供の世話をしたり荷物を取ったりなど利便性が大幅に向上した。

このほか16mmの低床化、メーターレイアウトの変更、Aピラーの細化、ホールド性とフィット感を高めた新形状のシート、助手席を含めたシートアレンジの拡大。

ラクスマグリップ&ミラクルオープンステップ(※オプション設定)、格納式シートバックテーブル、USBソケット端子などを新たに追加し他社の追従を許さない豪華なパッケージングとなっている。

②予防安全性能の向上

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予防安全装備は従来のスマートアシストに加えて「アダプティブドライビングビーム」、「標識認識機能」、「ブレーキ制御付き誤発進抑制機能」を追加。

アダプティブドライビングビームはハイビームで走行中に対向車を検知すると自動的に対向車の部分を遮光する(カスタムのみに標準装備でノーマルはオプション設定無し)。

標識認識機能は進入禁止の標識をステレオカメラが検知するとマルチインフォメーションディスプレイ内に表示してお知らせする。

ブレーキ制御付き誤発進抑制機能は誤発進抑制装置にブレーキ機能を加えたものでエンジン性能のほか自動的にブレーキを付加して急発進を抑制する。

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さらにオプションで全車速度追従機能付きアダプティブクルーズコントロール、レーンキープコントロールを上級Gグレードに設定。

スマートパノラマパーキングアシストはLグレードを除いてオプション設定。サイドビューランプはほぼ全グレードで標準装備とした。

③衝突安全性能と走行性能の向上

2代目シフォンは新開発のプラットフォームを採用。ダイハツの親会社であるトヨタ「TNGA」をダイハツ版に落とし込んだDNGAをベースに新設計。

乗り心地や操縦安定性を最優先にボディ骨格を最適配置し衝突安全性やボディ強度も大幅向上させた。また、曲げ剛性を30%向上させせつつハイテン材や構造合理化により約40kgの軽量化を実現した。

また、エンジンは従来のKF型を大幅改良。日本初となる複数点火(マルチスパーク)の採用や燃料噴射方法の改良で燃費を向上させた。

さらにCVTも世界初のスプリットギヤ(遊星ギア)の採用でベルトとギヤのダブル駆動を実現。

これにより伝達効率が約8%上昇し、かつよりワイドなギア比となり加速と低燃費をアップし、サスペンションジオメトリも最適化した足回りを採用。

ハイトワゴンでもイメージ通りの動作と乗り心地を両立させつつハイテン材等の採用で足回り全体で約10kgの軽量化も実現した。

足回り以外でも静粛性をあげるためボディ形状を工夫。隙間や段差軽減によりボディそのもので風切り音を低減した。

④洗練されたデザインと福祉対応

2代目シフォンはデザインにもこだわり、シンプルさを追求しつつも愛着がもてるようなフロントフェイスに連続したシームレス面で洗練された塊を表現。ただの箱にみえないデザイン性が与えられている。

さらに全グレードでフルLEDヘッドライトを標準装備とするなど順当なアップグレードが施された。

またインテリアでは視界の良さを確保すると同時にそれまでのアイデンティティーだったセンターメーターにテコ入れを行い、右寄りのセンターメーターに変更することで視界移動の少ない配置とした。

ボディカラーには新色のマスタードイエローマイカメタリックを含めた全7色を設定(※タントのアイスグリーンとホワイトは非設定)。

加えてオプションで外装パーツを追加変更できるエアロスタイリッシュとカジュアルパッケージを設定した。

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2代目シフォンカスタムとは?4代目タントカスタムとの違いなど

2代目シフォンカスタムは、シフォンをベースに専用ヘッドライトや専用グリル、エアロバンパーなどの各種エアロパーツやアルミホイール、クリアーテール、ブラック内装などでスタイリッシュとしたカスタムモデル。

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出典:ダイハツ認定中古車

2代目のシフォンカスタムは、ダイハツ・4代目タントカスタムのOEMモデルとなり、違いはエンブレム程度で基本的な内外装は同じ。

出典:ダイハツ認定中古車

ただし装備内容やグレード名称が一部異なる。

ボディカラーはシフォンカスタムではタントカスタムと同じ設定。

グレード名称はタントカスタムと一部異なり、上級グレードはタントカスタムが「カスタムX」グレードだが、スバル・シフォンでは「R スマートアシスト」グレードとなる。

また、タントカスタムに設定のエントリーグレード、「カスタムL」がシフォンカスタムでは非設定。

モデル途中から追加されたスタイリッシュグレードの「スタイルセレクション」はそれぞれ「R リミテッド スマートアシスト」、「RS リミテッド スマートアシスト」として設定される。

装備内容も機能装備が豊富で、カスタムRグレードには

  • 360°スーパーUV&IRカット機能付ガラス
    (フロントクォーター/フロントドア/リアドア/リアクォーター/リアゲート)
  • チルトステアリング
  • 運転席シートリフター
  • 格納式シートバックテーブル(運転席・助手席)
  • シートバックポケット(運転席)

が標準装備(※タントのカスタムXではオプション扱い)。プラスして2WD車には運転席&助手席シートヒーターも付く。

【4代目・前期型】ダイハツ タントカスタム(L650S/L660S型)グレード一覧・概要解説

2代目前期シフォンカスタムの一部改良など

2020年12月・一部改良

2020年12月の一部改良ではタントカスタムにメッキパーツや専用アルミホイールによる上級感をプラスした「リミテッド」(スタイルセレクションのOEM)を追加。

リミテッドは先代の「スペシャル(トップエディションOEM)」に相当する新グレードで、大型メッキフロントグリルやガーニッシュ、RSには専用アルミホイールの追加でスタイリッシュ感をアップ。

このほか内装色が変更となり、インパネやドアトリムのカラーがグレーから黒に変更となった。

自動ブレーキのスマートアシストには新たに「夜間歩行者検知機能」、「路側逸脱警報機能」、「ふらつき警報機能」を追加。

標識認識機能は新たに「最高速度」と「一時停止」も検知可能となった。

2021年9月・一部改良

2021年9月の一部改良では「カスタムRS スマートアシスト」、「カスタムR リミテッド スマートアシスト」、「カスタムRS リミテッド スマートアシスト」でパーキングブレーキを電動化し、レーンキープコントロールとコーナリングトレースアシストを標準装備化。

全車速追従機能付ACCとLKCを「カスタムR Limited スマートアシスト」にそれぞれ標準装備。

カスタムR スマートアシストにはこれら装備を「スマートクルーズパック」としてオプション設定とした。

ボディカラーも一部変更となり、新色「ターコイズブルーマイカメタリック」が追加された。

2代目・前期シフォンカスタムのグレード一覧 カスタムR、カスタムRS、カスタムRリミテッド、カスタムRSリミテッドの違いなど

2代目前期シフォンカスタムのグレード展開は上級「カスタムR スマートアシスト」、上級ターボ仕様「カスタムRS スマートアシスト」の2種類。

モデル途中から追加パーツでより精悍さをアップしたリミテッド(タントカスタム・スタイルセレクションのOEM)がそれぞれに追加され、「カスタムR リミテッド スマートアシスト」、「カスタムRS リミテッド スマートアシスト」を加えた全4種類となった。

特別仕様車は非設定。

標準モデルのシフォンはこちらから。

【2代目・前期 タントOEM】スバル シフォン(LA650F/LA660F型)概要解説
シフォンはスバルのスーパーハイトワゴン型軽乗用車。ダイハツ・タントのOEMモデルである。本稿では2代目のLA650FとLA660F型の2019年7月~2022年9月まで前期型とし、これを扱う。出典:スバル認定中古車2代目 スバル・シフォンと...

カスタムR スマートアシスト

2代目前期シフォンカスタムの上級グレード。タントカスタム「カスタムX」のOEM。

カスタムRのエクステリアでは電動格納式ドアミラーに後席両側パワースライドドア(ワンタッチオーン機能/ウェルカムオープン機能/タッチ&ゴーロック機能付)、14インチ切削加工アルミホイールを標準装備。

スライドドアイージークローザー(左右)も標準装備する。

ダイハツ版ではオプション設定の「360°スーパーUV&IRカットガラス(フロントクォーター/フロントドア/リヤドア/リヤクォーター/バックドアウインドゥ)」がスバル版では標準装備となる。

さらにフロントLEDイルミネーションもカスタムR以上に標準装備。

インテリアではフロントシート表皮がファブリック×レザー調となり、ベンチシートを採用する。

ステアリングはメッキオーナメント付きのウレタンステアリングとなり、センタークラスターはプレミアムシャインブラックの加飾付き

スピードメーターにはTFTマルチインフォメーションディスプレイが付き、インパネスイッチ照明がホワイトに変更。

安全装備ではスマートアシストの機能に「標識検知機能」が標準装備となる。

快適装備は

  • プッシュエンジンスタート
  • キーフリーシステム
  • フルオートエアコン
  • D assist切り替えステアリングスイッチ
  • 運転席シートリフター ※タントカスタムはオプション設定
  • チルトステアリング  ※タントカスタムはオプション設定
  • 運転席シートバッグポケット  ※タントカスタムはオプション設定
  • 運転席&助手席シートバッグテーブル  ※タントカスタムはオプション設定

などを標準装備。

運転席ロングスライドシート(540mm)とリアの左右分割ロングスライド(240mm)も標準装備する。

カスタムR リミテッド スマートアシスト

カスタムRに大型フロントグリル&バンパーガーニッシュ、サイドガーニッシュ、標準装備とし、スタイリッシュとしたグレード。

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タントカスタム「カスタムX スタイルセレクション」に相当するグレード。

※カスタムRベースではアルミホイールは標準と同じデザインのまま

インテリアでは2020年12月の一部改良を適用。グレー内装から変更してブラック内装となった。

さらにスマートアシストには「夜間歩行者検知機能」、「路側逸脱警報機能」、「ふらつき警報、標識認識機能(最高速度/一時停止)」を追加。

カスタムRS スマートアシスト

2代目前期シフォンカスタムの最上級ターボ仕様。カスタムRグレードをベースにターボエンジンを搭載し、力強い走りが特徴のモデル。

エクステリアではカスタムRグレードに追加でアルミホイールが専用デザインの15インチアルミホイールに変更。

インテリアではステアリングが本革巻きステアリングに変更される。

カスタムRS リミテッド スマートアシスト

2020年12月に追加設定されたターボエンジン・最上級グレード。

カスタムRSをベースに先代の「トップエディション」のように外装をメッキパーツによりスタイリッシュに仕立てた追加グレード。

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エクステリアでは専用大型フロントメッキグリル、バンパーガーニッシュ(メッキ)、サイドガーニッシュ(メッキ)、RSはスタイルセレクション専用デザインの15インチアルミホイールを追加装備する。

インテリアでは2020年12月の一部改良を適用。グレー内装から変更してブラック内装となった。

さらにスマートアシストには「夜間歩行者検知機能」、「路側逸脱警報機能」、「ふらつき警報、標識認識機能(最高速度/一時停止)」を追加。

エクステリア

出典:ガリバー

フロントデザイン。標準シフォンでは正統な進化でシンプルでありながらカスタムに通ずるスタイリッシュさを兼ね備えていたが、シフォンカスタムでは先代のギラギラというか押しの強いオラオラ感がかなり抑えられ、上品さや気品を感じる顔つきに変化した。

スバル仕様の変更点としてはフロントのDマークが六連星に変更となる程度で、デザインそのものはまったく同じ。

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出典:ダイハツ認定中古車

ヘッドライトは全グレードでハイロー独立式のフルLEDヘッドライトを標準装備。ノーマルタントではハイローのランプが左右に並んでいたがカスタムでは上下に配置。

ポジションランプは中央部にラインのように配置。ここはウィンカーも兼ねている。上側ロービームのとなりにあるライトはサイドビューランプという通常のランプでは照らせない角を照らすためのランプが備わる。

出典:スバル認定中古車

「カスタムR リミテッド スマートアシスト」と、「カスタムRS リミテッド スマートアシスト」ではタントカスタムのスタイルセレクションと同じくメッキ加飾を増やしたドレスアップ品を採用する。

出典:ガリバー

サイド。横からの見た目は先代とほぼ同じように見えるがボンネット先端の角が4代目ではより立って四角くなったのと、リアのクォーターガラスが4代目では少し小さくなった点が異なる。

出典:スバル認定中古車

「カスタムR リミテッド スマートアシスト」と「カスタムRS リミテッド スマートアシスト」ではサイドガーニッシュが標準装備となる。

シフォンカスタムでは全グレードに360°スーパーUV&IRカット機能付ガラス(フロントクォーター/フロントドア/リアドア/リアクォーター/リアゲート)を標準装備する。

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出典:ダイハツ認定中古車

助手席側のドアは「ミラクルオープンドア」を引き続き採用。4代目ではこれをさらに発展させた「ミラクルウォークスルーパッケージ」を新たに採用。

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出典:ダイハツ認定中古車

具体的には運転席のスライド量を最大540mmにし、かつ助手席のスライドレールを床に内蔵しスライド量を前方向に大幅に拡大。

床をフラットにしたことで運転席から一旦外に降りること無くそのまま後部座席に移動したり、助手席側のドアから乗り降りできるようにした。これにより子育で中のママが後部座席の子供の世話を座ったまましやすくしたり、後部座席の荷物をとりやすくした。

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出典:ダイハツ認定中古車

足元はXグレードで14インチアルミホイールとなり、

出典:スバル認定中古車

カスタムRSでは15インチアルミホイールとなる。デザインは先代と同じく14インチと15インチで異なるデザインが採用される。

なお、デビュー当初存在したカスタムLグレードではノーマルタントと同じ14インチのフルホイールキャップとなるが、2020年12月改良でカタログ落ちした。

出典:スバル認定中古車

リア。初代モデルよりもテールランプを縦方向に少し大きくすることで視認性アップと存在感を大きくさせている。

なお、カスタムでは標準でクリアーテールを採用し、インナーブラック加飾も施してスタイリッシュ感をアップさせている。この他リアバンパーもカスタム専用品となる。

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出典:ダイハツ認定中古車

カスタムでは歴代続くクリアータイプでストップランプもLEDを活用した縦長のものが採用されている。

エンジン・機能装備・安全装備など

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エンジンは大幅改良型のKF型直列3気筒自然吸気エンジンまたは同ターボエンジンの2種類。

初代シフォンに搭載されていたKF型をベースに(※発表時)日本初となるマルチスパークの採用やフワール噴霧を採用したことで燃焼効率を大幅に向上。

自然吸気エンジンは最高出力52ps(38kW)/6900rpm、最大トルク6.1kg・m(60N・m)/3600rpm。

ターボエンジンは最高出力64ps(47kW)/6400rpm、最大トルク10.2kg・m(100N・m)/3600rpm。

これに新開発のスプリットギヤを採用したD-CVTの採用でFFのJOC08モード燃費は27.2kmを達成した。

また「ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ」、略してDNGAの第1段として設計され軽量化もさることながらサスペンション性能を追求。

乗り心地と運動性能を高次元で両立させた。さらに静粛性もボディのエアロ加工による風切り音の低減と防音材の最適配置等で向上させている。

2代目シフォンカスタムLA650FとLA660Fの違い、LA650SとLA660Sの関係など

2代目シフォンカスタムのLA650FとLA660Fとの違いは駆動方式。

LA650Fは前輪を駆動するFFの2代目シフォンカスタム。LA660FはLA650Fをベースに全部のタイヤを駆動する4WDの2代目シフォンカスタム。

ただし4WDに関してはジムニーやパジェロミニなどの本格軽SUVとは異なり、基本はFFで、前後の回転差が生じた時(滑った時など)に4WDとなるビスカスカップリングを用いたパッシブタイプのオンデマンド4WD方式。

本格4WDよりは簡略化され街乗りで扱いやすいタイプとなる。ただし過走行な4WDのシフォンカスタムではビスカスカップリングが摩耗し寿命となっている場合もあるので、カーブなどで後方から異音がしないか確認することをオススメする。

なおダイハツ・タントの型式の関係は末尾Sが富士重工を示すFに置換され、2WDモデルはLA650SがLA650Fに。4WDはLA660SがLA660Fに対応する。

インテリア

出典:スバル認定中古車

インパネ。 メーターはタント伝統のセンターメーターを引き続き採用しているが運転席寄りのセンターメーターに変更となった。

カスタムではブラックを基調にメッキ加飾のプレミアムシャインブラックをところどころに施してプレミアム感を高めている。エアコンは全グレードでフルオートエアコンを採用。

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出典:ダイハツ認定中古車

スピードメーターもデジタル表示でぱっと見での見やすさが向上した。

左側にはカスタムの全グレードでマルチインフォメーションディスプレイが標準装備(※Xグレード以上はTFTカラーマルチ液晶となる)となり、タコメーター、エコドライブ、オートエアコンステータス、時計などを切り替えられるようになっている。さらに最左部にはドライブアシストイルミネーションが備わる。

出典:スバル認定中古車

ステアリングはカスタムRSのみ本革巻タイプ。それ以外はウレタンステアリングホイール。シフォンカスタムではチルトステアリングが全グレードに標準装備。

出典:スバル認定中古車

フロントシートはベンチシートタイプ。カスタムではブラック基調のシートとなる。シフォンカスタムでは運転席シートリフターが全グレードで標準装備となる。

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出典:ダイハツ認定中古車

リアシート。

出典:スバル認定中古車

運転席のシートバックポケット、運転席&助手席シートバッグテーブルはカスタムの全グレードに標準装備となる(※タントカスタムでは一部グレードでオプション設定)。

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出典:ダイハツ認定中古車

ラゲッジルーム。

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出典:ダイハツ認定中古車

リアシートを倒した状態。

まとめ

2代目前期シフォンカスタムの総評

2代目シフォンカスタムは刷新された上質感を高めた新デザイン、エンジンや遊星ギア付きCVT、新プラットホームの一新、スマートアシストの強化などで、全方面で魅力をアップさせたフルモデルチェンジとなった。

スバル版としてはエンブレム違いの兄弟モデルであるが、カスタムR(カスタムX)グレードで機能装備が充実しているなど、中古車で買う場合は少しうれしい部分もある。

また圧倒的な販売台数をほこるタントカスタムに対し、台数がかなり少ないため他人と被りづらい特徴もあり、そういったニーズにおいてはシフォンカスタムという選択肢もアリだと思う。

かつてタントカスタムはダイハツだけで販売されるモデルだったが、ホンダN-BOXが以前として首位のままで、ここにライバルのスズキ・スペーシアに加えて最近では日産・三菱連合のルークスとeKスペース(デリカミニ)の追い上げもあり、スーパーハイトワゴンは熾烈な戦いとなっている。

ダイハツ側としてもスバルへOEM共有することで、販売台数の底上げを狙うものであり人気モデルゆえの他社販売となっている。

なお、2022年10月にはタントカスタムにクロスオーバーSUV風のファンクロスが追加されたが、スバル版には非設定で、ダイハツだけの販売となる。

【4代目・派生クロスオーバーSUV風】タント ファンクロス(LA650S/LA660S型) 概要解説
タントはダイハツのトールワゴン型軽自動車。タントファンクロスは4代目の後期モデル(2022年10月マイナーチェンジ~)で追加されたクロスオーバーSUV風の派生モデルである。出典:ガリバーダイハツ・タント ファンクロスとは?2022年10月に...

スバル版のシフォンカスタムを買うメリットやデメリットなど

シフォンカスタムをあえて買うメリットとしてはマイナー車種ゆえに、タントカスタムとは被りづらくいメリットがある。

また長年スバルのディーラーとの付き合いのある人は、馴染みのディーラーからタントカスタムのスバル版が買え、あえてダイハツから買う必要もない。このあたりはシフォンカスタムの大きなメリット。

さらにタントカスタムよりもカスタムRグレードの一部機能装備が充実しているため、中古車で買う場合もこの点は嬉しい(※後期モデルはベースのタントカスタムで標準装備化され、メリットが消える)。

デメリットとしては知名度が圧倒的に低いモデルなため、シフォンカスタムがなんの車なのか、どこのメーカーなのかまったく理解してもらえない可能性がある。

タントカスタムのOEMと話せばすぐに通ずると思うが、シフォンカスタムはマツダのフレアワゴン(スズキ・スペーシアOEM)よりもかなりマイナー車種な点は少しネックか。

【3代目・前期】マツダ フレアワゴン カスタムスタイル(MM53S型)

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