【10代目・後期型】ダイハツ ハイゼットカーゴ(S321V/331V型) 概要解説

アトレー・アトレーワゴン

ハイゼットカーゴはダイハツの商用ワンボックス型軽自動車。本稿では10代目の後期(2017年11月マイナーチェンジ以降)S321VおよびS331V型を扱う。

画像参照元:ダイハツ認定中古車

  1. 10代目ハイゼットカーゴとは?特徴など
  2. 10代目・後期型ハイゼットカーゴの改良点と中期・前期との違い
    1. 2017年11月マイナーチェンジ(後期型)の改良点
    2. 2018年12月・一部改良
    3. 2019年11月・一部改良
    4. 2020年8月・一部改良
  3. 10代目後期ハイゼットカーゴのグレード スペシャル、スペシャルクリーン、デラックス、クルーズ”SAⅢ”,クルーズターボ”SAⅢ”の違い
    1. スペシャル
    2. スペシャル”SAⅢ”
    3. スペシャルクリーン
    4. スペシャルクリーン”SAⅢ”
    5. 特装車 カーゴ2シーター
    6. 特装車 カーゴ2シーター”SAⅢ”
    7. 特装車 カーゴ2シーター・クリーン
    8. 特装車 カーゴ2シーター・クリーン”SAⅢ”
    9. DX(デラックス)
    10. DX(デラックス)”SAⅢ”
    11. クルーズ&クルーズターボ
    12. クルーズ”SAⅢ”、クルーズターボ”SAⅢ”
  4. エクステリア
    1. フロント
    2. ハイゼットカーゴ初のLEDヘッドライト
    3. サイド
    4. 10代目ハイゼットカーゴ後期の純正タイヤ&タイヤサイズ
    5. リア
  5. エンジン・機能装備・安全装備など
    1. エンジン、トランスミッション、駆動方式
    2. 安全装備・自動ブレーキなど
    3. 快適装備、ビューティーパックなど
  6. インテリア
    1. インパネ
    2. 5MTのシフトノブ
    3. ATのシフトノブ、マニュアル式エアコン
    4. ステアリング
    5. 単眼式スピードメーター
    6. フロントシート(スペシャル、デラックス)
    7. フロントシート(クルーズ、クルーズターボ)
  7. リアシート(スペシャル、デラックス)
    1. リアシート(クルーズ、クルーズターボ)
    2. ラゲッジスペース(スペシャル、デラックス)
    3. ラゲッジスペース(クルーズ、クルーズターボ)
    4. ラゲッジスペース(リアシート収納時)
  8. まとめ
    1. 10代目・後期ハイゼットカーゴの総評
    2. OEMモデル トヨタ 初代・後期ピクシスバン(S321M/S331M)
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10代目ハイゼットカーゴとは?特徴など

2004年12月登場の10代目ハイゼットカーゴ。

乗用モデルのアトレーワゴンに対し商用モデルとなるハイゼットカーゴはスズキのエブリイと並ぶ歴史の長く、かつモデルサイクルの長い軽商用ワンボックスである。

2004年12月にフルモデルチェンジし、10代目となったダイハツ・ハイゼットカーゴ。トラックのハイゼットトラックはフルモデルチェンジとならず、大幅改良での登場となった。

節目となる10代目のハイゼットのコンセプトは「しっかり、楽々仕事ができる高効率カーゴ」。

積載性、荷役性、乗降性の大幅向上により宅配や小売、自営業など幅広い業種での販路拡大を狙うものだった。

10代目ハイゼットカーゴは、同年代のライバル、スズキ・エブリイと同じようにボディを大型化し、よりスクエアなスタイリングで室内空間を広げているのが大きな特徴だ。

さらにエブリイ同様にそれまでのテールゲートにあったテールランプをバンパー下部へ移動し開口部を拡大。リアゲートからの荷物の積み下ろしの利便性を向上させている。

2007年12月中期型マイナーチェンジでは新開発のKF-VE型エンジンに換装したことで燃費が向上。4ATを追加設定で静粛性も向上した。

2015年11月にはハイゼットの誕生55週年を記念して設定された特別仕様車、「55th Anniversary ゴールドエディション」も登場している。

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10代目・後期型ハイゼットカーゴの改良点と中期・前期との違い

2017年11月マイナーチェンジ(後期型)の改良点

2017年11月には内外装の変更と先進の自動ブレーキを装備するビッグマイナーチェンジが行われた。

S321_last_cruise (34)

本稿ではこれ以降を10代目の後期型とする。

10代目・後期型のハイゼットカーゴではそれまでダイハツでは軽乗用車でのみ搭載されていた「スマートアシストⅢ」を軽貨物のハイゼットカーゴに適用。

ステレオカメラによる衝突回避支援システムで、歩行者にも対応。さらにオートハイビームの搭載で軽貨物でも高い安全性を実現した。

10代目中期型・ハイゼットカーゴ(フロント)
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10代目後期型・ハイゼットカーゴ(フロント)

エクステリアはそれまでのオーソドックスな外観からよりスタイリッシュな顔つきに変更。

10代目中期型・ハイゼットカーゴ(リア)
10代目後期型・ハイゼットカーゴ(リア)

リアコンビランプも同じくスタイリッシュなデザインに変更。クルーズターボにはクリアーテールも採用し、新世代に相応しいリフレッシュされた外観となった。

S321_last_cruise (0)

ボディカラーはそれまでのホワイト系2色とシルバー系、ブラック系に加えて

「ミストブルーマイカメタリック」、「ライトローズメタリック」、「ファインミントメタリック」

など女性にも嬉しい全7色を設定。軽貨物でありながら商用車らしくないスタイリッシュなカラーリングも選択可能となった。

10代目後期型・ハイゼットカーゴ(インパネ)

インテリアにおいてもインパネのデザインを変更。収納スペースを増やしつつもデザインをより上品に。

10代目中期型・ハイゼットカーゴ(インパネ)

商用モデルでありながらそれまでのイメージを払拭するバランスの取れたデザインとなっている。

S321_last_cruise (33)

また、先進の自動ブレーキである「スマートアシストⅢ」をハイゼットカーゴにも適用。ステレオカメラによる認識システムで歩行者までにも対応。

さらにオートハイビームも搭載。住宅街を走り、歩行者との接触が多い軽貨物での安全性を向上させた。

なお、後期型マイナーチェンジではそれまで一部グレードでオプション設定だったABSを全グレードに標準装備化した。

2018年12月・一部改良

2018年12月の一部改良では自動ブレーキのスマートアシスト、「スマートアシストIII」をクルーズ以外のMT車グレードに追加設定。

これに伴いグレード名がクルーズが「クルーズ”SAⅢ”」、クルーズターボは「クルーズターボ”SAⅢ”」に変更。クルーズ系グレードのスマートアシスト非搭載モデルを廃止。

また、スマートアシスト搭載モデルではフロントウインドウをトップシェイドガラスに変更し、IRカット機能が追加された。

2019年11月・一部改良

2019年11月の一部改良ではオプション設定の「LEDパック」のみ設定だったLEDヘッドライトを、スマートアシストを標準装備した下記グレードに標準装備化。

  • 「スペシャル”SA III”」
  • 「スペシャルクリーン”SA III”」
  • 「デラックス”SA III”」
  • 「クルーズ”SA III”」
  • 「クルーズターボ”SA III”」
  • 特装車「カーゴ2シーター”SA III”」
  • 特装車 「カーゴ2シータークリーン”SA III”」
  • 特装車 「カーゴセパレート2シーター”SA III”」
  • 特装車 「カーゴ2シーターブラインド仕様”SA III”」

LEDフォグランプは単体のオプション設定に移行した。

2020年8月・一部改良

2020年8月の一部改良ではオートライトを全グレード標準装備化。

環境対応車のスペシャルクリーンとスペシャルクリーン”SAⅢ”では「平成30年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得した。

10代目後期ハイゼットカーゴのグレード スペシャル、スペシャルクリーン、デラックス、クルーズ”SAⅢ”,クルーズターボ”SAⅢ”の違い

10代目後期ハイゼットカーゴのグレード構成は下から順番にスペシャル、デラックス、クルーズ、クルーズターボの4種類。

10代目後期では新たに自動ブレーキのスマートアシストⅢを全グレードに新設定。

ステレオカメラとソナーセンサーの2種類を用いた検知システムでそれ以前の乗用モデルに採用されていたスマートアシストⅡよりも性能が向上。スマートアシストⅢでは以下の機能を搭載する。

  • 衝突回避支援ブレーキ機能
  • 誤発進抑制制御機能
  • 車線逸脱機能
  • 先行車発進お知らせ機能
  • オートハイビーム

さらにリアコーナーセンサー、エマージェンシーストップシグナル、VSC&TRCも同時に装備。

乗用モデルのアトレーワゴンについてはこちらから。

スペシャル

スペシャルは廉価グレード。最も装備が簡略化されたグレード。

キーレスエントリー、パワーキーレスエントリー、パワーステアリング、パワーウィンドウ、プライバシーガラス、運転席&助手席エアバッグ、マニュアル式エアコン、AM/FMラジオ、ABSなど最低限を標準装備する。

また、ボディカラーもホワイト一色のみでドアミラーは樹脂タイプの手動ミラーとなる。

スペシャルのみ標準ルーフとハイルーフの2種類を設定。

スペシャル”SAⅢ”

上記廉価グレードのスペシャルに自動ブレーキを標準装備したグレード。自動ブレーキ搭載の廉価グレードでもある。

2018年12月の一部改良ではスペシャルの5MT車でも自動ブレーキが選択できるようになった。さらに快適装備のフロントウインドウをトップシェイドガラスに変更し、IRカット機能が追加。

2019年10月の一部改良では従来オプション設定だった「LEDヘッドライト」が標準装備となった。

スペシャルクリーン

スペシャルクリーンはスペシャルをベースとした環境対応車で、クリーンエンジンを搭載。自動車重量税が免税されるエコカー減税やグリーン税制に特化させたグレード。

装備は上記のスペシャルと同じ。

スペシャルクリーン”SAⅢ”

上記環境対応グレードのスペシャルに自動ブレーキを標準装備したグレード。

2018年5月の一部改良ではスペシャルクリーンの5MT車でも自動ブレーキが選択できるようになった。さらに快適装備のフロントウインドウをトップシェイドガラスに変更し、IRカット機能が追加。

2019年11月の一部改良では従来オプション設定だった「LEDヘッドライト」が標準装備となった。

特装車 カーゴ2シーター

カーゴ2シーターはスペシャルもしくはスペシャルクリーンをベースとした2名限定乗車の2シーター仕様車。

リアシートを完全撤退しフルフラット化し荷物運搬に特化させたグレード。2シータにはスペシャルにはないハイルーフの設定がある。

特装車 カーゴ2シーター”SAⅢ”

上記「カーゴ2シーター」グレードに自動ブレーキを標準装備したグレード。

2018年12月の一部改良ではカーゴ2シーターの5MT車でも自動ブレーキが選択できるようになった。さらに快適装備のフロントウインドウをトップシェイドガラスに変更し、IRカット機能が追加。

2019年11月の一部改良では従来オプション設定だった「LEDヘッドライト」が標準装備となった。

特装車 カーゴ2シーター・クリーン

上記カーゴ2シーターにクリーンエンジンを搭載した環境対応車。自動車重量税が免税されるエコカー減税やグリーン税制に特化させたカーゴ2シーター。

装備は上記のカーゴ2シーターと同じ。

特装車 カーゴ2シーター・クリーン”SAⅢ”

上記「カーゴ2シーター・クリーン」グレードに自動ブレーキを標準装備したグレード。

2018年12月の一部改良ではカーゴ2シーター・クリーンの5MT車でも自動ブレーキが選択できるようになった。さらに快適装備のフロントウインドウをトップシェイドガラスに変更し、IRカット機能が追加。

2019年11月の一部改良では従来オプション設定だった「LEDヘッドライト」が標準装備となった。

DX(デラックス)

デラックス(DX)はミドルグレード。

スペシャルに対してキーレスエントリー、パワーステアリング、パワーウィンドウ、運転席エアバッグ、プライバシーガラスが標準装備となる。

ただし助手席エアバッグはオプション設定。ボディカラーも増えてホワイト、ファインシルバー、ブルーマイカメタリック(※中期型ではブラック)の3色。

DX(デラックス)”SAⅢ”

ミドルグレード、デラックスに自動ブレーキを標準装備したグレード。

2018年12月の一部改良ではデラックスの5MT車でも自動ブレーキが選択できるようになった。さらに快適装備のフロントウインドウをトップシェイドガラスに変更し、IRカット機能が追加。

2019年11月の一部改良では従来オプション設定だった「LEDヘッドライト」が標準装備となった。

クルーズ&クルーズターボ

クルーズとクルーズターボは上級グレード。

デラックスの装備に対して助手席エアバッグやEBD付きABS、ボディカラー同色電動格納ミラーが標準装備となり、ボディカラーもブラックマイカが選択可で全4色(※ただし中期型以降はブルーマイカメタリックが消滅で全3色)。

フロントシートとリアシートがアトレーワゴンと同じヘッドレスト分離型の上級シートとなり、快適性が向上する。

さらにクルーズターボではハイゼットカーゴ唯一のターボ仕様となる。

クルーズとクルーズターボについてはこちらから。

クルーズ”SAⅢ”、クルーズターボ”SAⅢ”

上記クルーズとクルーズターボに自動ブレーキのスマートアシストⅢを標準装備したグレード。

エクステリア

フロント

フロントデザイン。10代目ハイゼットカーゴがデビューした当初はライバルのスズキ・エブリイ(9代目)と同じようなオーソドックスな台形のヘッドライトだったのだが、後期型の内外装変更でこれをスタイリッシュ路線へ変更。

上部に斜めの切込みを持たせシャープな目つきとした。これは奇妙にもその後モデルチェンジした乗用モデルのエブリイワゴン(3代目)と同じ路線である。

また、バンパーのデザインも変更され開口部を大きく、形も台形とすることで乗用モデルのようなデザインとなった。

これらヘッドライトとバンパーのデザイン変更により全体のボディ形状は同じもののフルモデルチェンジのような新鮮味が出ている。

ハイゼットカーゴ初のLEDヘッドライト

なお、後期型では乗用モデルのアトレーワゴンと同じくLEDヘッドライトが初採用された。

安い一部グレード(スペシャル、デラックス、カーゴ)では非搭載でハロゲン&マルチリフレクターヘッドライトだが、クルーズとクルーズターボでは標準装備となる。

自動ブレーキ搭載の”SAⅢ”グレードにLEDフォグランプとセットでオプション設定。

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2019年10月の一部改良ではSAⅢ搭載の全グレードにLEDヘッドライトを標準装備化。フォグランプはセットオプションから分離し、単体オプションとなった。

サイド

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サイドから。このあたりの見た目はそれ以前と変わらず9代目のデビューした当初と同じ外観となる。スライドドアは非電動で手動式となる。

10代目ハイゼットカーゴ後期の純正タイヤ&タイヤサイズ

足元はスペシャルとデラックスがホイールキャップ無しの鉄チンホイール。

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上級のクルーズ、ターボのクルーズターボ共通で12インチのホイールキャップ付きスチールホイールとなる。タイヤサイズは従来どおりの145R12-6PRLT。

リア

リア。後期型ではコンビランプまわりのデザインが変更された。それまではオーソドックスな軽トラのような廉価なコンビランプだったが、アトレーワゴンのようなスタイリッシュな横長タイプへ変更。

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さらに後期型クルーズ/クルーズターボではスタイリッシュなクリアーを組み合わせた横長のクリアーコンビランプへ変更。

バックランプとウィンカー部にはインナーメッキが使用されキラキラ感もありかなりスタイリッシュ。ブレーキランプ部はLEDも採用しかなりコストがかかっている。

なお、デザインそのものは乗用モデルとデザインがまったく同じになっている(それ以前はハイゼットカーゴとアトレーワゴンで別デザインだった)。

エンジン・機能装備・安全装備など

エンジン、トランスミッション、駆動方式

エンジンはKF型直列3気筒DOHCの自然吸気エンジンとターボエンジンの2種類。

自然吸気エンジンの最高出力は5MTが46ps(34kW)/5700rpm、4ATでは53ps(38kW)/7200rpm、最大トルクは共通で6.1kg・m[60n・m]/4,000rpm。

ターボエンジンの最高出力はMTとAT共通で64ps(47kW)/5700rpm、最大トルクは9.3kg・m[91n・m]/2,800rpm。

自然吸気エンジンではマニュアルかオートマで最高出力に違いがある点に注意。最大トルクはターボのほうが加給により低回転で太いトルクが出るので乗りやすい。

トランスミッションは5MTまたは4ATの2種類で、自然吸気エンジンとターボエンジンの両方に設定される。

駆動方式はFRまたはパートタイム4WD(インパネ部のスイッチ式)の2種類。燃費は一番いい5MTのクルーズターボの二駆でJC08モードで18.8km/L。

昨今の軽自動車と比べるとかなり悪いが、車重が1t近く(テリオスキッド級の車重がある)あるためこの点は仕方ない。

安全装備・自動ブレーキなど

安全装備としてはスマートアシストⅢをクルーズとクルーズターボに標準装備。その他のグレードでは自動ブレーキ搭載グレードを設定。

上述の通りスマートアシストⅢではステレオカメラを用いた衝突回避支援システムで、対歩行者と対車両に機能する衝突回避支援ブレーキ、衝突警報機能、車線逸脱警報機能、誤発進抑制機能(ATのみ)、先行車発進お知らせ、オートハイビームが備わる。この他にコーナーセンサーも標準装備。

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横滑り防止装置とトラクションコントロールのVSC&TRCは、エマージェンシーストップシグナルとセットでメーカーオプション設定。ヒルホールドコントロールは4AT車のみ搭載する。

快適装備、ビューティーパックなど

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快適装備としてはIR&UVカットガラス、トップシェドガラスをクルーズSAⅢとクルーズターボSAⅢでは標準装備。

他に「ビューティパック」としてオプションを選択すると運転席のバニティミラー付きサンバイザーとスーパークリーンエアフィルター、フロントドアにスーパーUV&I Rカットガラスが付く。

(2018年5月一部改良にてビューティーパックを選択せずともスマートアシスト搭載モデルではフロントウインドウをトップシェイドガラスに変更し、IRカット機能が追加された。 )

インテリア

インパネ

インパネ。後期型ではインパネデザインが変更された。

それまでのは2004年登場モデルの延長にあったため、かなり古臭いデザインだったが、これを刷新。

大きくかつシンプルなメーターパネル部にナビ部分、オーソドックスなエアコン吹出口に使いやすさを追求したシフトノブとエアコン操作部など実用性とデザイン性を兼ね備えたインパネとなっている。

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商用モデルゆえの収納スペースも健在。マイナーチェンジ前と比較するとシフトノブ付近のシフトアッパーポケットとシフトサイドポケットは無くなったが、変わりにインパネセンターポケット、コンソールポケットが追加され使い勝手が良くなっている。

5MTのシフトノブ

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MT(マニュアル)のシフトノブにエアコン操作部。オートエアコンではなく、マニュアルエアコンとなっている。

ATのシフトノブ、マニュアル式エアコン

ATのシフトノブ。

ステアリング

ステアリングはウレタンステアリングホイールで、上級グレードでは中央のダイハツマークがメッキタイプとなる。

単眼式スピードメーター

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スピードメーター。商用モデルのためターボ付きでもタコメーターは非搭載。

マイナーチェンジ前はターボ付きのみタコメーターが付いていたが、後期型ではこれが省かれる。シンプルな1眼メーターと右側にマルチインフォメーションディスプレイとなる。

なお、AT車はスピードメーターにエコドライブを促すアシスト照明が備わり、アンバーからグリーンの色変化でエコドライブ状態をドライバーに表示する。

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マルチインフォメーションディスプレイでは燃料計の他、アイドリングストップ時間や平均燃費、航続可能距離、外気温、スマートアシスト警告を表示する。商用モデルらしく簡素な作りだ。

フロントシート(スペシャル、デラックス)

フロントシートはセパレートタイプ。スペシャルとデラックスグレードではヘッドレスト一体型のビニールシート。

フロントシート(クルーズ、クルーズターボ)

クルーズとクルーズターボでは乗用モデルのアトレーワゴンのようなサイトサポートが付いた形状のシートが採用される。これにより長距離でも疲れにくくなっている。

リアシート(スペシャル、デラックス)

また、シート表皮はファブリックとなり撥水加工が施される。

スペシャルとデラックスのリアシート。軽バンらしい一体可倒式の簡易的なシートとなる。

リアシート(クルーズ、クルーズターボ)

クルーズとクルーズターボのリアシート。こちらも乗用モデルと同じようなヘッドレストが付いたシートとなる。軽貨物の後部座席も意外と乗れるのがクルーズとクルーズターボの特徴だ。

ラゲッジスペース(スペシャル、デラックス)

スペシャルとデラックスのラゲッジスペース。カーゴスペースには汚れても拭き取りやすい生地を採用。

ラゲッジスペース(クルーズ、クルーズターボ)

クルーズとクルーズターボのラゲッジスペース。こちらは乗用モデルのようなカーゴスペース用生地と、内張りを採用し、見た目も良くなる。

ラゲッジスペース(リアシート収納時)

ラゲッジルーム。リアシートを倒さずともラゲッジルームがかなり広い。

リアシートを倒した状態。軽貨物ならではの奥に長い室内空間でかなりの積載量を誇る。

S321_last_cruise (35)

荷室長はスペシャル&デラックスよりもクルーズグレードは少し短くなり、リアシートを倒さない状態で860mm、リアシート倒して1755mm。荷室幅はそれぞれ1350mmと1270mm。

荷室高は1210mmでバックドア開口高は1145mm。

荷室LEDランプもクルーズとクルーズターボでは標準装備となり夜間の荷降ろし時も嬉しい装備が付く。

まとめ

10代目・後期ハイゼットカーゴの総評

10代目・後期型のハイゼットカーゴはリフレッシュされた内外装に、軽貨物でも安心・安全な自動ブレーキのスマートアシストSAⅢの搭載。

乗用モデルに近い室内空間など軽貨物でありながらスタイリッシュな内外装と豪華な装備、疲れにくいシートなどが特徴のモデルである。

一般的な軽貨物のワンボックスというとシゴトグルマ全開な部分が多く、決して見た目は良くなかったのだが10代目・後期型では特に見た目が良くなり、内装もそこそこ。

これでいて今まで通り荷物が一杯乗るのでかなり魅力的なモデルとなっている。

画像参照元:ガリバー

そしてマニア必見の5MTにターボの組み合わせがあるホットな軽自動車の一つであり、これを軽貨物という税金が安いモデルで実現している。

次モデルの11代目ではクルーズターボの5MTが廃止されたり、乗用モデルの廃止によりアトレーワゴンがハイゼットカーゴに統合。これに伴いコストカットされた部分もあり、質感が人によっては10代目後期のほうが勝るケースも。

走りを楽しみ経費も抑えつつ、いっぱい荷物も載せいたいなどニッチなニーズに答えられるモデルである。

また、昨今ではウーバーイーツやWoltなどのフードデリバリーやアマゾンの個人配送契約(Amazon Flex)に即対応しやすい、黒ナンバーへの変更も可能な最大積載量200kgの4ナンバー車でもある。

そういったニーズにも答えられるカバー領域の大きいクルーズ&クルーズターボはスズキのエブリイジョインターボの5MTが生産終了となる中、中古の軽バンとして注目の1台と言えよう。

OEMモデル トヨタ 初代・後期ピクシスバン(S321M/S331M)

10代目後期ハイゼットカーゴはトヨタには初代・後期ピクシスバンとしてOEM供給された。

トヨタ版との違いはエンブレム程度で、グレード名もまったく同じなのだがトヨタブランドのネームバリューや安心感など、トヨタエンブレム効果により人によっては魅力的に感じるモデルとなっている。

タマ数は極端に少ないが、ダイハツが苦手な人はトヨタ・ピクシスバンを選ぶのも悪くない。

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