【中期型】ダイハツ ミラココア(L675S/L685S型)

ミラ ココア

ミラ・ココアはダイハツのハッチバック型軽自動車。ミラジーノの後継モデルである。本稿では2012年4月マイナーチェンジ~2014年7月までを中期型とし、これを扱う。

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画像参照元:Goo-net

概要

ミラ・ココアは、それまで存在したクラシック風のミラジーノの後継車種として2009年8月に誕生した。

ミラココアでは先代のミラジーノと比較するとレトロ感が薄くなり、よりとっつきやすいボディフォルムが特徴で、これにミラ・ジーノと同じような丸目ヘッドライトとベーシックなバンパーが組み合わされる。

ミラ・ジーノから続くこの手の軽は売れ筋のムーブに比べると広さでは勝てないものの、昔のミラやアルトの雰囲気が残るベーシックなハッチバックタイプの軽自動車で、室内空間よりもスタイリングに重点を置いた設計だ。

軽自動車市場ではかならずしも皆がムーブワゴンRタントN-BOXを買うわけではないので、その需要(特に若い女性)を狙ったものである。

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デザインは「あたたかモダン」をコンセプトとし全体的にクラシカルな感じで、デザイン重視の軽自動車である。長方形を基調としながら角は丸く全体的に優しい感じに仕上がり、シンプルでありながら心に残るデザインを実現した。

先代(2代目ミラジーノ)では特有の丸みとバランスとの取れたハッチバックで個性的なボディスタイルだったが、このミラココアでは同年式のライバルとなる2代目アルトラパンに良く似たボディスタイルとなった。

また、インテリアも女性向けを意識し、水平基調のシンプル造形にインパネやドアトリムをらラウンドスクエアとすることで統一感を演出するとともに、親しみやすさや暖かさを表現。ミラと名が付くものの、まったく異なる内装で上質感も追求した。

エンジンはKF-VE型のツインカムDVVT3気筒DOHC自然吸気エンジンのみを採用。「インプットリダクション方式3軸ギヤトレーン構造」を採用したCVTと組み合わせることで優れた燃費性能を実現した。このあたりのメカニズムは同年代のムーヴコンテによく似ている。

中期型・ミラココアの改良点と前期型との違い

そのミラココアは、2012年4月のマイナーチェンジでフロントデザインの小変更を伴い中期型となった。

中期型ではフロントグリルとバンパーコーナー、をメッキ加飾し精悍さをアップさせた(※廉価のLグレードを除く)ほか、コンビランプをクリアータイプに変更した。

また、内装では最上級のGグレードでバックモニター付きナビと花粉除去機能付きプラズマクラスター搭載エアコンを標準装備とした。

さらに運転時に様々な状況を確認できるマルチインフォメーションディスプレイを全車標準装備と、にボディカラーは新色の「ムースピンクパール」(写真色)を追加設定。

エンジンは第2世代KF型エンジンの採用に加え、ミライースの「イーステクノロジー」からエコアイドルとエコ発電制御などを取り入れたことでFFモデルで26.0km/L(JC08)を達成。

中期型ミラココアプラスは、前期型よりも外装とメカニズムで魅力をアップさせたマイナーチェンジとなっている。

中期型ミラココアのグレード構成・違いなど

ココアL

中期ミラココアのエントリーグレード。ココアXに比べて装備が簡略化されている。

外観はグリルやバンパーなどのメッキ加飾やドアハンドルのシルバー塗装が無し。ホイールキャップもココア専用のレトロデザインではなく、ダイハツ共通のホイールキャップ。内装ではマニュアル式エアコンとなる。

前期ココアLでは4ATが採用されていたが、中期以降はCVTに統一された。また、タコメーター無しの単眼式メーターが廃止され、マルチインフォメーションディスプレイ付きの3眼式が標準装備となった。

ココアX

中期ミラココアの上級グレード。ココアLに比べて若干装備が豪華になる。

外観はメッキグリル、メッキバンパーコーナー、専用デザインのホイールキャップ、アウタードアハンドルのシルバー塗装でドレスアップ。

内装ではフルオートエアコンやキーフリーシステムが標準装備となる。

ミラココアとココアプラスとの違い

ココアプラスはミラココアのカスタムモデル的位置づけ。上級のココアXよりもさらに内外装が豪華かつスタイリッシュになる。

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中期ミラココアのエクステリア

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中期ミラココアプラスのエクステリア

ココアプラスのエクステリアにはココアXに加えてメッキ加飾付きフォグランプとシルバー塗装ルーフレール、LEDターンランプ付きドアミラーを標準装備。レトロ感やスタイリッシュ感がアップする。

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中期ミラココアのフロントシート

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中期ミラココアプラスのフロントシート

内装もココアプラス専用・ロゴマーク入りデオドラント機能付のスエード調シート表皮にリアシートは分割可倒式シートの採用で質感や使い勝手がアップする。

その分新車価格は高く、ココアXよりも7万円ほど高かった。

エクステリア

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フロントデザイン。中期型ではカスタムモデルのミラココアと同じくフロントグリルとバンパーコーナーをメッキ加飾し精悍さをアップさせた。

なお、フォグランプはオプション設定となり同時改良の中期型ミラココアプラスでこのフォグランプがグリルやバンパーコーナーと同じくメッキ加飾される。ここはプラスかノーマルかの違いを見分けるポイントだ。

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サイド。このあたりは特変更点はなく、前期型と同じ。上級のココアXではアウタードアハンドルがシルバー塗装となる。

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引き続きXグレードでは14インチスチールホイール+デザインホイールキャップ。

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廉価グレードのLグレードではノーマルのホイールキャップとなる(サイズは同じく14インチ)。

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セキュリティーアラームは全グレードで標準装備。

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リア。中期型では全グレードでインナーメッキを使ったクリアーコンビランプに変更された。ハイマウントストップランプもLEDに変更。Xグレード以上ではフロントバンパーと同じくリアバンパーにメッキコーナーモールが加わる。

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このコンビランプは前期型と比較してかなりキラキラ感が強く、ユーロテールの雰囲気をも伺わせるもの。年配の人にはハデハデで苦手とされることが多いが、ミラココアのメインターゲットは若い女性のためこの程度がちょうどいいのかもしれない。

さらにバックドア左側には中期型でエコアイドルを適用したことでエンブレムが追加されている。

エンジン・機能装備・安全装備など

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エンジンは改良型となる第2世代KFエンジン。前期型の2011年6月マイナーチェンジで第1世代KF型エンジンからこのエンジンに置換された。

最高出力は52ps(38kW)/6800rpm、最大トルクは6.1kg・m(60N・m)/5200rpmとなる。加えて後期型ではミライースの「イーステクノロジー」からエコアイドルとエコ発電制御などを取り入れたことで大幅に燃費がアップ。

FFモデルで26.0km/L(JC08)を達成した。デビュー当初は10.5モードではあるがFFモデルで19.4km/Lだったことを考えると、少なくとも3割以上も向上させたことになる。

その一方で、スマートアシストなどの自動ブレーキはムーヴコンテ同様に設定がなく、デザインが良いだけに少し残念なポイントだ。

安全装備として運転席&助手席エアバッグを標準装備。中期以降ではEBD付きABSも全グレードに標準装備となった。

ミラココア・L675SとL685Sとの違い

ミラココアのL675SとL685Sとの違いは駆動方式。FFモデルがL675Sで、L685SはFFベースの4WDとなる。ただし、ジムニーなどのクロカン4WDとは異なりビスカスカップリングを用いたオンデマンド式の4WDとなっている。

そのため常時4WDではなく、前輪と後輪の回転差が生じたときのみ4WDとなる生活四躯仕様となる。

インテリア

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インパネ。このあたりは前期型と同じ。

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スピードメーターは全グレードでタコメーター付きに統一(Lグレードの単眼式メーターを廃止)。運転時の様々な状況を確認できる「マルチインフォメーションディスプレイ」を全グレード標準装備とした。

また、エンジンが新型KFエンジンに換装されたため、タコメーターのレッドゾーンが少し引き下げられている。

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エアコンは引き続きLグレードでマニュアルエアコン。Xグレードでオートエアコンとなる。

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フロントシートはベンチシートタイプ。前期型と同じ。

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リアシート。スライド機構は付かない。シートは左右一体可倒式。

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ラゲッジルーム。ノーマルのココアでは左右一体可倒式のリアシート。

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リアシートを倒した状態。

まとめ

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ミラココアの中期型はXグレードで追加されたメッキグリルとメッキバンパーコーナー。全グレードでリアコンビランプをクリアー化しスタイリッシュになった外観と第2世代KFエンジンの適用で燃費が飛躍的にアップしたモデルである。

外観こそ大胆なイメージチェンジはおこなってないがさりげない外観の改良と燃費アップでミラココアの魅力の底上げをはかっている。

なお、この後の後期型マイナーチェンジではグリルデザインやフォグランプまわりのデザイン変更と上級グレードでのLEDヘッドライトの採用。ボディカラーや内装色の追加とさらなる燃費アップなどかなりの改良が行われるため、デザイン面も含めて中期型か後期型で好き好きがわかれる部分である。

なお、2013年4月には特別仕様車の「スペシャルコーデ」が設定され、ツートンカラーやブラウンカラーの専用シートなど個性を強めたモデルも追加された。中期型の顔つきでさらに個性が欲しい場合はスペシャルコーデもあわせてオススメである。

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