【2023年版】安いスーパーハイト軽ワゴンの中古車おすすめ一覧 | シン・軽自動車マニア

【2023年版】安いスーパーハイト軽ワゴンの中古車おすすめ一覧

軽自動車コラム
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軽スーパーハイトワゴンとは?人気の理由と中古車が高い理由

軽自動車の新車販売ランキングで常に上位にランクインするスライドドア付きの軽スーパーハイトワゴン。

ホンダではN-BOX、ダイハツはタント、スズキはスペーシア、日産と三菱はルークスeKスペース、最近では派生モデルのムーヴキャンバスワゴンRスマイルに加え、マイナーチェンジしニューモデルとしたクロスオーバーSUV系の「デリカミニ」も好調だ。

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軽スーパーハイトワゴンは軽自動車でありながらワンボックスタイプのような圧倒的な室内空間に、スライドドアもしくは電動のパワースライドドアを備え子供や人の送迎や買い物に便利で、後部座席も普通車以上の空間があり快適性も高い。

同じ軽自動車税で似たような新車価格もしくはプラスアルファの価格帯であれば大は小を兼ねる的な部分もあって、近年はスライドドア付きスーパーハイトワゴンが売れやすい。

当然ながら中古市場でもスライドドア付きの軽スーパーハイトワゴンは大人気でその需要から高年式かつ走行距離が少ないものは結構いい値段がする。

一方で各メーカーのスライドドア付きスーパーハイトワゴンでも初期モデルや2代目モデルあたりの中古車は価格も以前より手頃になって買いやすいタマ・モデルが増えたてきた。そこで本記事では2023年に買いやすい軽スーパーハイトワゴンのオススメをご紹介する。

各社、出始めのモデルのため燃費性能は良くない部分があるが、圧倒的な室内空間や使い勝手の良さなど安い価格帯で高機能な軽自動車が入手できるモデルである。

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安い&安価なスライドドア付き軽スーパーハイトワゴン・一覧

ダイハツ・2代目タント/タントカスタム (L375S/L385S型)

元祖スーパーハイトワゴンのダイハツ・タントとタントカスタムも2代目(L375/L385系)モデルは以前よりもかなり価格が安くなり購入しやすくなった。

特に2代目前期モデルはそれが顕著で、20~30万円で購入可能なタマもでている。比較的新しい後期モデルでもターボ無しであれば走行5万キロあたりで40~50万円のものもあり、以前よりもかなり安価。

【2代目・前期型】ダイハツ タント・カスタム(L375S/L385S型)概要解説

タントカスタムでなく、標準タントであればさらに安く、街乗り軽自動車としても重宝する。

【2代目・前期型】ダイハツ タント(L375S/L385S型)グレード一覧・概要解説

なお初代モデルはさらに安いがタマ数も減ってきているので見つけやすさは2代目のほうに軍配がある。さらに初代ではスライドドアが付いておらず、2代目からなので送迎目的の人はこのあたりも注意。

ただし2代目前期モデルには持病的なトラブルがあるため、購入の際には不具合がでていないか、対策済みかなど状態を見極めることをオススメする。後期モデルは若干この心配が少なくなる。

【2代目・後期型】ダイハツ タントカスタム(L375S/L385S型)

購入後にトラブルとなって追加で修理費用がかかるとなると、安価なメリットが無くなってしまうので充分注意されたい。

スズキ パレット/パレットSW (MK21S型)

スズキがスペーシアの名前に改称する前の初代モデルもかなり安価になっている。

当時スズキがバカ売れしたダイハツ・タントを強く意識し、後追の形で登場させたモデル。軽スーパーハイトワゴンの中では最初に両側スライドドアを採用した意欲モデルでもあった

デビュー当初はカスタムモデルに相当するものがなかったが、後にパレットSWとして当時のワゴンR・スティングレーのような顔つきのモデルを追加。タントカスタム対抗モデルとして人気があった。

【初代 スペーシア前身】スズキ パレット(MK21S型)概要解説

また、標準タイプでもターボ仕様を設定しておりカスタム以外でもターボ車が選択できた。

【初代・前期型】スズキ パレット T/TS(ターボ) (MK21S型)

【スペーシアカスタムの祖先・MK21S】スズキ パレットSW グレード一覧・概要解説

中古市場では2世代前のモデルとなるが、年数経過もあってかなり安価。走行5万キロ程度のモデルでも40万~50万程度。10万キロ近くのものは20万以下とかなり買いやすい。

燃費性能があまり良くないのが難点だが、安く買えるスライドドア付きのスーパーハイトワゴンとして密かな人気がある。

日産 初代ルークス/ルークス ハイウェイスター(ML21S)

スズキ・パレットのOEMモデルである、日産の初代ルークスルークス ハイウェイスターも近年は安価モデルになっている。

この初代モデルは現行ルークスルークスハイウェイスターの日産&三菱の合弁会社(NMKV)による自社生産とは異なり、スズキが生産して日産にOEM供給したモデル。

【初代 パレットSWのOEM】日産 ルークス ハイウェイスター(ML21S型) グレード一覧・概要解説

日産仕様としてグリルがフロントバンパーが専用デザインとなっており、特にカスタムモデルのハイウェイスターでは日産らしい、スタイリッシュな雰囲気が与えられていた。

【初代・スズキ・パレットOEM】日産 ルークス(ML21S型)

スズキブランドに抵抗がある人にもオススメのモデル。パレットやパレットSWと同じく安価な価格帯となっている。

マツダ 初代フレアワゴン (MM21S型)

スズキ・パレットのマツダへのOEMモデル。こちらも安価な中古価格だが、日産とは異なりカスタムモデルが非設定で、標準タイプのみの設定。

さらに日産のような専用デフォルメはなされずエンブレムの違い程度のため、個性は弱め。

【初代 パレットOEM】マツダ フレアワゴン(MM21S型)概要解説

なお、日産には非設定の標準タイプのターボ仕様も設定され、特別仕様車も設定されるなどそこそこ気合が入っていた。ただし販売台数はそれほど多くなく、中古車としてはかなりタマ数が少ない。

2代目モデルはスズキがスペーシアに名称変更するが、マツダはそのまま2代目以降もフレアワゴンとして販売。カスタムモデルも追加された。

三菱 前期型・初代eKスペース/eKスペースカスタム (B11A型)

三菱のスーパーハイトワゴンの第1世代モデル。こちらも現行モデルよりも1世代古くなり前期モデルは年数経過もあって以前より安価になっている。

上記2代目タントやパレットSW、ルークスに比べると上級グレードにはリアサーキュレータやロールサンシェード、タッチパネル式エアコンなど快適装備が豊富。ただし燃費性能は今ひとつで高年式の割にあまり良くない。

【初代・前期型】三菱 eKスペースB11A型 概要解説

その分不人気ゆえに標準タイプは年式の割に安い傾向がある。

カスタムタイプは標準タイプよりも値がはるが、同年代のN-BOXカスタムよりは安価な場合もあり、価格的には買いやすい。相場は走行5万キロ程度で40~70万円前後。

【初代・前期型】三菱 ekスペース カスタム (B11A型)

日産 前期型・デイズルークス/デイズルークス ハイウェイスター (B21A型)

日産の軽スーパーハイトワゴンの第2世代モデルで、eKスペースの兄弟モデル。この代からスズキOEMでなく、合弁会社による自社生産となりデザイン性や機能性など個性が強くなった。

日産仕様は先代モデルと同じくスタイリッシュな外観が特徴で、三菱のeKスペースよりも見た目がかなり良い。販売台数もこちらの方がよく売れており中古車のタマ数も多めで探しやすい。こちらの相場も走行5万キロ程度で50~70万円前後。

【前期型】日産 デイズルークス(DBA-B21A型)グレード一覧・概要解説

カスタム仕様は標準タイプよりも中古価格が高いが同年代のN-BOXカスタムよりは若干安価な場合があり、見た目重視ならひとつの選択肢になりうる。

eKスペースと同じく上級グレードにはリアサーキュレータやロールサンシェード、タッチパネル式エアコンなど快適装備が豊富。ただし燃費性能は今ひとつで高年式の割にあまり良くない。

【前期型 カスタム仕様】日産 デイズルークス ハイウェイスター(DBA-B21A型)概要解説

ホンダ 初代N-BOX/N-BOXカスタム (JF1/JF2型)

ホンダの軽スーパーハイトワゴンの第1世代

相変わらずの大人気モデルで、現行はもちろん初代モデルでも後期あたりの高年式なものは中古価格が高いが、デビュー当初あたりの初期モデルは値段が手頃になってきた。相場はだいたい5万キロ程度で50~70万円。

【初代・前期型】ホンダ N-BOX(エヌボックス)(JF1/JF2型) 概要解説

カスタム仕様は標準タイプよりも少し値はるためお手頃感は薄いが、標準タイプで満足できない場合は有用な選択肢。価格的にお手頃な場合は買っても良いと思う。ただしタマによっては前期モデルでも高い場合がある。

【初代・前期型】ホンダ N BOX カスタム (JF1/JF2型) 概要解説

なお、前期モデルのN-BOXにはほかのNシリーズと同じくCVTに持病的な不具合をかかえており、リコールによる延長保証も出たほど。不具合が発生すると最悪ミッション交換となり高額修理になるので、このあたりは試乗して異常がないか確認することをオススメする。

中古車はすでに保証対象外となった固体がほとんどで、未対策の場合には注意が必要だ。

ダイハツ タントエグゼ/タントエグゼ カスタム (L455/L465S型)

スライドドアは付いてないが、スーパーハイトワゴンということであげておく。

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タントエグゼやタントエグゼカスタムも年数経過や不人気ゆえにかなり買いやすい価格帯になってきており、街乗りで大人4人で移動するようなケースでは高級車のような専用シートをフロント&リアシートにまで採用するため、かなり快適性が高いモデル。

【スライドドア無しタント】前期型 ダイハツ タントエグゼ(L455S・L465S型)概要解説

燃費はあまり良くないがシートや室内空間、特に大人でも後部座席で快適に移動したいという場合は、タントエグゼやタントエグゼカスタムはオススメのモデル。

【前期型 不人気】ダイハツ タントエグゼ・カスタム(L455S/L465S型) グレード一覧・概要解説

後期モデルはカスタム仕様でよりスタイリッシュ感がアップする。相場は5万キロ程度で30後半~40万手前ぐらい。ターボのRSは相場が高め。

【後期型】ダイハツ タントエグゼカスタム(L455S/L465S型)概要解説

三菱 トッポ (H82A型)

こちらもスライドドアは付いてないが、元祖・背の高い軽自動車ということで三菱トッポもあげておく。

ミニカトッポ、トッポBJに続く最終モデルのトッポは2代目eKスポーツと先代のトッポBJを組み合わせて誕生したトールワゴンで、天井はかなり高いのに座面位置は低いという特徴的な室内空間を持つ。重心も少し低めで開放感が高く、独特の雰囲気が特徴だ。

ただし、ありあわせで作った反面スライドドアを持つ当時のライバルには太刀打ちできず販売台数は振るわなかった。燃費性能も4ATと設計の古い3気筒エンジンゆえにあまり良くなく、内装もeKスポーツの流用などで年式の割にライバルより見劣りする部分があった。

中古市場では3万キロ程度でもターボ無しなら20万~30万円程度とかなりのバリュープライスで買いやすい。フロント周りはスポーティなeKスポーツなのでこのあたりも面白みがある。タマ数が少ないため探しづらいが特別仕様のローデストなども設定されており、希少性がある。

【元祖トールワゴン・最終形】三菱 トッポ(H82A型) 概要解説

オススメの安い・安価な中古軽スーパーハイトワゴンは?

上記の中で個人的なオススメはパレットSWまたは初代ルークス ハイウェイスター

燃費性能こそ良くないが、両側スライドドアに広い室内、スタイリッシュな内外装など軽スーパーハイトワゴンのツボがよく抑えられたモデルである。

値段もN-BOXカスタムに比べるとかなり安く、お手頃感が高い。ただし車重がかなり重たいため普通車からの乗り換えの場合はかならずターボ付きがオススメ。かつ燃費が気になる人は4ATでなくCVT搭載グレードを選択すること。

なおパレットSW(初代ルークス)に搭載のK6A型エンジンはオイル管理が悪いとオイル下がりが出やすく、このケースでは最悪分解修理かエンジン載せ替えになるので、購入の場合はこのあたりも確認されたい。

安い軽スーパーハイトワゴンを買う場合に注意したいポイント

安い軽スーパーハイトワゴンは価格が魅力だが、注意しないと購入金額以上に故障やトラブルで痛い出費となるケースがある。

まず本記事で紹介した軽スーパーハイトワゴンはどれも10年経過モデルで、中には年数経過や過走行により消耗部品が限界を越えている場合がある。

例えば点火系であれば点火プラグやイグニッションコイル、燃料フィルターや燃料ポンプの摩耗や寿命、フィルター目詰まりなどエンジンがかからなくなるトラブル。

ゴム類であれば足回りのドライブシャフトブーツの破損が無いか、冷却系であればラジエーターやラジエーターホースが傷んでないか。

タイミングベルト方式のエンジンではベルト交換時期になっていないか、エンジンからオイル漏れがないか、タペットカバーが交換時期でないか、ウォータポンプやベルト類はどうか?

など新車や比較的あたらしい中古車よりも故障トラブルが発生しやすく、特に激安の現状渡しの中古車の場合はこれら消耗品を買えないと重大な故障につながるケースもでてくる。そのため値段が安い中古車においてはしっかりとメンテナンスしてあげたり、予備整備が重要になってくるのだ。

少しでも長く乗りたい場合は乗りっぱなしにしないで、車を労ってあげることも念頭に入れて購入して欲しい。

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