【6代目・前期型】ダイハツ ムーヴ・カスタム(LA150S/LA160S型) | シン・軽自動車マニア

【6代目・前期型】ダイハツ ムーヴ・カスタム(LA150S/LA160S型)

ムーヴカスタム

ムーヴはダイハツのワゴン型軽自動車。ムーヴカスタムはそのカスタムモデルである。本稿では6代目(L150SおよびL160S型)のデビュー当初、2014年12月~2017年7月までを前期型とし、これを扱う。

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6代目前期ムーヴカスタムとは?特徴など

2014年12月にフルモデルチェンジし、6代目となったムーヴ

そのスポーティモデルであるムーヴ・カスタムもノーマルと同時にデビューした。ノーマルと同様に6代目の大きなポイントは骨格構造の見直しによるボディの軽量化と足回りの改良にある。

軽自動車は1998年の新規格以降から飛躍的に進化し、一時期は燃費性能でコンパクトカーに及ばない時期もあったが、軽自動車という枠組みによる縛りがそれを技術力でクリアーさせ、今では新車市場の4割に食い込むまでの車となった。

中には普通車からの乗り換えユーザーもおり、ムーヴおよびムーヴ・カスタムはその受け皿の中心的車種として君臨している。そのような背景が6代目ムーヴおよびカスタムのフルモデルチェンジに反映されている。

6代目では軽自動車の本質である低燃費と低価格をベースに新開発となる軽量高剛性ボディ骨格構造や足回りの改良で基本性能を大幅向上。加えて軽自動車初の先進装備により軽自動車としての本流を追求。

またカスタムには上級感を極めた最上級グレードの「ハイパー」を新設定するなど普通車から軽自動車への乗り換えを意識したグレード展開も充実させている。

外観は先代までのベーシックな外観を踏襲するものの、厚みのある造形や大型ヘッドランプ、平面ラウンドを意識したバンパーを用い全体的に質感を向上。サイドはシャープかつ流れる造形として上質感を追求。

ボディカラーもシリーズ初となる2トーンカラーをオプション設定。

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インテリアではダークグレー、ホワイト、グレージュの3トーンカラーで上質さと華やかさを演出。メーカーオプションではインパネはダークグレーとホワイト。

ブラックシートに本革巻ステアリングホイールを組み合わせたブラックインテリアパックを設定しベーシックグレードにも上級思考の選択肢を与えた。また全グレードでタコメーターを標準装備とした。

エンジンは先代と同じKF型を採用。ミライースの低燃費技術を取り入れかつ軽量化と空力性能を大幅向上。

出典:ダイハツ認定中古車

ベーシックグレードでもフロントアンダースポイラー、リヤタイヤ前スパッツ、スポイラー一体型バックドアを標準装備とし、Cd値を従来モデル比で約10%低減したことでNAのFFモデルで31.0km/L(JC08モード)を達成した。

先進装備としては後方誤発進抑制制御機能を追加したスマートアシストを一部グレードを除いて標準装備。

また、LEDヘッドランプをメーカーオプションとし、フォグランプやリヤコンビランプ、ルームランプに設定拡大して省電力化を強化した。

さらに坂道からの発信をサポートするヒルホールドシステムを全グレードで標準装備。バックカメラも機能を強化し、真上から見下ろした視点とステアリング連動ガイド線機能を追加した。

快適装備としては軽量高性能エアコンユニットやスクロールコンプレッサの新開発で性能を維持しつつ消費電力を大幅低減。

アイドリングストップ中でも冷たい風を維持する「スマートクール」を採用。これによりエアコン使用時の燃費を向上させた。

このほかエアロワイパーブレード、ワンタッチターンシグナル機能付き方向指示スイッチ、ボイスコントローナビゲーションシステム、スーパーUV・IRカットガラス(フロントドア)、スパークリーンエアフィルター、ウォームパックなどグレード別やメーカーオプションなどで設定し軽自動車だからといって妥協しない快適装備を与えた。

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6代目前期型ムーヴカスタムの一部改良など

2015年4月・一部改良

2015年4月の一部改良ではそれまでのスマートアシストをバージョンアップ。単眼カメラとレーザーセンサー&ソナーセンサーを組み合わせた「スマートアシストⅡ」を新たに搭載。

衝突回避支援ブレーキは作動領域が向上し、「衝突警報機能」、「車線逸脱警報機能」を新たに搭載。そのほか誤発進抑制機能(前方&後方)と先行車お知らせ機能を搭載した。

これに伴いスマートアシスト搭載グレードは「SA」から「SAⅡ」 に変更となった。

2016年6月・一部改良

2016年6月の一部改良では全グレードにオートライトの点灯のタイミングを早期化するなどの改良を実施。

「ハイパー」グレードではインテリア加飾や仕様の変更を実施。インパネガーニッシュとドアオーナメントパネルの加飾をギャラクシーマーブル調からグロッシーブラッククロスに変更。

シートステッチ色はブルーからシルバーにそれぞれ変更。メーカーオプション設定だった「純正ナビ装着アップグレードパック」を標準化した。

前期型・6代目ムーヴとムーヴカスタムとの違い

6代目の前期ムーヴとムーヴカスタムとでは歴代同様にエクステリア、インテリアなどが異なる。

6代目前期ムーヴのフロント

エクステリアではムーヴとムーヴカスタムとでは完全差別化され、専用ヘッドライトや専用バンパー、専用クリアーテールランプなどスポーティな雰囲気が与えられる。

さらに6代目ムーヴカスタムでは新グレード、「ハイパー」を新設定。ハイパー専用グリルやハイパー専用アルミホイール、専用インパネが与えられる。

そしてシリーズ初となる2トーンカラーのボディ色もカスタムではバリエーションを多く設定。

6代目前期ムーヴのインパネ

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6代目前期ムーヴカスタムのインパネ

インテリアでも標準ムーヴはベージュ&ブラック内装に対し、ムーヴカスタムではブラック内装+シルバーやシャインブラック、メッキ加飾、イルミネーション等で差別化される。

※6代目では標準ムーヴもブラックインテリアがオプションで選択可。

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6代目前期ムーヴのスピードメーター

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6代目前期ムーヴカスタムのスピードメーター

さらにスピードメーターも標準ムーヴとムーヴカスタムとではデザインが異なり、カスタムではスポーティな左右対称形2眼式メーター+TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ付きとなる。

6代目前期ムーヴカスタムのグレード カスタムX、カスタムXスペシャル、カスタムRS、ハイパー、SA、SAⅡの違いなど

前期型・6代目ムーヴのグレード展開は廉価グレード「カスタムXスペシャル」、自然吸気エンジン上級グレード「カスタムX」、自然吸気エンジン最上級グレード「カスタムX ハイパー」、

上級ターボ仕様「カスタムRS」、最上級ターボ仕様「カスタムRS ハイパー」の5種類。

これに自動ブレーキを搭載した「カスタムX SA」、「カスタムX ハイパーSA」、「カスタムRS SA」、「カスタムRS ハイパーSA」を設定。

2015年4月の一部改良では自動ブレーキのスマートアシストがスマートアシストⅡにアップグレードされたことによりグレード名が変更&グレードを集約。

自動ブレーキ搭載グレードは「カスタムX ハイパーSAⅡ」と「カスタムRS ハイパーSAⅡ」になった。

前期型・6代目ムーヴの標準モデルはこちらから。

【6代目・前期型】ダイハツ ムーヴ(L150S/L160S型) 概要解説

カスタムXスペシャル

6代目前期ムーヴカスタムの廉価グレード。2016年6月に追加されたグレードで、Xグレードよりも内外装や装備を簡略し、価格を抑えたグレード。

エクステリアではLEDターンランプ付き電動格納ミラー(4WDはヒーテッドタイプ)、フロントドアにはUVカットガラス、14インチフルホイールキャップ、フロントスタビライザー(4WDは加えてリアスタビライザー)が標準装備となる。

Xグレードのオート格納式ミラー、スーパーUV&IRカットガラス、アルミホイールは非装備。

インテリアではメッキアコンレジスターノブが非装備。ステアリングはウレタンステアリング。

快適装備はフルオートエアコン、キーフリーシステム&プッシュエンジンスタート、4WDにはリアヒーターダクト(2WDはオプション設定)が標準装備。

装備を厳選しカスタムXよりも5万円ほど安くしていた。

カスタムX

6代目前期ムーヴカスタムの上級グレード。

エクステリアではメッキフロントグリル、オート可能式ドアミラー、14インチアルミホイール、トップシェイドガラスフロントウインドウ、LEDヘッドライト&フォグランプ、LEDクリアーテールランプ、リアスポイラー(ハイマウントストップランプ付き)を標準装備。

インテリアではブラックインテリアにファブリックシート表皮、メッキメーターリング付き2眼自発光式メーター、ブラックオーディオパネル、ヘアライン調のインパネガーニッシュ&ドアオーナメントパネルを。

快適装備ではチルトステアリング、運転席シートリフター、アジャスタブルショルダーベルトアンカー、フルオートエアコン、キーフリーシステム、プッシュエンジンスタート、スマートクール、ワンタッチターンシグナル機能付方向指示スイッチなどを標準装備する。

カスタムX SA

上記「カスタムX」に自動ブレーキのスマートアシストを搭載したグレード。

カスタムX SAⅡ

カスタムX SAの自動ブレーキがスマートアシストからスマートアシストⅡにアップグレードしたグレード。

スマートアシストⅡでは、それまで不可能だった歩行者検知を含めた衝突警報機能に、車線逸脱警報機能を追加。

さらに既存の衝突回避支援ブレーキ機能の作動速度が約4~50km/hに拡大した。

カスタムX ハイパー

6代目前期ムーヴカスタムの自然吸気エンジン最上級グレード。

カスタムXの装備に加えて内外装をよりスタイリッシュかつ高級感あふれる仕様としたグレード。

エクステリアではメッキアウターハンドル、ハイパー専用デザインの切削加工14インチアルミホイール、ダーククロムメッキフロントグリル(LEDイルミネーション付き)、フロントLEDイルミネーションランプ、ダークメッキアクセント付きクリアーテールランプを。

インテリアではギャラクシーマーブルのインパネガーニッシュ、本革&ファブリックの専用シート表皮(ブルーステッチ入り)を標準装備。

カスタムX ハイパーSA

上記「カスタムX ハイパー」に自動ブレーキのスマートアシストを搭載したグレード。

カスタムX ハイパーSAⅡ

「カスタムX SA」の自動ブレーキがスマートアシストからスマートアシストⅡにアップグレードしたグレード。

スマートアシストⅡでは、それまで不可能だった歩行者検知を含めた衝突警報機能に、車線逸脱警報機能を追加。

さらに既存の衝突回避支援ブレーキ機能の作動速度が約4~50km/hに拡大した。

カスタムRS

6代目前期ムーヴカスタムの上級ターボ仕様。ターボエンジンでパワフルな走りと、上級装備が特徴のグレード。

RSではXグレードに装備に加えて15インチアルミホイールとスポーツサスペンション、本革巻きステアリングを標準装備する。

カスタムRS ハイパー

6代目前期ムーヴカスタムの最上級ターボ仕様。カスタムRSに豪華な装備がプラスされ、内外装でスタイリッシュ感がアップする。

出典:ダイハツ認定中古車

エクステリアではメッキアウターハンドル、ハイパー専用デザインの切削加工15インチアルミホイール、ダーククロムメッキフロントグリル(LEDイルミネーション付き)、フロントLEDイルミネーションランプ、ダークメッキアクセント付きクリアーテールランプを。

インテリアではギャラクシーマーブルのインパネガーニッシュ、本革&ファブリックの専用シート表皮(ブルーステッチ入り)、本革巻きステアリングを標準装備。

カスタムRS ハイパーSA

上記「カスタムRS ハイパー」に自動ブレーキのスマートアシストを搭載したグレード。

カスタムRS ハイパーSAⅡ

「カスタムRS ハイパーSA」の自動ブレーキがスマートアシストからスマートアシストⅡにアップグレードしたグレード。

スマートアシストⅡでは、それまで不可能だった歩行者検知を含めた衝突警報機能に、車線逸脱警報機能を追加。

さらに既存の衝突回避支援ブレーキ機能の作動速度が約4~50km/hに拡大した。

特別仕様車 20thアニバーサリーゴールドエディション

2015年10月設定の特別仕様車。初代ムーヴの発売から20周年を記念した特別モデル。

エクステリアでは専用ゴールドメッキフロントグリル、専用ゴールドドアアウターハンドル、ゴールドカラーの15インチアルミホイールを。

インテリアではグロッシーブラック&ゴールドラインの専用インパネガーニッシュ、専用ドアオーナメントパネル、ゴールドステッチ入の本革&専用ファブリックシートを標準装備。

20周年を記念する華やかで豪華な特別仕様車。

【6代目・前期 特別仕様】ダイハツ ムーヴカスタム 20thアニバーサリーゴールドエディション(LA150S/LA160S型)

6代目ムーヴカスタムLA150SとLA160Sとの違い

6代目ムーヴカスタムのLA150SとLA160Sとの違いは駆動方式。

FFモデルがLA150Sで、LA160SはFFベースの4WDとなる。ただし、ジムニーなどのクロカン4WDとは異なりビスカスカップリングを用いたオンデマンド式の4WDとなっている。

そのため常時4WDではなく、前輪と後輪の回転差が生じたときのみ4WDとなる生活四躯仕様となる。

6代目前期ムーヴカスタムのエクステリア(外装)

出典:ダイハツ認定中古車

フロントデザイン。歴代のムーヴ・カスタムはノーマルに対してスポーティに見た目を味付けされるが6代目のムーヴ・カスタムは先代のイメージを受け継ぐというよりはかなり冒険的なデザインとなっている。

ヘッドライトまわりこそ5代目後期ムーヴ・カスタムの印象を残しているが、大型化されたライン上のメッキグリルにバンパー部まで食い込むX字状のブラックラインが特徴的だ。

デザインの斬新さは2代目ムーヴ・カスタムに通じるものがあるが個人的な感想としてはやり過ぎた感があり、万人受けしずらいデザインのようにもみえる。ここは好き好きがはっきりしそうだ。

なお、ヘッドライトはLEDによるイルミネーションが点灯するようになっており、従来のポジションランプとは一味ちがう(ノーマルのムーヴにはない)夕暮れ時に個性的なエクステリアを演出させている。ヘッドライトは最近流行りのLED仕様だ。

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出典:ダイハツ認定中古車

サイドから。2代前の4代目ムーヴ5代目前期まではたまご型のボディデザインを持っていたが5代目後期でこれを廃止。6代目でも5代目後期のボディデザインをほぼ継承し、見た目と室内空間の広さを両立させている。

なお、写真のものはオプションで設定されるツートーンカラー仕様で、サイドガラスを起点に上半分と下半分で色が違う。

出典:ダイハツ認定中古車

足元はカスタムXが155/65R14の14インチアルミ。

出典:ダイハツ認定中古車

カスタムRSとカスタムRSハイパーでは165/55R15の15インチとなる。

出典:ダイハツ認定中古車

RSハイパーではさらに専用デザインのブラック塗装アルミホイールで差別化される。

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出典:ダイハツ認定中古車

リア。往年のデザインである縦型コンビランプとなっているがその発光デザインは新規のもので、外国車にあるような縦長のテープ状LEDを配置し、軽自動車としては個性的なバックランプとなっている。コンビランプ自体もクリアー仕様でキラキラ感も高い。

なお、このコンビランプはカスタム専用のものでOEM供給されるスバル版の3代目ステラカスタムとも微妙に異なるオリジナルのものだ。その他リアスポイラーは標準装備となる。

エンジン・機能装備・安全装備など

エンジンはKF型直列3気筒エンジンの自然吸気とインタークーラー付きターボの2種類。

自然吸気エンジンは最高出力52ps(38kW)/6800rpm、最大トルクは6.1kg・m(60N・m)/5200rpm。

ターボエンジンは最高出力64ps(47kW)/6400rpm、最大トルクは9.4kg・m(92N・m)/3200rpm。先代から続く伝統的なグレード構成でカスタム顔でも自然吸気とターボの2種類を設定する。

トランスミッションは全グレードでCVTのみで、駆動方式はFFまたは4WDだ。これ以外に安全装備のスマートアシストはグレード別の設定。

さらに今回のムーヴ・カスタムではその上級グレードとしてハイパーというグレードが存在し、RSのハイパーでは最初からスポーティな専用サスペンション、15インチアルミ、グリル下部&フォグランプ部のLEDイルミネーションなど上級な装備がおごられる。

安全装備は先代よりも進化し、誤発信抑制装置に関しては前方向だけでなく後方に対しても作動するようになった。

2015年4月の一部改良では自動ブレーキをスマートアシストⅡにグレードアップ。

スマートアシストⅡではそれまで不可能だった「歩行者検知」を含めた衝突警報機能に、車線逸脱警報機能を追加。

さらに既存の衝突回避支援ブレーキ機能の作動速度が約4~50km/hに拡大した。

6代目前期ムーヴカスタムのインテリア(内装)

インパネ。中央部のエッジが特徴的だ。なお、ステアリングにはエコモードとパワーモードを切り替えるD assist切替スイッチが備わる。

RSグレードでは本革巻きステアリング。Xグレードはウレタンステアリング。エアコンは全グレードでフルオートエアコンを標準装備する。

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スピードメーター。カスタムモデル伝統のタコメータ付き。先代の後期でセンターメーターから従来の位置に戻されたが、6代目でも非センターメーターとなる。パネルは自発光式メーター。

カスタムでは標準ムーヴとは差別化された左右対称形の2眼式メーターを採用。真ん中にはカラーTFT液晶によるマルチインフォメーションディスプレイを備える。

出典:ダイハツ認定中古車

フロントシートはセパレートタイプ。カスタムでは伝統のブラック内装を採用し、上質感やスポーティー感を演出する。

出典:ダイハツ認定中古車

リア。

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出典:ダイハツ認定中古車

ラゲッジルーム。バックドアは6代目からそれまでの伝統だった左右開閉式を廃止し、ワゴンRと同じ跳ね上げ式となった。

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出典:ダイハツ認定中古車

リアシートを倒した状態。

6代目前期ムーヴカスタムの評価

6代目・前期ムーヴカスタムの総評

出典:ダイハツ認定中古車

6代目ムーヴ・カスタムは5代目から正統に進化し、走りの面でも安全の面でも先代より良くなっている。オシの強くなったフロントデザインは6代目前期の特徴でもあった。

特に軽量化や高効率技術により燃費が自然吸気で31.0km/lに達したことも大きいが、骨格、サスペンションの見直しや剛性アップで走りそのものが良くなった。

これは普通車からの乗り換えを強く意識しているもので、一昔前の「我慢グルマ」という言葉は6代目ムーヴ・カスタムには完全に似つかない完成されたモデルに進化している。

ただ、その一方で軽自動車の売れ筋モデルがN-BOXやムーヴキャンバスなどの背の高い+スライドドア付きのモデルにシフト。

モデル後半ではムーヴカスタムはかつてほど売れなくなり、登場から8年ほど経ってもフルモデルチェンジ(全面改良)しない、異例の長期モデルとなっている。

2017年8月にはフロントデザインを大幅変更するマイナーチェンジを行いイメージを刷新。

【6代目・後期型】ダイハツ ムーヴカスタム(LA150S/LA160S型)概要解説

ちょうど4代目後期5代目後期のようなリフレッシュぶりで6代目前期の顔つきがしっくりとこなかった人も受け入れやすいデザインに変化した。

6代目前期が気に入らない人はあわせて6代目後期型もチェックしてみるといい。

OEMモデル スバル・3代目ステラカスタム

なおスバル自動車には先代と同じく3代目ステラカスタムとしてOEM供給される。

ステラカスタムではスバル専用デザインとしてグリルとバンパーが差別化され、よりスポーティな印象が強くなる。

ムーヴカスタムではコテコテ感が強いがステラカスタムではそれが薄れ万人受けしやすい、スポーティなデザインとなっているので、中古で探す場合はあわせて3代目ステラカスタムもオススメしたい。

【3代目・前期 ムーヴカスタムOEM】スバル ステラ カスタム( LA150F/LA160F型)概要解説

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コメント

  1. ムーヴ好き より:

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    6代目ムーヴの型式はLA150S/LA160Sですよ

  2. ムーヴ好き より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    6代目ムーヴの型式はLA150S/LA160Sですよ

  3. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ムーヴ好きさん、はじめましてこんにちは。

    ご指摘ありがとうございます。さっそく訂正いたします。