タントはダイハツのトールワゴン型軽自動車。本稿では3代目L600SおよびL610Sの後期型(2015年12月マイナーチェンジ~2019年6月まで)を扱う。
出典:ダイハツ認定中古車
3代目ダイハツ・タントとは?特徴など
2013年10月にデビューした3代目タント。
2代目より採用された電動パワースライドドア(ミラクルオープンドア)を引き続き採用し、2代目モデル後半ではライバルに遅れを取っていた運転席後方のスライドドアも採用したとで3代目では両側スライドドアとなった(グレードにより運転席側後方も電動パワースライドドアとなる)。
さらにスライドドアのスライド幅を10cmアップさせたことで利便性が向上。また、室内空間の再設計により上部空間が12cmほど拡大。
さらに軽自動車初となる助手席シートバックレバーを採用したことでさらなる利便性の向上をはかった。
エクステリアも先代のイメージを引き継ぎつつ、スタイリッシュ感をアップ。上級グレードではメッキグリルやアルミホイール、リアスポイラーを装着するなど、非カスタムモデルでも洗練されたデザインとした。
軽量化においてはフロントフェンダー、バックドア、フューエルリッド(給油口蓋)、レールカバーを樹脂化したことで3代目の改良に伴う重量増を相殺。車重は先代とほぼ同じに抑えた。
出典:ダイハツ認定中古車
燃費関係ではボディの空力特性を高め空気抵抗を低減。背の高い軽自動車でありながら、ベーシックなミラと同等の抵抗値に抑えた。
また、エンジンはミライースで培った技術を適用。自然吸気エンジンでは圧縮率を高め、VVTやCVTサーモコントローラーをターボモデルにも適用したことでターボ仕様でも「平成27年度燃費基準+20%」を達成した。
自動ブレーキにおいては3代目より全グレード(廉価グレード含む)に搭載グレードを設定。エマージェンシーストップシグナルは非スマートアシストグレードでも採用したことで安全性を高めている。
3代目・後期型タント(L600S/L610S)の特徴と違い
2015年12月・後期型マイナーチェンジ
その3代目タントは2015年12月に内装のカラー変更と外装ではツートンカラー仕様車を設定するマイナーチェンジを行い後期型となった。
後期型ではノーマルタントでは特に見た目の変更点が無いのだがツートンカラーの特別仕様車、「ホワイトアクセント」でタント初となるツートンカラーの設定。
出典:ダイハツ認定中古車
内装ではブラウンの撥水加工ファブリックシートやシャインブラックのセンタークラスターの採用でよりカジュアルさをアップしたマイナーチェンジとなっている。
2016年11月・一部改良
2016年11月の一部改良では自動ブレーキのスマートアシストⅡ(SAⅡ)がスマートアシストⅢ(SA3Ⅲ)へアップグレード。
新たに小型ステレオカメラを採用することで、「衝突回避支援ブレーキ機能(対車両)」と「衝突警報機能(対車両)」の動作速度域を大幅向上。
さらにSAⅢ では「衝突回避支援ブレーキ機能(対歩行者)」・「被害軽減ブレーキアシスト」、「オートハイビーム」も新規追加となった。さらにオプション設定のリアコーナーセンサーもSAⅢ では標準装備となった。
これ以外ではパワースライドドアに予約ロック機能を追加。全グレードでステアリングの「D assist 切替ステアリングスイッチ」を標準装備化。
運転席シートヒーター&リアヒーターダクト(Lの2WD除く)、チルトステアリングをLグレード以外に標準装備化。
ボディカラーも追加となり、「シルキーグリーンパール」が新規追加。さらに純正アルミホイールのデザインを変更した。
2017年12月・一部改良
2017年12月の一部改良ではパノラマモニターを新規採用。
タントはL系グレード以外で「パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパック」を設定。
タントカスタムは全てのグレードに「パノラマモニター対応カメラ」としてそれぞれメーカーオプション設定。
タントに特別仕様車の「XリミテッドSAⅢ 」を新設定。
3代目後期タントのグレード L、X、G、Xターボ、SAⅡ 、SAⅢ 、ホワイトアクセント、リミテッド、VSの違い
3代目・後期タントのグレード展開はエントリー「L」、ミドルグレード「X」、ミドルターボ仕様「Xターボ」、上級「G」グレードの4種類。
自動ブレーキのスマートアシストⅡ搭載グレードは「SAⅡ」、モデル後半ではさらに進化したスマートアシストⅢに置換され「SAⅢ 」となった。
特別仕様車はホワイト2トーンカラー採用で後にカタロググレードに昇格した「ホワイトアクセント」、安全装備や機能装備を与えつつお買い得とした「リミテッド」、「VS」が設定されていた。
タントカスタムについてはこちらから。
L
3代目・後期タントのエントリーグレード。XやGグレードよりも装備を簡略化し、買いやすくしたグレード。
出典:ダイハツ認定中古車
エクステリアはほぼ同じだが、電動格納ミラーのキーフリー連動オート格納機能が省略。スーパーUV&IRカットガラスも省略され、従来どおりのUVカットガラスのみとなる。
電動スライドドアとスライドドアイージークローザーも非装備で完全な手動スライドドアとなる。
インテリアではセンタークラスターがブラック塗装仕様。
快適装備ではマニュアル式エアコン、電波式キーレスエントリーを標準装備。
Xグレードのキーフリーシステムやプッシュエンジンスタート、フルオートエアコンは非装備となる。
安全装備は運転席&助手席エアバッグ、EBD付きABS、VSC&TRC、シートベルト締め忘れ警告灯(運転席のみ)を標準装備。サイドエアバッグはオプション設定。
前期モデルではVSCとTRCは非装備だったが、後期モデル直前で標準装備化。さらに2016年11月の一部改良では4WDモデルに運転席シートヒーターとリアヒーターダクトが標準装備となった。
L SAⅡ
Lグレードに第2世代自動ブレーキのスマートアシストⅡ(SAⅡ)を搭載したグレード。
SAⅡ ではそれまで未対応だった対歩行者の自動ブレーキを可能とし、「衝突警報機能(対歩行者)」と「車線逸脱警報機能」、「誤発進抑制制御機能(後方)」を追加。
既存の「衝突回避支援ブレーキ機能」と「衝突警報機能(対車両)」は動作速度域を向上するなど、ステレオカメラによるパワーアップがなされた。
L SAⅢ
Lグレードに第3世代の自動ブレーキ、スマートアシストⅢ(SAⅢ)を搭載したグレード。
新たに小型ステレオカメラを採用することで、「衝突回避支援ブレーキ機能(対車両)」と「衝突警報機能(対車両)」の動作速度域を大幅向上。
さらにSAⅢ では「衝突回避支援ブレーキ機能(対歩行者)」・「被害軽減ブレーキアシスト」、「オートハイビーム」も新規追加となった。さらにオプション設定のリアコーナーセンサーもSAⅢでは標準装備となった。
X
3代目後期タントのミドルグレード。Lグレードよりも快適装備が拡充される。
エクステリアではキーフリ連動のオート格納式ドアミラー、後席左(助手席)側パワースライドドア、スライドドアイージークローザー(左右)、リアアンダーミラー、スーパーUV&IRカットガラスを標準装備。
インテリアではシルバーインパネガーニッシュ、プレミアムシャインブラックのセンタークラスターを標準装備。
快適装備ではフルオートエアコン、プッシュエンジンスタート、キーフリーシステム、オートライトを標準装備する。
2015年4月の一部改良で「VSC&TCR」が標準装備化。2016年11月の一部改良ではシートヒーターとリアヒーターダクトが標準装備となった。
X SAⅡ
Xグレードに第2世代自動ブレーキのスマートアシストⅡ(SAⅡ)を搭載したグレード。
SAⅡ ではそれまで未対応だった対歩行者の自動ブレーキを可能とし、「衝突警報機能(対歩行者)」と「車線逸脱警報機能」、「誤発進抑制制御機能(後方)」を追加。
既存の「衝突回避支援ブレーキ機能」と「衝突警報機能(対車両)」は動作速度域を向上するなど、ステレオカメラによるパワーアップがなされた。
このほか、ステレオカメラを用いたハイビームアシストも搭載し、後席左側パワースライドドアにはワンタッチオープン機能が追加された。
X SAⅢ
Xグレードに第3世代の自動ブレーキ、スマートアシストⅢ(SAⅢ)を搭載したグレード。
新たに小型ステレオカメラを採用することで、「衝突回避支援ブレーキ機能(対車両)」と「衝突警報機能(対車両)」の動作速度域を大幅向上。
さらにSAⅢ では「衝突回避支援ブレーキ機能(対歩行者)」・「被害軽減ブレーキアシスト」、「オートハイビーム」も新規追加となった。さらにオプション設定のリアコーナーセンサーもSAⅢでは標準装備となった。
Xターボ
出典:ダイハツ認定中古車
Xグレードにターボエンジンを搭載したミドルターボ仕様。タントカスタムのみに設定だったターボエンジンにより、力強い走りが特徴。
Xターボではエクステリアに専用メッキグリルとフォグランプを標準装備。これ以外はXグレードと同じ装備内容。タコメーターやアルミホイールは非装備。
2015年4月の一部改良で「VSC&TCR」が標準装備化。2016年11月の一部改良ではシートヒーターとリアヒーターダクトが標準装備となった。
Xターボ SAⅡ
Xターボに第2世代自動ブレーキのスマートアシストⅡ(SAⅡ)を搭載したグレード。
SAⅡ ではそれまで未対応だった対歩行者の自動ブレーキを可能とし、「衝突警報機能(対歩行者)」と「車線逸脱警報機能」、「誤発進抑制制御機能(後方)」を追加。
既存の「衝突回避支援ブレーキ機能」と「衝突警報機能(対車両)」は動作速度域を向上するなど、ステレオカメラによるパワーアップがなされた。
このほか、ステレオカメラを用いたハイビームアシストも搭載し、後席左側パワースライドドアにはワンタッチオープン機能が追加された。
Xターボ SAⅢ
Xターボに第3世代の自動ブレーキ、スマートアシストⅢ(SAⅢ)を搭載したグレード。
新たに小型ステレオカメラを採用することで、「衝突回避支援ブレーキ機能(対車両)」と「衝突警報機能(対車両)」の動作速度域を大幅向上。
さらにSAⅢ では「衝突回避支援ブレーキ機能(対歩行者)」・「被害軽減ブレーキアシスト」、「オートハイビーム」も新規追加となった。さらにオプション設定のリアコーナーセンサーもSAⅢ では標準装備となった。
G
3代目後期タントの上級グレード。装備が最も豪華な仕様。
出典:ダイハツ認定中古車
GグレードではGグレード専用メッキグリルに加え、LEDターンランプ付きドアミラーと14インチアルミホイールを標準装備。
快適装備でも右側後方のパワースライドドアを標準装備。両側側パワースライドドア仕様で使い勝手を向上させた標準タントの最上級グレード。
2015年4月の一部改良で「VSC&TCR」が標準装備化。2016年11月の一部改良ではシートヒーターとリアヒーターダクトが標準装備となった。
G SAⅡ
Gグレードに第2世代自動ブレーキのスマートアシストⅡ(SAⅡ)を搭載したグレード。
SAⅡ ではそれまで未対応だった対歩行者の自動ブレーキを可能とし、「衝突警報機能(対歩行者)」と「車線逸脱警報機能」、「誤発進抑制制御機能(後方)」を追加。
既存の「衝突回避支援ブレーキ機能」と「衝突警報機能(対車両)」は動作速度域を向上するなど、ステレオカメラによるパワーアップがなされた。
このほか、ステレオカメラを用いたハイビームアシストも搭載し、後席左側パワースライドドアにはワンタッチオープン機能が追加された。
G SAⅢ
Gグレードに第3世代の自動ブレーキ、スマートアシストⅢ(SAⅢ)を搭載したグレード。
新たに小型ステレオカメラを採用することで、「衝突回避支援ブレーキ機能(対車両)」と「衝突警報機能(対車両)」の動作速度域を大幅向上。
さらにSAⅢ では「衝突回避支援ブレーキ機能(対歩行者)」・「被害軽減ブレーキアシスト」、「オートハイビーム」も新規追加となった。さらにオプション設定のリアコーナーセンサーもSAⅢ では標準装備となった。
特別仕様車 X ホワイトアクセントSAⅡ/X ホワイトアクセント SAⅢ
2015年12月設定の特別仕様車。
出典:ダイハツ認定中古車
Xグレードをベースにタント史上初のホワイトによるツートンカラーをボディ色として採用。
出典:ダイハツ認定中古車
これに合わせてボディ同色の2トーンフルホイールキャップやドアミラーを与え、
出典:ダイハツ認定中古車
内装ではシートやセンタークラスター、ドアアームレストをツートンカラー仕様とし、メッキエアコンレジスターノブ、シルバー加飾のエアコンセンターレジスターリングも特別装備したモデル。
ポップなカラーリングでカジュアルな雰囲気を与えた特別仕様車。
2017年12月一部改良でカタロググレードに昇格した。
特別仕様車 Xリミテッド SAⅢ
2017年12月設定の特別仕様車。
XリミテッドSAⅢでは上級のXグレードをベースに本来オプション設定だった「両側パワースライドドア」と「パノラマモニター」、「LED ヘッドランプ」を標準装備としつつ、お買い得とした特別モデル。
最初から両側パワースライドドアとパノラマモニターが標準装備となるため、中古車としても魅力が高いモデル。
特別仕様車 Lリミテッド SAⅢ
2018年8月設定の特別仕様車。
LリミテッドSAⅢでは「L SAⅢ」をベースに本来オプション設定となっていた「純正ナビ装着用アップグレードパック」を特別仕様として標準装備とした。
純正ナビ装着用アップグレードパックは「ステアリングスイッチ」、「16cmリアスピーカー&ツィーター」、「バックカメラ」、「フルセグ用フィルムアンテナ用ハーネス」、「GPSアンテナ」がセットになったもの。
これがベースモデルと同じ値段(無料)で付いてくるお買い得仕様となっていた。
特別仕様車 X VS SAⅢ
2018年12月設定の特別仕様車。上級グレードの「X SAⅢ」をベースに特別な内外装とパノラマモニター、右側パワースライドドアなどの安全・安心、快適装備を採用しつつ、お買い得な特別仕様車。
エクステリアではVS専用14インチアルミホイール、LEDヘッドライト、専用ボディカラーとして新色の「レザーブルークリスタルシャイン」をオプション設定。
インテリアではブラックインテリアパック(フルファブリックのブラックシート、ブラックインパネ、ブラックドアトリム、メッキエアコンレジスターノブ、
エアコンセンターレジスターリング、メッキインナーハンドル)を標準装備とし、この他にプレミアムシャインブラックセンタークラスター、自発光式大型3眼センターメーター、プレミアムシャインブラック&ファブリックドアアームレストを。
安全・安心・快適装備としては本来オプション設定となっていた「右側パワースライドドア」を標準装備。このほかパノラマモニター対応カメラも標準装備としつつお買い得とした特別仕様車。
3代目・後期型タントのエクステリア(外装)
出典:ダイハツ認定中古車
フロントデザイン。外装は特に変更点はない。3代目では先代のイメージを踏襲しながらもシャープな目つきでスタイリッシュ感をプラスしたフロントデザインが特徴だ。
廉価グレードのLを除いてヘッドライト(ロービーム)はLEDがメーカーオプションに設定され、省電力化に貢献。
出典:ダイハツ認定中古車
なお、特別仕様車の「ホワイトアクセント」ではルーフ、ドアミラー、専用フルホイールキャップ、専用シートがツートンカラーとなる。
出典:ダイハツ認定中古車
サイド。このあたりも前期と共通。
出典:ダイハツ認定中古車
ミラクルオープンドアは3代目も健在。
出典:ダイハツ認定中古車
足元はLとX系グレードが14インチフルホイールキャップ。
出典:ダイハツ認定中古車
Gグレードでは14インチアルミホイールとなる。後期モデルではアルミホイールのデザインが若干変更された。タイヤサイズはすべて155/65R14
出典:ダイハツ認定中古車
リア。同様に変更点は無い。
エンジン・機能装備・安全装備など
エンジンはKF型直列3気筒自然吸気エンジンまたは同インタークーラー付きターボエンジンの2種類。
デビュー当初はノーマルタントにターボグレードが無かったが、2013年12月マイナーチェンジで上級のXグレードをベースとした「Xターボ」が追加された。
自然吸気エンジンでは最高出力52ps(38kW)/6800rpm、最大トルクは6.1kg・m(60N・m)/5200rpm。
ターボエンジンでは最高出力は64ps(47kW)/6400rpm、最大トルクは9.4kg・m(92N・m)/3200rpm。
トランスミッションは全グレードでCVTのみで、駆動方式はFFまたは4WDとなる。
安全装備としてはダイハツお馴染みのスマートアシストⅡをグレード別に設定(スマートアシストⅡ搭載車はグレードに「SAⅡ」が付く)。
スマートアシストⅡでは衝突回避支援ブレーキ、衝突警報、車線逸脱警報機能、誤発進抑制機能(前方&後方)、先行車お知らせ機能がセットになったもので、バージョン1のスマートアシストよりも安全機能がアップしている。
この他全グレードでVSC&TRCとアイドリングストップ、ABS、エマージェンシーストップシグナル、ヒルホールドシステムが標準装備となる。
2016年11月の小変更では自動ブレーキのスマートアシストⅡがバージョンアップ。ステレオカメラを用いたスマートアシストⅢへと進化した。
スマートアシストⅢではそれまで未対応だった対歩行者の自動ブレーキを可能とし、それ以外でも動作速度域を上げるなど小型ステレオカメラ採用でパワーアップがなされた。
このほか、新たに「ハイビームアシスト」も搭載し、順当なバージョンアップとなっている。
3代目・後期型タントのインテリア(内装)
出典:ダイハツ認定中古車
インパネ。Lグレードはインパネセンタークラスターがブラック塗装だが、
出典:ダイハツ認定中古車
ホワイトアクセントグレードを除いて後期型ではXグレード以上でセンタークラスターがプレミアムシャインブラックとなった。
出典:ダイハツ認定中古車
スピードメーター。自発光式メーターでエコインジケーター付き。
出典:ダイハツ認定中古車
Lグレードのみマニュアル式エアコン。
出典:ダイハツ認定中古車
Xグレード以上でフルオートエアコン+メッキシフトノブ付きとなる。
出典:ダイハツ認定中古車
フロントシートはベンチシートタイプ。後期型ではシート表皮が撥水加工ファブリックとなり、カラーもブラウン系となった。
なお、オプションの「ブラックインテリアパック」を選択するとカスタムグレードと同じブラックカラーのシートとなる。
出典:ダイハツ認定中古車
リアシート。
出典:ダイハツ認定中古車
ラゲッジルーム。
出典:ダイハツ認定中古車
リアシートを倒した状態。
3代目・後期型タントの評価
3代目・後期タントの総評
3代目タントの後期型は外装では特に変更点が無いものの新しいシート表皮の採用やツートンカラーグレードを設定するなど細かなマイナーチェンジでより魅力を上げたモデルとなっている。
後期型では大単に変更を施すことが多いがそれが殆ど無いということはかなり完成されたモデルでありデビュー当初の設計が優秀なことの裏返しなのだろう。
なお、カスタムモデルである「タントカスタム」の最上級モデル「タントカスタム トップエディション」の後期型ではその名前にふさわしく専用エクステリアが与えられ前期とはことなる外観となっているのであわせてこちらも注目だ。
中古市場ではまだまだ高年式なモデルで、走行距離なども含めて価格的には割高感がある。同じ3代目でも前期モデルであれば少し安価なので、高いと感じた場合は前期モデルの方がオススメ。
一方で自動ブレーキなどは後期モデルの方が強化され、特にスマートアシスト3では歩行者検知も可能になるので、強力な自動ブレーキが欲しい場合は後期モデルの方が魅力的だ。
OEMモデル スバル・初代シフォン
ちなみに2016年12月にはスバルへ「シフォン」としてOEM供給された。
スバル版としての変更点はエンブレム程度なのだが、エンブレムによる印象違いもあるため、他人と被るのが好ましくない人はスバル版のシフォンも検討してみてほしい。
特にスバル版でも特別仕様車が2種類ほど設定され、モデル終盤では名前もスポーツが付くなどスバルらしい名称が採用される。
タントよりも圧倒的にタマ数が少ないため探しづらいが、他人と被りづらいためそういったニーズには応えられるモデルである。
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